【専門コラム】 ダイヤモンド財務®の着眼点

当コラムは、次世代経営者の方々へ、気づきやヒント・エールをつづった専門コラムです。
特に、「目隠し運転で高速道路を走るような感覚」をお持ちの後継社長の方々、「事業は順調なはずなのに何故かお金が残らない」と感じられているオーナー社長の方々、ぜひご活用下さい。(毎週水曜日更新)

第54話:黒字経営でもお金が残らない会社の特徴

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第54話:黒字経営でもお金が残らない会社の特徴

「舘野さん、ウチの会社は毎年黒字経営なのに、ゼンゼンお金が残らないんですよ。最近じゃあ、どうやったらお金が借りられるのか・・・そればかり考えていて、正直言ってすごく不安なんです。」会社を設立してもうすぐ10年の、とある40代オーナー社長さんからのご相談です。

多くの経営者は、売上を増やせば、潰れない会社になるという風に考えます。「売上至上主義」で経営の舵取りをし、時には、無理な売上拡大や間違った節税対策、場当たり的な資金調達を繰り返していくことによって、社長自身が知らず知らずのうちに自社の財務状態を棄損するような経営判断を下してしまうことがあります。

当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関のため、オーナー社長や二代目社長の方々が抱えている会社経営にまつわるお金の悩みに日々向き合い、その解決のお手伝いを鋭意させて頂いておりますが、そんな中で常々感じることは、その大前提となる「自社の必要利益がいくらなのか?」という点について認識がない、あるいは認識が薄いという点です。

当社では、足元の財務改善・財務強化のお手伝いもさることながら、あくまでも目線は、3年後・5年後・10年後の4C(フォーシー)経営を実現するご支援をさせて頂いておりますが、そもそも「黒字経営なのに、お金が残らない」という症状は、様々な要素が複雑に絡み合って現れてくるものなのです。

よって、その要素を一つ一つ丁寧に解きほぐしていくことが当然ながら必要不可欠とりますが、その解決のための第一歩となる概念が「必要利益」なのです。

簡単にいうと、必要利益は、税金や借入金の返済をしても、内部留保がちゃんと増えていく利益のことをいいます。

よって、この必要利益がしっかりと稼げていない場合は、たとえ損益計算書上利益が出ていても、税金の支払や借入金の返済で資金が苦しくなっていってしまうのです。万が一、必要利益以上の借入金返済を毎月行っていたとしたら、当然資金繰りは苦しくなってしまうのです。

税金は儲けた利益から払いますし、借入金は、儲けた利益から税金を支払い、その上で残ったお金から返済をします。しっかりとお金を残して将来の成長発展につなげたいと願うのであれば、社長は、会社経営にまつわるお金の原理原則を知っておかなければならないのです。

「ウチの会社は、どれぐらいの売上がないとダメなのか?」
「どこまでの売上減少なら、ウチの会社は潰れないのか?」
「手元に残ったお金は、どのように使うと最も効果的なのか?」

会社を成長させる社長は、実現したい未来から逆算して、今手元にあるお金を最も効果的に使っていきます。その上で、自社にもしものことがあった場合に、どう経営の舵取りをしていくのかのリスクヘッジに関しても余念がないものです。

「社員へのボーナスや昇給など、どのように処遇を改善していくのか?」
「機械設備や新規出店等の事業投資は、どのタイミングで行っていくのか?」
「3年後、5年後、10年後、どれぐらいの内部留保があったらいいのか?」

未来から逆算してどれだけの売上を上げ、費用を払い、税金を払い、そして借入金を返済していくのか。これらを担保できる利益はいくらなのか。そして、これはどの事業部・部門・店舗からそれぞれいくらづつ稼ぐ必要があるのか。

これらは全て数字情報の裏付けがあってこそ、実現できる世界なのです。
そして、そのためには財務中心の会社づくりが必要不可欠なのです。

あなたの会社には、お金が残る仕組みがありますか?
未来を創造する財務戦略で、永続的成功繁栄を目指しませんか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛

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【同族会社のオーナー社長・二代目社長専門の財務コンサルティング機関】
社長と会社にお金を残す!増やす! 儲かる資金繰り・節税対策・資金調達
 100年企業を目指す「ダイヤモンド財務®」のユメリアコンサルティング
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