【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務
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次世代経営者が持っておきたい決断思考
第13話:次世代経営者が持っておきたい決断思考
「私が良かれと思って取り組んでも、結局、先代社長や古参社員に反対されたり、振り回されたりしてなかなか上手く進まないんです。なんとか現状を打破したいと思ってはいるのですが、前に進まないことばかりで、もう嫌になっちゃいます。」あるご縁がキッカケで、長くお付合いをさせて頂いている後継社長さんの言葉です。
人知れずこのような悩みをお持ちの後継社長さんは多いですし、後継社長さんなら誰しも一度はそのように感じたことがあるのではないでしょうか。
次世代経営者の方々をご支援させて頂く中でこのようなフレーズは、本当によく耳にするのですが、特に、地元の名士のご一族だったり、先祖代々のご商売で経営が苦しくなってくると、往々にしてこれらの言葉が発せられます。
そして、華やかな過去の栄光や、輝かしい経歴のある会社の先代社長さんほど、後継社長さんに対して、このようなことをおっしゃるものです。
「そんなことをしたら、ご先祖様に申し訳ない・・・」
「そんなことをしたら、ウチの商品の価値が下がる・・・」
「そんなことをしたら、ウチの会社の伝統に傷がつく・・・」
「世間体があるから、そんなことはやめた方がいい・・・」
「景気や季節変動が原因だから、いずれ良くなる・・・」
このような発言の根底には、色々と理由をつけて最終的には何もしない方向にもっていきたい、このままでは会社は立ち行かなくなるという現実を直視したくない、決断を先送りしたいという姿勢が、実は、如実に表れてきてしまうものです。そして、最も問題なのは、そのような会社がいずれどうなるか・・・です。
中小企業庁の調査によると、倒産原因のNO.2とされるものとして、いわゆる「既往のしわよせ」というものが挙げられています。これは、まさに会社経営における「ゆでガエル」状態のことです。
本当に単なる外部要因だけが経営不振の原因であった場合以外は、多くの場合、いわゆる「ゆでガエル」の状態に陥ってしまいます。この「ゆでガエル」の例えはあまりにも有名な話ですが、簡単に説明すると、2匹のカエルのうち1匹は熱湯に入れたところ、すぐに反応して飛び出したけれども、もう1匹の方は、緩やかに水温を上昇させる冷水に入れたところ、最後は茹で上がって死んでしまうというお話です。
本来ならば、水温の上昇に気が付いた時点で、本当は外に飛び出さなければならないのにも関わらず、ぬるま湯に慣れてしまって水温の上昇に気が付くことができず、気がついた時には身動きできない状態になってしまっている・・・。この状況は、まさに会社経営においても当てはまるのではないでしょうか。
特に、世代交代を迎えている会社で、後継社長が新たな取り組みを先代社長や経営幹部に提言しても、「現状のままの方が居心地いいから」とか、会社全体に「何をやってもムダだろう」といった理由で、決断しない理由を後押しする言葉が次々と出てくることがあります。
耐えかねた後継社長が、従来のやり方や経営方針について苦言を呈すると、数字情報に基づいて誰もが理解できる状態にまで噛み砕いた説明をした場合は、賛同を得やすいのですが、その部分を飛ばして感情のみに訴えかけた伝え方をすると、往々にして、火に油を注いだかの如く・・・大騒ぎになるものです。
過去の伝統や歴史は当然ながら敬うものであり、良いところは大切に次の世代に承継すべきですが、目まぐるしく変化する時代の流れの中で、これからの「将来」を背負っていくのは、あくまでも後継社長ほか次世代経営者の方々です。
よって、未来に向かっての決断は、あくまでも次世代経営者が行っていく必要があります。理想を言えば、先代社長は後継社長を温かく見守りながら、次世代経営者が大きく道を踏み外すことのないよう、陰ひなたに支えていく・・・そんな関係がベストなのです。なぜなら、財務改善や第二創業が急がれるケースの場合ほど、決断をしないこと自体が大きなリスクになるからです。
そして、その決断に説得力を持たせるのが「数字」なのです。どんなことがあっても再起できる岩盤の財務であり、「財務中心の会社づくり」なのです。ユメリアコンサルティングが提唱する「財務中心の会社づくり」とは、決算書や試算表を単なる数値の羅列のままにしておくのではなく、数字情報を経営判断に役立つツールにまで昇華させることを重視しています。
なぜなら、昨今のような目まぐるしく変化する時代においては、「決断」を早期に行うことこそが重要であり、経営者の最も重要な仕事は「決断」だからです。
情報量が少なく決断しきれないときは、「どうゆう条件がそろったら決断する」とか「いついつまでに決断する」とか、むしろ逆に、今は決めないということを決断すれば良いのです。決断するための準備や材料を粛々と進めて、時が来たら満を持して決断をすれば良いのです。「決断する」ためには、責任も覚悟も必要ですが、その決断を後押しするのが強固な財務基盤であり、財務中心の会社づくりなのです。
そして、会社経営には、失敗がつきものです。むしろ、成功している経営者ほど、過去にたくさんの失敗を積み重ねているものです。ですが、成功している経営者ほど、失敗を失敗ではなく「テスト」、つまり、成功に近づくためのイチ通過点であり、失敗した数が多ければ多いほど成功に近づいていると考えるものです。
もっというと、赤字にだって、「前向きな赤字」と「後ろ向きな赤字」があるということも深く理解しています。ただ、そうはいっても、会社の存亡を揺るがすような大失敗はできる限り避けなければなりません。だからこそ、どんな事態に陥ってもビクともしない岩盤の財務であり、財務中心の会社づくりが必要なのです。
あなたの会社は、色々と理由をつけて決断を先送りしていませんか?
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ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛
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