【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

あなたも「事業は順調なのに、お金が残らない…」「銀行借入が思うように減っていかない…」「経営判断に基軸がないから、迷ってしまう…」と悩んでいませんか?

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会社を成長させる社長が経営計画を重視する理由

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第36話:会社を成長させる社長が経営計画を重視する理由

「舘野先生、ウチの会社は、一体どれぐらいの売上があればいいんでしょうか?色々と考えていたら、だんだん頭の中が混乱してきてしまって・・・。」コンサルティングの過程で、一緒に経営計画を練り上げていく際、よく頂く素朴な疑問です。

目先の売上を追う経営から一歩進んで、将来を見据えた成長発展を考える経営にステップアップした社長さんであれば、一度や二度このような疑問を持たれた経験があるのではないでしょうか。

「ウチの会社は、どれぐらいの売上がないとダメなのか?」
 「どこまでの売上減少なら、ウチの会社は潰れないのか?」
 「手元に残ったお金は、どのように使うと最も効果的なのか?」

会社を成長させる社長は、実現したい未来から逆算して、今手元にあるお金を最も効果的に使っていきます。その上で、自社にもしものことがあった場合に、どう経営の舵取りをしていくのかのリスクヘッジに関しても余念がないものです。

その一方で、行き過ぎた売上至上主義によって、意図せず、自社の経営資源を無駄遣いしてしまう社長もいます。特に、「売上」イコール「儲け」と考えている場合には注意が必要です。なぜなら、売上を上げることに躍起になってしまって、肝心の手元に残るお金を増やすどころか減らしてしまう悪手を打ってしまうことさえあるからです。

例えば、建設業の場合、1億円の工事を受注したとしても、イザ工事が終わってみたら、その工事を完成させるために、建設資材や人件費などで1億3千万円がかかっていたとしたら・・・どうでしょうか?

儲けるために下した経営判断が、お金が増えるどころか、むしろ、3千万円の減少になってしまいます。このマイナスの3千万円が、もし、将来に繋がる戦略的なものであれば、まだ一考の余地もあるかもしれません。しかし、このような場合は、往々にして売上を追い求めることに夢中になってしまって、周りが見えなくなってしまっているものです。

だからこそ、会社を成長させる社長は、自分の経営判断の目が曇らないように、自分が目指すべき方向性を自分自身にハッキリと刷り込むために、そして、さらには全社員が一丸となって同じ方向性を目指すために、経営計画を時間をかけてじっくりと練り上げていくのです。

経営計画の立て方や活用の仕方に関する考え方は、多種多様で昨今では情報洪水が起きているともいえます。企業経営を成功に導くためには、ある絶対的な手順があり、それをこの場でご説明するのは難しいのですが、1点だけ申し上げるとすれば、それは、同族会社、中堅中小オーナー企業の場合には、社風や企業文化を最も重視すべきであるということです。

同族経営の良さは、やはり社長のオーナーシップと、社員との強い信頼関係にあります。ですから、社長の熱意と情熱で大きな目標を掲げ、実現のためのマイルストーンを、社員と共に積み上げ式で考えていくのが成功のための近道なのです。社長の強いリーダーシップと社員のモチベーションの両輪が、目標達成のための最も重要な要素なのです。

そのためには、社長は、決算書が読めるイコール損益計算書の内容がわかるというだけではダメなのです。「前の年と比べて消耗品費が増えた・・・」とか「人件費が減った・・・」という理解だけでは、とてもではありませんが経営に活かせている状態にありません。

財務中心の会社づくりをするためには、あくまでの数値情報を基に正しい経営判断を下せるレベルにまで「社長専用の経営のモノサシ」を昇華させていく必要があるのです。「社長専用の経営のモノサシ」は過去の情報の羅列ではなく、将来に向かって目指すべき方向性に進んでいるかを点検するためのツールとして用いらなければなりません。

社長は、「鳥の目」で自社の置かれている状況を俯瞰し、未来を創造していかなければなりません。そのためには、時には苦渋の経営判断を下さなければならないときだってあります。「会社が生き残るための唯一の道は、何なのか?」を考えた時、社員や家族、取引先の運命を一身に背負った決断を下さなければならないのです。

ですから、そこには、自社の将来を悲観するヒマなどないのです。社長は、最悪の事態を回避するためのリスクヘッジを常に考えつつ、その上で、自社の事業を成功させるために最も重要で、最も生産的で、最も価値のある行動に経営資源を投下していかなければならないのです。

「社員へのボーナスや昇給など、どのように処遇を改善していくのか?」
 「機械設備や新規出店等の事業投資は、どのタイミングで行っていくのか?」
 「3年後、5年後、10年後、どれぐらいの内部留保があったらいいのか?」

社長は、情熱と冷静さを兼ね備えた「鳥の目」で判断し、自社の「未来絵図」を描いていける唯一無二の存在なのです。

未来から逆算して、どれだけの売上を上げ、費用を払い、税金を払い、そして借入金を返済していくのか。これらを担保できる利益はいくらなのか。そして、これはどの事業部・部門・店舗からそれぞれいくらづつ稼ぐ必要があるのか。これら全て、数字情報の裏付けがあってこそ、実現できる世界なのです。

あなたは、自社の状況を鳥の目で把握できていますか?
 実現したい未来へ続くロードマップがありますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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日本で唯一の「同族会社専門」財務コンサルティング機関

社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

『ダイヤモンド財務®』のユメリアコンサルティング株式会社

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