着実に財務を強化する社長が最初に取り組むこと

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第114話:着実に財務を強化する社長が最初に取り組むこと

「舘野先生、ウチの会社は、事業そのものは堅調なはずなのに、借入が思うように減っていっていないんです。それに借入の条件だって、結局、いつも銀行にいわれるがままで・・・やっぱり納得がいきません。」以前当社のセミナーに参加され、先般社長に就任されたばかりの、とある山陰地方の三代目社長さんからのご相談です。

当社は同族会社専門の財務コンサルティング機関ですので、「儲かって潰れない」「利益を出してお金が残る」強い財務体質を築くためのお手伝いを、全国各地でさせていただいておりますが、ご相談にお見えになられる企業の財務の状況はまさに千差万別といっても言い過ぎではないぐらい、実にさまざまです。

どの企業においても重ねてきた歴史にそれぞれ特徴がありますから、各々で抱えている課題は多岐にわたり異なっています。したがって、お悩みの種類は千差万別・・・というのは当然といえば当然の話なのですが、そうはいっても、銀行対応に関するお悩みに関しては、会社側の事情だけではないため、往々にして一筋縄ではいかないものです。 後継社長が知っておくべき失敗しない融資戦略

会社経営において「お金を借りる」という行為は、ほとんどの場合において、少なくとも数千万から億単位での大きな金額が動く話になります。だからこそ、小さなボタンの掛け違いが、後々経営に大きなダメージを与えかねない事態に発展することだって珍しくないところが、本当に怖いところでもあります。

だからこそ、誤解を恐れずにいうのであれば、「融資する側の仕組みを知っている社長」と、「融資する側の仕組みを知らない社長」とでは、その結果に天と地ほどの差が出てしまうのです。そして、多くの社長が、そのことを知らないまま銀行取引をしているというのが実情なのではないでしょうか。

お金を借りる側である会社には、その時々で事情があります。
しかしそれ以上に、お金を貸す側の銀行にも、大組織ならではの事情があるのです。

資金調達をするにあたっては、金額だけでなく金利や返済期間、担保や保証の問題など様々な要因が複雑に絡み合った上で契約が成立することになります。社長自身が正しい知識を持ったうえで、具体的にどのような財務の会社にしたいのかを数値で説明できれば、それをふまえた個別・具体的な調整や交渉を進めることができますが、それができなければ銀行側が提示する条件で契約を進めることになります。

ここで悩ましいのは、この複雑に絡み合った要因は、会社の調子がいい時は表面化されず、往々にして見過ごされやすいことです。特に、担保の話や保証人の話などは日頃あまりなじみのあるものでもありませんから判断に悩むところでもあります。だからこそ、「みんなそうしているから」といわれて、結局押し切られる・・・という事態になるのです。 銀行が応援する社長 vs 応援されない社長

しかし、最近では、銀行の監督官庁である金融庁が、9月に「金融レポート」を公表しています。これは、金融行政の方針や、今後の方向性について記載したもので100ページ以上の長文かつ難解な文ですが、「地域金融機関」という項目に、暗に「旧来の担保・保証に頼った融資から脱却して、各自収益を確保するビジネスモデルを構築せよ」という、金融庁側のメッセージが感じられる内容です。

ただし、記載自体は明確にされているものではなく、あくまでも暗に匂わせる・・・といった感じの表現にはなりますが、銀行は監督官庁である金融庁には逆らうことができませんので、各銀行は、融資姿勢の大きな方向転換を迫られていることには変わりありません。

これはほんの一例にすぎませんが、だからこそ、正しい知識を持たず、安易な気持ちで銀行対応を続けてしまうことは大変恐ろしいことであるということに気が付かなければならないのです。真に会社にお金を残し、潰れない会社づくりをするためには、社長自身が財務中心の会社づくりの重要性を知ったうえで、金融機関対応に関する戦略を持つべきなのです。 「担保」「連帯保証」に関する常識の多くは〇〇〇

特に、既に社長に就任されて経営の舵取りをされている場合はもとより、これから社長に就任される後継社長こそ、少しでも早い段階で財務中心の会社づくりを目指すべきなのです。なぜなら、後継社長の多くは、過去から積み上げられた借入金を背負っての船出を余儀なくされるからです。

未来に向かって強い財務体質を構築し、借入に依存しないような状態へ変革していくためには、まずは、自社の置かれている現実を正しく知り、その上で、真に会社を守るために、社長は正しい知識を身につけるべきなのです。

あなたは、社長として金融機関対応に関する戦略がありますか?
 借入に依存しない強い財務体質を、財務中心の会社づくりで目指してみませんか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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日本で唯一の「同族会社専門」財務コンサルティング機関

社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

『ダイヤモンド財務®』のユメリアコンサルティング株式会社

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舘野 愛

この記事の監修・執筆者

舘野 愛(Tateno Ai)

ユメリアコンサルティング株式会社 代表取締役

同族会社専門 社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家
100年続くキャッシュリッチ経営「ダイヤモンド財務®」開発者

法政大学経営学部卒業後、中央青山PwCコンサルティング株式会社、税理士法人みらいコンサルティングを経て現職。財務顧問部の責任者として数多くの同族会社の支援(経営財務・事業承継・企業再生など)に従事。ある同族会社の倒産を目の当たりにした経験から、「財務は会社と社長一族の命運を左右する」と痛感し、日本初の同族会社専門コンサルティング会社を設立。

20年以上にわたり1,300人以上の同族社長を指導。売上や借金を増やさずに1年で手元資金を2倍にした事例や、実質無借金経営の実現、相続税の9割圧縮など、あらゆる角度からお金の悩みを解決する「ダイヤモンド財務®」プログラムを開発・指導している。2017年・2020年には「日本の専門コンサルタント年鑑」で厳選実力者として紹介される。

■ 保有資格

  • 税理士(東京税理士会・登録番号109556号)
  • AFP(認定番号51535999)
  • プロコーチ(GCS認定コーチ・認定番号1406SJ0951)

■ 著書・執筆実績

  • 『社長と会社にお金が残る仕組みの作り方 ダイヤモンド財務戦略』(エベレスト出版)
  • 『同族会社のためのダイヤモンド財務3つのポイント』(日本コンサルティング推進機構)
  • 『企業再編・組織再編入門』(日本実業出版社・共著)

■ メディア掲載・出演実績

  • 日本経済新聞:書籍「ダイヤモンド財務戦略」掲載(2025年12月1日・2026年6月4日)
  • 日本歯科新聞(アポロニア21):特集インタビュー掲載(2025年9月)
  • 近代中小企業:3ヶ月連続連載「社長がお金の落とし穴にハマる理由」ほか(2019年)
  • その他:FM-FUJI、海外投資新聞、Webメディア「社長の履歴書」など多数

■ 講演実績

  • 主催セミナー:ダイヤモンド財務の実践法セミナー(70回以上開催)・「新春三大経営戦略」特別セミナー(2026年1月)
  • 商工会議所:岡山、千葉、宇都宮、新潟、富山黒部、群馬渋川、埼玉浦和など全国多数
  • その他:中小企業家同友会(町田、荒川)、株式会社識学他民間企業など多数