【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 銀行対策・銀行融資

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お金を増やす社長の戦略的財務思考とは?

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第38話:お金を増やす社長の戦略的財務思考とは?

「舘野先生、銀行の担当者の方に『御社は、帳簿上は資産が負債を上回っていますが、実質的には債務超過なんじゃないですか?』っていわれちゃって。話の流れでは、当面、新規の資金調達は難しそうな雰囲気でした。」先日、事業承継を目前に控えたある後継社長さんが、不安そうな面持ちでご相談にお見えになられました。

この後継社長さんのお話によれば、実は、そもそも自社が置かれている状況がよくわからないとのこと。実は、このようなお悩みを抱えた後継社長さんにお目にかかること自体、決して珍しいものではありません。

一般的に、「債務超過」という言葉は聞きなれない言葉かもしれませんが、簡単にいうと、資産を全て売却してもなお、負債を返しきれない状態のことをいいます。つまり、資産よりも負債の方が多くなってしまっている状態です。

このような経営状態に陥った場合、多くの同族会社は、オーナーである社長が個人で持っているお金を入れることで、何とか会社の運転資金を回して倒産の危機を回避しているものです。

赤字がずっと続いている会社でも、それから、債務超過の会社でも、なぜか倒産しない会社は、世の中に沢山存在します。このような場合、潰れない会社の本当の理由は、オーナーである社長個人の財務が会社の財務を下支えしているにすぎないのです。

会社が倒産するのは、「赤字だから」ではなく、「手元にお金がないから」相手先や銀行への支払いを約束の期限内にできなかったために倒産は起こるのです。

多くの経営者は、損益計算書(PL)を好んで見ますが、貸借対照表(BS)となるとわかりにくいということもあって、敬遠される傾向にあります。ですが、本当は、自社の貸借対照表(BS)にこそ隠れたお金が眠っているのです。

売上を増やすことももちろん大事なことですが、その前に、如何にお金を増やすのかを、よくよく貸借対照表(BS)を読みこなしながら考えるべきなのです。売上を増やしてお金を増やす前に、売上を増やさなくてもお金を増やす方法がないかを最初に考えるべきなのです。

貸借対照表(BS)は、いわばその大いなるヒントを与えてくれる「宝の地図」のようなものなのです。

時価と簿価の乖離などが原因で、自社の実態貸借対照表(BS)を社長自身が知らないというケースがあります。一見すると純資産がプラスになっていたとしても、不動産や株式などの時価と簿価が乖離するような資産を保有している場合には、時として「含み損」「含み益」が生じます。

そうなると、「帳簿上は資産が負債を上回っていて資産超過に見えるけど、実質的には債務超過の状態」だったり、逆に「帳簿上は債務超過だけど、実質的には純資産がプラスの資産超過の状態」になったりします。

ですから、このような資産をどのタイミングで処分・売却するのか、あるいは保有・活用するのかについて、社長は、自社の「未来」を見据えた上で判断をしなければならないのです。

あくまでも会計は、「過去」の数字です。過去の数字に囚われるのではなく、如何に未来をより良いものにするのかを考えるのが社長の仕事なのです。未来に向かっていかにお金を増やしていくか、そのための打ち手を考えることが最も重要なのです。

多くの後継社長の事業承継前の経験で一般的なものとしては、先代の補佐役で働いたとか、異業種・同業種の会社で勤務したといったものが大半を占めています。その結果、同族会社が事業承継を迎える際、多くの後継社長は決算書の読みこなし方や活用の仕方を知らないまま経営のバトンタッチを受けます。

つまり、自身が引き継ぐ会社の財務状況やそもそもの財務諸表の見方についての知識を得てから社長に就任するパターンは圧倒的に少ないのです。実際の社長の業務はできるけど、財務帳票の見方など運営に対する詳細の知識を得ないまま、後継社長として就任しているケースがほとんどなのです。

ですから、冒頭のようにあまりのんびり構えてられない経営状況下においても、そのことに対する自覚自体がどうしても生じにくいという状況を生み出してしまいます。

最も恐ろしいのは、経営状態が悪化しているにも関わらず、その根本原因を数字で把握しないまま時間だけが過ぎていくことです。そうならないよう、出来る限り早い段階で未来に向かってお金を増やすための自社独自の財務戦略を持つべきなのです。

あなたの会社には、未来を創造する財務戦略がありますか?
 将来に向かってお金が増える仕組みがありますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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