【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 事業承継・相続対策

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「争族」を避けるために後継社長が知っておくべきこと

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第152話:「争族」を避けるために後継社長が知っておくべきこと

「舘野先生、ウチの会長は、まだまだ元気でしっかりしていることはいいのですが、相続対策については全く無関心のままで困っています。この間も株のことをそれとなく聞いてみたら、『そんなことは、まだまだ早すぎる!』っていわれちゃって・・・。」一昨年、先代社長であるお父様から社長の座を譲り受け、お父様は会長、ご本人は代表取締役社長として日々の経営の舵取りをされているとある後継社長さんからのご相談です。

8月はお盆の時期ですので、ご先祖様のお墓参りをしたり、家族での時間を多く過ごしたりと、会社の過去と未来に想いを馳せるタイミングでもあります。会社の場合は、事業が永続する限り何年でも永続していきますが、人間の体には寿命がありますので、どんなに元気で仕事が大好きであっても、いずれ、必ずバトンタッチをする時期がやってきます。

経営のバトンタッチをするのも大変なことではありますが、同族会社の場合は、「経営」のバトンタッチだけでなく、「財産」の承継も不可欠です。なぜなら、同族会社の場合は、個人と法人が複雑に絡み合っているからです。そんなこともあって、「財産」の承継に関しては、少し専門的な知識も必要となってきます。

難しい話や、ややこしい話は、誰しも避けて通りたいものです。ましてや、自分自身の「死後の世界」を連想させる相続の話については、できる限り考えたくないと思うのは当然のことです。そんなこともあって、多くの社長は、相続対策や自分自身の「財産の承継」について、「わかっているようで、わかっていない?」というケースを良くお見受けします。

特に、70代80代ぐらいになってくると、ある種、相続が目の前に降りかかってきますので、よっぽど意識の高い人でない限り、なんとか先送りしようと無意識のうちに考えてしまうものなのです。そして、中には、この種の話題を出しただけで、「オレはまだまだ元気だ。相続の話だなんてケシカラン!」といった感じで、激怒するというケースだって珍しくないものです。

しかし、現実とは皮肉なもので、先送りをすれば先送りをするほど、ますます「争族」の火種が粛々と大きくなっていっているものなのです。

特に、同族会社のオーナー一族の中でも、「兄弟(姉妹)仲があまり良くない」「想定相続人の中に血縁関係のない人がいる」「想定相続人の中に、ちょっと困った人?がいる」場合には、正しい手順に沿って、しかるべき打ち手を打っておかないと、後々取り返しのつかない事態を引き起こす可能性があるのです。

一度でも相続問題でモメてしまうと、ほぼ、一生、人間関係の修復は不可能とっても過言ではありません。例えば、あなたは、過去において金銭トラブルに巻き込まれた・・・という経験に心当たりはありませんか。

もし、一度でもそうゆう経験があれば、容易に想像がつくと思うのですが、金銭トラブルというのは、金額の多寡に関係なく生ずるものなのです。そして、何より、無駄な精神的なストレスを抱えることになります。したがって、安定的な事業継続のためにも、家庭内の平和のためにも、相続対策は早すぎるぐらいで丁度良いのです。

では、なぜ、そもそも同族会社のオーナー一族の場合は、他の一般的な家庭に比べて「争族」のリスクが高いのでしょうか?

その理由は、同族会社のオーナー一族の財産構成に起因しています。例えば、同族会社の場合、過去からの内部留保がある自社株式は高額になりがちですし、事業用に使っている不動産なんかも存在します。

事業に直接関連しない資産、例えば、現金や普通預金、株式や投資信託などであれば、後継社長以外の想定相続人に承継することも可能ですが、事業に直接関連するような「不動産」や「自社株式」は、後継社長が承継せざるを得ません。

しかし、その一方で、「不動産」や「自社株式」は、市場で売るわけにもいかず、純粋に、後継社長が経営の舵取りを円滑に行うために保有するだけなのにも関わらず、皮肉なことに相続税評価額が高くなってしまう傾向にあるのです。

後継社長としては、換金することのできない資産を承継し、オマケに多額の相続税負担に悩まされ、場合によっては、銀行から相続税納税資金を支払うために借金を抱えるケースだって珍しくありません。

その一方で、後継社長以外の想定相続人は、事業に関連しない相続財産を承継することになるのですが、往々にして、「後継社長だからって、たくさん財産を相続して不公平だ」とか「お父さんは、昔からお兄ちゃんだけえこひいきしている」などなど、後継社長にはあずかり知らぬ事態が引き起こされてしまうのです。

大切なことなので繰り返しますが、相続対策は早すぎるぐらいが丁度良いのです。そして、もし、ご両親が思い悩んでいるようであれば、後継社長が「争族」を回避するための相続対策のロードマップを一緒に描いてあげるべきなのです。

あなたは、後継社長として、「争族」を回避する相続対策を描けていますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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