【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

あなたも「事業は順調なのに、お金が残らない…」「銀行借入が思うように減っていかない…」「経営判断に基軸がないから、迷ってしまう…」と悩んでいませんか?

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お金を残す社長に欠かせない能力とは?

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第132話:お金を残す社長に欠かせない能力とは?

「舘野先生、以前からウチの会社は、事業規模の割に手元資金が少なくって・・・。そのことを顧問税理士に相談したら、『社長のトコロは、資産がたくさんあるから大丈夫だよ』っていわれたんです。その時、色々な意味で、このままでは危ないと感じました。」現在、財務中心の会社づくりに取り組まれている、とある二代目社長さんがポツリとおっしゃった一言です。

会社の経営状態は、決算書に数値で明確に表れてきます。いいことも、悪いことも、すべて「数字」という結果になって現れてきます。

損益計算書は、1年間の業績を表したものなので、あくまでも「1年間の結果」ですから、どちらかというと瞬間風速的な側面が否めません。それに対して、貸借対照表は、創業以来の「過去からの積み重ね」です。したがって、一言でいうとゴマカシが効きません。

貸借対照表には、
「会社に、どれぐらいの資産があるのか?」
「借金は、あとどれぐらい残っているのか?」
「手元の資金は、本当に足りているのか?」
こういったことが現れてきます。

つまり、貸借対照表上では、会社の懐事情が丸見えになってしまうのです。見る人がみれば、「あっ!この会社お金で苦労しているな~」とか「この会社、羽振りがよさそうに見えるけど、実際の経営は苦しいんだろうな~」「この会社の社長は、きっと財務わからないんだろうな~」ということが一目瞭然です。

したがって、決算書を読める人からしてみれば、貸借対照表は、「会社の顔」ないしは「社長の顔」のように感じるのです。

ところが、当の社長本人は、自分の会社の決算書なのにも関わらず、「自分の会社がどうゆう状態なのかがよくわからない」と多くの場合、感じているものです。

例えるならば、あたかも鏡に映る自分の顔がみえない状態といったところでしょうか。もし、万が一、社長自身が、自分の会社の状態を決算書から読み解けないとしたら、当然、その先にあるべき「正しい経営判断」を下すこと自体、難しくなってしまいます。

私は、日頃、コンサルティングにお見えになる社長さん方に、「社長には、決算書を使いこなす能力が必要ですよ!」ということを、様々な角度からお伝えしているのですが、いわゆる「決算書にまつわる能力には3種類ある」ということもご説明しています。

まず、一つ目の能力は、「決算書をつくる能力」です。
これは、過去のお金の流れにそって会計処理をして、税金計算をして、決算書を作成する能力なので、経理担当者や税理士などの職業会計人が得意とするところです。

二つ目の能力は、「決算書を読む能力」です。
決算書をみて、会社がどうゆう経営状態なのかを読み解く能力です。金融機関の融資担当者や営業マンなどには欠かせない能力ですし、もちろん社長も、自分の会社のことぐらいは、決算書から読み解けるようにしておくべきです。

そして最後、三つ目の能力は、「決算書を使いこなす能力」です。
この能力は、社長にとって、最も重要な能力になってきます。あくまでもこの能力が必要なのは、「社長」です。逆に、社長以外に決算書を使いこなせる立場にある人はいないのです。

特に、財務に強い社長ほど、経営を良くするためのヒントは「貸借対照表」にあると考えます。それは、貸借対照表は社長の「決断」一つで変えられるということを知っているからなのです。

例えば、損益計算書で数千万円、億単位でお金をつくることは、とても大変なことです。しかし、貸借対照表でなら、社長の決断ひとつで数千万円、億単位でお金をつくることも可能です。私は、実務の現場で、その瞬間を何度も目のあたりにしてきました。

つまり、会社を真に良くする情報は、多くの場合、貸借対照表の中に埋もれてしまっているのです。そして、その事実に、多くの社長は気付いていません。これは、大変もったいないことなのです。

貸借対照表は、元々、すべて現金からできているものであり、資産というものにカタチを変えた瞬間、多くの場合「価値」が変動します。そして、それは、帳簿上には、現れてきません。

したがって、その「価値」がプラスになるものもあれば、マイナスになるものだってあります。収益を生む金のタマゴ的資産になるものもあれば、持っているだけでお金がかかる金食い虫的資産になるものだってあります。

したがって、どんなにたくさん資産が帳簿上に計上されていたとしても、それが市場価値「ゼロ」のものなら意味がないのです。

まず、ここで断言できることは、「社長に決算書を使いこなす能力がない会社には、お金は残らない」ということです。あくまでも経営の本来の目的は、お金を増やすことです、お金を残し、増えていくからこそ、会社の未来をつくるための「投資」にお金を回せて、その結果、社員や家族を守りぬくことができるという事実を忘れてはならないのです。

真にお金を残し、その上で将来への投資を行っていくという善循環を回していきたいと本気で考えるのであれば、社長こそ、「決算書を使いこなす能力」を身につけるべきなのです。

あなたは社長として、自分の会社の決算書を使いこなせていますか?
 財務中心の会社づくりで、真にお金が残る経営ができていますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

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