【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

あなたも「事業は順調なのに、お金が残らない…」「銀行借入が思うように減っていかない…」「経営判断に基軸がないから、迷ってしまう…」と悩んでいませんか?

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失敗しない経営判断を下す社長の共通点

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第44話:失敗しない経営判断を下す社長の共通点

「舘野先生、振り返ってみると私は童話に出てくる『裸の王様』でした。ゼンゼン自分の会社のことをわかっていなくって、あのまま1年経っていたかと思うとゾッとします。昔は自分で何も決められなくって周りに流されてばかりでしたが、今では、自分の意思と覚悟で自信を持った決断が出来るようになりました。」先代社長から経営の舵取りを引き継いで数年経過した今だからこそ、将来を見据えた抜本的な改革が必要とされる局面に立たされているある二代目社長さんの一言です。

私が好きな言葉で、「追い込まれる前に変化を起こせ!」「本業消失の危機に立ち向かえ、第二創業、世の中に価値のあるものを提供せよ!」(富士フィルム古森重隆会長)というものがあります。富士フィルムは、写真フィルム市場が1/10に縮小する危機の中にありながら、大胆な事業構造の転換によって、迫りくる将来のリスクを見事チャンスに変換しました。

当然、そこには綿密に練られた5年の経営計画が存在したのですが、多くの場合、アタマの中では「このままでは、いずれダメになる」とわかっていても行動に移せない、「わかっちゃいるけど、やめられない」ケースが大半なのではないでしょうか。

私自身、日本有数の老舗企業が「今はまだ大丈夫・・・。」「そのうちきっとよくなる・・・。」「そんなことをしたらご先祖様に申し訳ない・・・。」「銀行になんて言われるか・・・。」などと言い続けているうちに、いわゆるユデガエル状態になっていく姿を、何度となく、目のあたりにしてきました。

よく、「自分は健康だから大丈夫」といって定期的な健康診断を受けず、痛みを感じて病院に行ったら悪性の腫瘍が出来ていて、治療が出来ないほどの病状が悪化していた・・・という話は枚挙に暇がありませんが、早期発見・早期治療をしていれば、痛みが生じる前に完治できていたのかもしれません。

会社経営においても自社の状況をタイムリーに正しく把握できている社長と、そうでない社長の間には、経営判断の「スピード感」と「正確性」に天と地ほどの差があるものです。

具体的にいうと、正しい経営判断をタイムリーに下せる社長というのは、自社の経営状態を数字で正しく認識するとともに、その善後策、例えば、「Aの事業は、今後もっと市場の拡大が見込まれるから、先行投資を多めに割り振ろう・・・」とか、「Bの事業は、なぜこんなに高コスト体質なのだろうか?○○費と○○費のバランスは適正なのだろうか?」とか、「Cの事業は、売上も減少傾向にあって利益も出ずらい収益構造だ。もっと経営効率を高めるための具体策を練ろう。場合によっては、撤退も視野にいれなければならない。」など、正しい数字情報をタイムリーに押さえて、経営のPDCAサイクルの回転を速めていくのです。その結果、限られたお金を「生きたお金」として上手に活用することができるのです。

逆にそれができないと、限りある貴重な「時間」と「お金」をただただ浪費してしまうことになるのですが、多くの場合、その事実にさえ気が付いていません。

私は、コンサルティングの現場で「もったいない」とお伝えすることがあるのですが、それは、どうゆうことかというと、磨けばもっともっと良くなる会社なのに、誰もそれに気が付かないで時間とお金を浪費してしまっているな~と感じた時に、ついつい口をついて出てくる言葉なのです。

社長は、どんなときでも「変革のリーダー」であり続けなければなりません。そして、社長自身が自らの意思で失敗しない経営判断を下すためには、「正しい経営判断を下す社長専用のモノサシ」が絶対的に欠かせないのです。

決断できない社長の多くは、この「正しい経営判断を下す社長専用のモノサシ」がない、あるいは、その必要性を知らないのです。経営判断を下すための基軸になるものがないから、なかなか決められずチャンスを逃してしまったり、最悪の場合は、間違った経営判断を周囲の言葉に流されて下してしまうことだってあるのです。

特に、歴史のある老舗企業やこれから社長になる後継社長こそ、自分の目で、自社の状況を正しく把握できるようにしておかなければ、周囲の雑音に惑わされて、自社が置かれている客観的な状況を見失ってしまいます。

さらに、多くの場合、これらの雑音というものは、人間本来が持っている「変わりたくない」「今のままがラク」という現状維持思考だったり、自分自身の利権を守るための「もしもの時に責任を問われたくない」「とりあえず向う数年自分さえよければ」という自分本位のストーリーに上手に脚色されていることがあるため、十分な注意が必要なのです。

特に、二代目社長、三代目社長の場合は、目隠し運転で高速道路を走るような感覚とはよくいったもので、社長就任時こそ、早期に「自社の経営状況を自分の目で正しく把握できるようにする」とともに、「正しい経営判断を下すための社長専用のモノサシ」をつくるべきなのです。

時代の変化や経済環境の逆風に負けない強い会社づくりができるのは、あくまでも社長です。会社の進むべき方向を決められるのは、あくまでも経営の全責任を負う社長しかいないのです。
「今はなんとかなっているから、調子が悪くなったら考えよう・・・。」
「他にもっといい方法があるかもしれないから、また今度・・・。」
「○○さんがこういっているから、やっぱりやめておこう・・・。」

あなたの会社には、正しい経営判断を下すための経営のモノサシがありますか?
あなたは変革のリーダーとして、5年後10年後の会社の未来が創れていますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

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