【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

当コラムは、「会社のお金のことがよくわからない…」「事業は順調なはずなのに、なぜかお金が残らない…」「銀行とどうやって付き合っていけばいいのかわからない…」「節税して税金から『会社』と『財産』を守りたい!」とお考えの同族会社のオーナー社長・2代目社長向けの専門コラムです。(毎週水曜日更新)

次世代経営者こそ財務思考が必要な理由

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第46話:次世代経営者こそ財務思考が必要な理由

「舘野さんは、なぜ同族会社のオーナー社長、二代目社長に限定して財務コンサルティングを提供しているんですか?会社経営にまつわるお金の悩みは、同族会社だけでなく、他の会社でもありそうですよね。」先日登壇させて頂いたセミナーにおいてお受けしたご質問の一コマです。

当社は、日本で唯一の「次世代経営者専門の財務コンサルティング機関」ということもあって、このようなご質問をセミナー会場でお受けしたり、あるいは、コンサルティングをお申込みになられる際にご質問をお受けするケースが多々あります。当社が、同族会社に限定をしてご支援をしている理由は、一言でいうと「同族会社のオーナー社長・二代目社長の会社経営にまつわるお金の悩みは特殊だから」です。

まず、そもそもの大前提として、大企業と中小企業とでは経営システムそのものが大きく異なります。上場会社の場合は、会社の規模・社会的信用もさることながら、会社と社長個人・あるいは社長一族と完全に分離されていることが大前提となってきます。(先般、お家騒動のあったO社のような上場会社さんも中にはありますが・・・。)

ですから、例えば、会社の経営が苦しくなったからといって、社長自らが資金を提供するといったことはありませんし、金融機関からお金を借りる際でも社長が連帯保証人になるなんてこともまずありません。なぜなら、「所有」と「経営」が完全に分離されているからです。

それに対して、日本の中小企業の多くは同族会社であり、その大半は、「所有」と「経営」がほぼイコールの状況にあります。そんなこともあって、会社の経営が苦しくなったら、社長個人が資金を提供して急場をしのぐことも当然ありますし、金融機関からお金を借りようとしたら、社長個人が連帯保証人となることだってあります。場合によっては、社長個人の家屋敷が、事業用資金の借り入れの担保に入っているケースだって珍しくありません。

さらには、先代社長から後継社長に経営のバトンタッチをするにあたっても、株式の承継をしようと思ったら株価が想像以上に高くて買い取るにしても一苦労といったことや、イザ相続が発生したら、普段は経営に全くタッチしていない親族が急にモノイイをしだしてきたり・・・。

同族会社、特に、二代目社長・三代目社長にとって、いわゆる会社経営にまつわるお金の悩みは、はたから見れば想像がつかないほど複雑で、しかも、多くの場合は金額的にも高額(普通に億単位での対策が必要になることも珍しくありません)になることから、相談するにしても、安易に周囲の人に話せないといった事情を抱えているのです。

当然ながら、間違った相手に相談をしてしまえば、間違ったアドバイスを受けてしまいますし、この種の経営課題に関しては、銀行は、「提案」という名の、いわば融資ありきの営業攻勢を次々と仕掛けてきます。保険営業マンや不動産・建設業者さんなんかも「相続税対策」といった大義名分でアプローチを仕掛けてくるでしょう。それらの提案という名の営業の中には、真に、課題解決に繋がる方策もあるかもしれませんが、単なる営業の口実といった類のものだってあります。ですから、これらを見極める審美眼が必要になってくるのです。

さらには、高度経済成長下においてイケイケドンドンで急成長を遂げた会社は、多くの場合ドンブリ勘定の成り行き型の経営です。しかしながら、昨今の売上減少・コスト増大の傾向にある経済環境下においては、当然ながら経営に行き詰ってしまいます。

将来に向かって、時代の変化や経済環境の逆風に負けない強い会社づくりを実現するためには、特に、次世代経営者こそ、財務中心の会社づくりを行って「経営の見える化」をし、「攻める・守る・捨てる」経営を実践するための社長専用の経営のモノサシをもつべきなのです。その事実に気が付けるかどうかが、事業永続のためのキーポイントといっても過言ではありませんし、だからこそ、当社のような同族会社特有の経営課題に精通した専門家が必要とされているのです。

多くの経営者や一般的な職業会計人は、「売上が増えれば潰れない会社になる」と考えます。ですが、それは間違いなのです。あくまでも「財務が岩盤だからこそ、事業を自由自在に操れるから潰れない会社になる」のです。次世代経営者こそ、その事実に早期に気が付き、財務中心の会社づくりをすべきなのです。

あなたの会社は、財務中心の会社づくりが出来てきますか?
財務中心の会社づくりで、「攻める・守る・捨てる経営」が出来ていますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛

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