【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

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財務に弱い社長が陥る落とし穴とは?

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第39話:財務に弱い社長が陥る落とし穴とは?

「舘野先生、貸借対照表(BS)上は、剰余金が増えていっているのに、なぜかいつもお金が足りない気がするんです。最近では、運転資金を銀行借入に依存するようになってしまっていて、気が付いたら資金調達のことばかり考えています。」決算申告を終えてホッと一息も束の間、資金調達に奔走している、あるベンチャー企業のオーナー社長さんの一言です。

多くの経営者は、「売上が増えれば増えるほど資金も増えて、経営が安定してくるだろうから、きっと潰れない会社になるはずだ」と考えます。ですが、本当にそうでしょうか?

むしろその逆で、「売上が増えれば増えるほど、資金は不足していく」のです。
例えば、店舗型のビジネスであれば、新規出店のための費用、それから商品仕入のコスト、店舗スタッフの人件費、集客のための広告宣伝費など、成長のために先に資金を投下しなければなりません。それからさらに、商品の製造販売を行っているのであれば、場合によっては新規設備を購入したり、工場を増床したりと、新商品の製造コストも計算に織り込んでおかなければなりません。

その後、順調に売上が増えていったとしても、損益計算書(PL)上利益が計上され、税金計算上も課税所得が発生すれば、当然、納税資金の確保も必要になってきます。増収増益ということであれば、場合によっては、頑張ってくれたスタッフのために・・・と決算賞与も必要になってくるかもしれません。

つまり、売上を増やそうと思えば思うほど、そして、そのスピードが速ければ早いほど、お金の入金よりも、支払が先行して資金が苦しくなる・・・という原理原則があるのです。

売上拡大を図っていく一方で、資金繰りの管理が出来ていなかったり、在庫や売掛金などで限りある貴重な資金を不用意に寝かしてしまったり、あるいは、身の丈を超えた過剰な設備投資や間違った資金調達などをしてしまった場合には、知らず知らずのうちに「黒字倒産」という落とし穴に近づいて行ってしまっているのです。

多くの場合、黒字倒産の目前でその事実に気が付き、財務中心の会社づくりの重要性に気が付きます。(財務中心の会社づくりの重要性に気が付けず、そのまま黒字倒産してしまう会社さんもありますが・・・。)

ですから、そうならないよう社長は、出来る限り早い段階で財務中心の会社づくりの重要性を知り、「儲かって、潰れない会社」づくりを目指すべきなのです。

当社では、ダイヤモンド財務で「儲かって、潰れない会社づくり」、つまり、利益を出してお金を残す強い財務基盤を構築するお手伝いを日夜させて頂いておりますが、ご相談にお見えになる方の中には、「会社のお金のことは、経理担当者に任せているから大丈夫」とか「顧問税理士がきっとみてくれているはずだ」というお話を伺うことがあります。

ですが、それは本当でしょうか?

そもそも「会計」は、過去を確認するため、「財務」は、未来をつくるためにあります。では、経理担当者や顧問税理士の仕事の目線は、どこにあるのでしょうか?多くの場合、過去にあるはずです。既に起きた取引の流れに沿って仕訳を起票し、会計処理をして、税金計算をしているはずです。

ですが、社長が見なければならないのは、あくまでも「未来」のはずです。
社長の最も重要な仕事は、会社の未来をつくることであり、「これから動かすお金をどうするか?」「どうやってお金を増やしていくか?」を考えることにあるはずです。財務中心の会社づくりは、社長自らが先陣を切って取り組まない限り実現することはありません。

どんなにすばらしい技術や商品、サービスがあったとしても、会社が潰れてしまったら世の中に送り出すことはできません。だからこそ、社長は会社を絶対に潰してしまってはならないのです。ひいては、それは、社員や家族、取引先や理解関係者の生活を守るためでもあるのです。

あなたの会社は、「儲かって、潰れない会社づくり」ができていますか?
 未来を創造するための、攻めの財務戦略がありますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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日本で唯一の「同族会社専門」財務コンサルティング機関

社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

『ダイヤモンド財務®』のユメリアコンサルティング株式会社

【フェイスブックページ】https://www.facebook.com/yumerea

【セミナー案内】https://www.yumerea.co.jp/seminar_lp

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舘野 愛

この記事の監修・執筆者

舘野 愛(Tateno Ai)

ユメリアコンサルティング株式会社 代表取締役

同族会社専門 ダイヤモンド財務®コンサルタント

法政大学経営学部卒業後、中央青山PwCコンサルティング株式会社、税理士法人みらいコンサルティングを経て現職。財務顧問部の責任者として数多くの同族会社の支援(経営財務・事業承継・企業再生など)に従事。ある同族会社の倒産を目の当たりにした経験から、「財務は会社と社長一族の命運を左右する」と痛感し、日本初の同族会社専門コンサルティング会社を設立。

20年以上にわたり1,300人以上の同族社長を指導。売上や借金を増やさずに1年で手元資金を2倍にした事例や、実質無借金経営の実現、相続税の9割圧縮など、あらゆる角度からお金の悩みを解決する「ダイヤモンド財務®」プログラムを開発・指導している。2017年・2020年には「日本の専門コンサルタント年鑑」で厳選実力者として紹介される。

■ 保有資格

  • 税理士(東京税理士会・登録番号109556号)
  • AFP(認定番号51535999)
  • プロコーチ(GCS認定コーチ・認定番号1406SJ0951)

■ 著書・執筆実績

  • 『社長と会社にお金が残る仕組みの作り方 ダイヤモンド財務戦略』(エベレスト出版)
  • 『同族会社のためのダイヤモンド財務3つのポイント』(日本コンサルティング推進機構)
  • 『企業再編・組織再編入門』(日本実業出版社・共著)

■ メディア掲載・出演実績

  • 日本経済新聞:書籍「ダイヤモンド財務戦略」掲載(2025年12月)
  • 日本歯科新聞(アポロニア21):特集インタビュー掲載(2025年9月)
  • 近代中小企業:3ヶ月連続連載「社長がお金の落とし穴にハマる理由」ほか(2019年)
  • その他:東京商工会議所(東商社長ネット)、海外投資新聞、FM-FUJIなど多数

■ 講演実績

  • 主催セミナー:「新春三大経営戦略」特別セミナー(2026年1月)
  • 商工会議所:岡山、千葉、宇都宮、新潟、富山黒部、群馬渋川、埼玉浦和など全国多数
  • その他:中小企業家同友会(町田、荒川)、民間企業など多数