【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

当コラムは、「事業は順調なのに、お金が残らない…」「会社のお金の流れがわからない…」「経営判断の基軸になるものがない…」「税金からお金を守りたい…」「銀行対応で失敗したくない…」「無策なままの相続対策を何とかしたい…」このようなお悩みを抱えた同族会社のオーナー社長・2代目社長のための専門コラムです。(毎週水曜日更新)

「儲かる会社」と「儲からない会社」の社長の分岐点

第173話:「儲かる会社」と「儲からない会社」の社長の分岐点

「舘野先生、ウチの会社のナンバー2は、一言でいうとイケイケドンドン型のタイプで、売上を増やすことしか考えていないんです。売上そのものは増えているのですが、それ以上にお金が湯水のように消えてしまっていて…。」昨年社長に就任された40代のとある3代目社長さんからのご相談です。

話を詳しく伺えば、この会社のナンバー2にあたる専務は親戚筋の方で、年の頃は60代とのこと。高度経済成長の波に乗って、前社長と苦楽を共にしてきたそうです。前社長が健康上の事情で会長に退いた後も、「現社長を支えたい」とのことで会社に残ってくれたものの、最近では、経営方針をめぐって専務と折り合いが合わなくなってきており、悩んでいるとのことでした。

もし、あなたが後継社長だったら、遠からず近からずの経験をされたことがあるのではないでしょうか。

事業承継の場面では、まさにこのようなケースが星の数ほど、散見されるものです。実際に当社でもこの種のご相談は数多くお受けしており、そのたびに、後継社長にとって最適な解決方法をお示ししてきました。

社歴が浅い後継社長が社長に就任した直後は、古参社員に教えてもらわなければわからないこともたくさんありますから、状況に応じて折り合いをつけることもあるでしょう。最初のうちは多少のことは目をつぶって…という考え方もないわけではありません。

大切なのは、儲かって潰れない会社の「仕組み」

しかし、その期間はほんの一瞬であって、その状態がいつまでも続くわけではありません。むしろ、いずれは後継社長自身が自らの手で経営判断を下せるようにしなければ、いつ倒産の憂き目にあってもおかしくありません。

なぜなら、世代交代期の中堅中小企業、特に同族会社の多くは旧世代的な経営スタイルであり、すべての点において「仕組み」が存在しないからです。そこで「仕組み」を創り上げるための「改革」が必要になってきます。

ただし、もし、この「改革」が、ただ単に会社を良くしたいという想いだけの「改革」であれば、それは、単なるスローガン的なものでしかありません。一時的な気分の高揚だけで会社経営がうまくいくほど世の中甘くはありません。社長にとって真に重要なことは、会社が未来に向かって前進するための具体策であり、そのための戦略を持つことなのです。

つまり、社長が最も考えなければならないのは、「会社の未来を創るための具体策」です。「どうやって儲かって、潰れない会社にしようか?」「どうやって利益を出して、お金が残る強い財務の会社にしようか?」を具体的に考えることであり、そのための財務戦略を持つことが最も重要なことなのです。

突き詰めて考えれば、会社経営は、あくまでも「最小の元手で、最大の利益を稼ぐ」一連の流れであり、そのための「仕組み」をつくることにあります。したがって、社長業の中で最も重要なことは「お金が残る仕組み」をつくることなのです。

銀行からお金を借りる方法とか節税対策のテクニックなどは、単なる「戦術」の話であって、それ単体では何ら効果を発するものではありません。むしろ、枝葉の情報や小手先のテクニックだけでは逆効果。貴重な限りあるお金を減らし、無駄な借金を増やしている会社をこれまでにたくさん見てきました。

経営判断を下すためのモノサシがない会社の末路

社長、特に後継社長が最初になすべきことは、「正しい経営判断を下すための社長専用のモノサシ」を持つことです。目先の売上拡大や過剰投資、場当たり的な資金調達や間違った節税対策などで貴重な資金を減らしてしまっては、本末転倒です。

儲かって潰れない、利益を出してお金が残る会社づくりをするために社長が行うべきことは、タイムリーに「攻める経営」「守る経営」「捨てる経営」を実践するための経営判断の基軸を持つことなのです。

万が一、「正しい経営判断を下すための社長専用のモノサシ」を持たないまま社長に就任したとしたら、それは、まさに目隠し運転で高速道路を走るようなたいへん危険な状態でしかありません。

経営判断の基軸になるものがなければ、社長自身が気付かないうちに数千万円、場合によっては億単位の赤字を延々と垂れ流し続けることになります。

そして、それは売上という表面的なものには現れません。つまり、財務を知らない社長は、その事実に気づけないのです。もし、社長が財務を知らなかっただけで会社を潰してしまったとしたら、社員や家族は不幸としかいいようがありません。

社員や家族の生活を守れるのは、ほかでもない社長ただ一人です。社員や家族の人生を守りぬくためにも、社長は「財務」を武器にして、「儲かって潰れない」「利益を出してお金が残る」会社づくりをすべきなのです。

あなたの会社には、「儲かって潰れない」「利益を出してお金が残る」財務戦略がありますか?
「財務」を知り、「財務」を武器にして強い会社づくりをしてみませんか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛

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