【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 銀行対策・銀行融資
あなたも「事業は順調なのに、お金が残らない…」「銀行借入が思うように減っていかない…」「経営判断に基軸がないから、迷ってしまう…」と悩んでいませんか?
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2代目社長に不可欠な銀行対応の視点
第205話:2代目社長に不可欠な銀行対応の視点
「舘野先生、社長になってはじめて会社のお金のことが気になり始めたんですが、現実を知ると、今までホント何にも考えてなかったなって、自分の無知さにガッカリしました。今はとりあえず何とかなっているのですが、先のことを考えると一日も早く財務を良くしなければって・・・。」目下、財務中心の会社づくりに取り組まれている九州地方の2代目社長の一言です。
当社は、同族会社と社長の財産管理(お金が残る仕組みづくり)実務の専門機関なので、実に、様々な会社経営にまつわるお金の相談ごとが寄せられます。中でも、社長就任前後の後継社長さんからのご相談が大変多く、当社としても、力を入れてサポートさせていただいてる分野でもあります。
特に、後継社長の場合は、最初から事業基盤が整った上での船出になりますので、自ずと様々なしがらみや制約の中で意思決定をしていく難しさがあります。創業社長の場合は、ゼロからイチを創る難しさがありますが、また別の苦労になります。こればかりは、実際に社長になったことがない人にはわからない苦労です。
財務を磨くのは、「社長」の仕事
以前、どこかで耳にしたフレーズで、「お金の心配をするのが社長」「お金の心配をしなくていいのが従業員」というものがあります。まさにその通りです。いずれにせよ、会社経営にまつわるお金の悩みは、どれも安易に相談できるような内容ではありません。ましてや、不用意に社員や取引先・金融機関・家族などに漏らそうものなら、どのようなカタチで受け止められるかもわかりませんし、特に地域密着型でやっている会社の場合には、あっという間に噂が広がっていきますから、会社の「財務」の話は、まさにトップシークレットなのです。
当社では、ダイヤモンドのように強くて堅い財務基盤のことをダイヤモンド財務と呼び、全国各地で同族会社のダイヤモンド財務化のご支援をしているのですが、程度の差こそあれ、真面目に頑張っている社長さんであれば、着々とダイヤモンド財務に近づいていきます。
よく、社長さん方から「本当にこんな状態実現できるんですか?」「そんなすごい財務なんて夢のまた夢だよ」というお声を頂くことがありますが、正しい手順に沿ってダイヤモンド財務化を行っていけば、決して、無理な話ではないのです。現実に、当社のお客様にも、銀行がお金を貸したくてしょうがないピカピカのダイヤモンド財務の会社があります。
ダイヤモンド財務化を進めるにあたって最も重要な考え方は、あくまでも「財務」は日々の経営の結果ではなく、社長が自ら意図して築きあげていくという視点なのです。
社長自らが財務を意図して築くという視点が持てるようになれば、当然、自社の財務に対しても問題意識が芽生えてきます。そうなれば、自社の財務を強化するための具体策、つまり、財務戦略を持つことが出来るのです。
必要なのは、根本的に会社を良くする財務戦略
その一方で、財務戦略のない会社の社長は、銀行の融資姿勢や支店長の考え方、担当者の態度などで常にアタマがイッパイです。しまいには、粉飾決算に手を染め、アタマの中は銀行の機嫌取りでイッパイ、支店長や担当者の態度や物言いに一喜一憂し、気が休まることがありません。その状態が長く続けば、人間の体は正直で、何かしらの不調に悩まされることになるのです。
社長が真に向き合うべきなのは、自分の会社の「財務」です。
もちろん銀行対策の技術(テクニック)は、知っていた方がいいに決まっていますが、そもそもの大前提となる財務が悪ければ、単なる小手先の対処療法にすぎません。場当たり的な対処療法を繰り返していたのでは、いずれ必ず限界を迎えます。
つまり、本当に必要なのは、対処療法ではなく、もっと根本的で本質的な視点、つまり財務戦略なのです。どんなに銀行の機嫌をとっても、結局、会社の財務が悪ければ、言い方は悪いのですが、都合のいいように使われて、丸め込まれて、最終的な責任は社長がとらされるのです。そうなってしまえば、社員も家族も路頭に迷うことになります。
強く、永く続く会社づくりを目指すのであれば、社長自らが正しい財務戦略を持ち、将来に向かって「儲かって潰れない」「利益を出してお金が残る」強い会社づくりができるようになれば、銀行への依存はなくなり、必然的に「お金のイチ仕入れ先」になります。
最も重要なことは、銀行が会社を選ぶのではなく、会社が銀行を選ぶという当たり前のポジションを社長自身が勝ち取ることなのです。
ダイヤモンド財務の社長は、自らが将来に向かっての財務戦略を持ち、「儲かって潰れない」「利益を出してお金が残る」強い会社づくりを実践します。銀行をお金のイチ仕入先として、銀行を上手に使いこなすという視点を持ち合わせています。
ガラス財務の社長は、真の自分の会社の姿に向き合うことなく、小手先のテクニックでその場をしのごうとします。しかし、場当たり的な対処療法だけで、根本的な経営課題を解決できるほど経営は甘くはありません。いつか銀行も見限ります。
あなたは、社長としてどちらの道を選びますか?
ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛
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日本で唯一の「同族会社専門」財務コンサルティング機関
社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家
『ダイヤモンド財務®』のユメリアコンサルティング株式会社
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