【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

あなたも「事業は順調なのに、お金が残らない…」「銀行借入が思うように減っていかない…」「経営判断に基軸がないから、迷ってしまう…」と悩んでいませんか?

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お金を残す社長が使いこなす「宝の地図」

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第75話:お金を残す社長が使いこなす「宝の地図」

「舘野先生、ウチの会社はいつも忙しいばかりでゼンゼンお金が残らないんですよ。同業他社と比較しても、それなりにシェアも獲得しています。それなのに、資金繰りの心配がいつまでたっても消えないんです。」先代社長から事業を承継して10年、潰れない会社づくりを目指して日々努力を重ねられてきたとある関西地方の三代目社長さんのご相談です。

事業は順調なはずなのに、なぜかお金が残らないと仰る社長には、いくつかの共通点があります。数ある共通点の代表格として挙げられるもの、それは「損益計算書(PL)の数字は見る。でも、貸借対照表(BS)の数字は見ない。」という点にあります。

不思議なもので、この傾向は、会社の規模も業種も問いません。
全ての社長に共通するものです。

例えば、損益計算書なら感覚的に数字が意図することを読み取れるかもしれません。売上からかかった費用が差し引いて利益が出ますから、足し算と引き算がわかれば、ある程度内容がわかるものです。それに、多くの社長にとっての最大の関心事は、売上を増やすことですから、必然的に売上には目がいってしまうものです。

その一方で、貸借対照表はどうでしょうか?

多くの社長に貸借対照表について尋ねると、「単なる数字の羅列に見えてしまって、何をどうしたら良いのか判断に迷う」とか「そもそも何を判断の基軸にして見れば良いのかがわからない」といった答えが返ってきます。

私は、これまで多くの経営者にお会いしていきましたが、本当の意味で貸借対照表を経営に使いこなせている社長にお目にかかった機会は、ほぼ皆無・・・といっても過言ではありません。それぐらい貸借対照表は、社長にとって最も身近で、実際のところは縁遠い存在なのです。まさに宝の持ち腐れの状態なのです。

中には、「貸借対照表を経営に使いこなす」という話を聞いたら、「銀行から融資を引き出す材料として使う」という意味で捉える社長もいらっしゃいます。ですが、それはあまりにも早計すぎます。「貸借対照表を経営に使いこなす」技術は、銀行から融資を引き出す以前の、もっと前の段階での話なのです。

例えば、「お金がゼンゼン残らない」と悩んでいる社長の貸借対照表を拝見すると、膨大な量の在庫や、未回収の売掛金、場合によっては、事業と関係しない不動産や株式、そもそもの加入目的が不明確な保険積立金・・・などなど、多くの「資産」が、貸借対照表上に計上されています。元々お金だったものが、カタチを変えて貸借対照表上で寝てしまっているのです。

しかしながら、多くの場合、当の本人はそれらの存在に気が付いていません。どうゆう状態かというと、貸借対照表上に計上されているのは知っているけど、そのこと自体がどうゆう意味を持っているのかがわからないのです。

では、なぜそうなってしまうのでしょうか?

例えば、創業した時、多くの会社は、「現預金」と「資本金」からスタートします。それが、月日を経るごとに知らず知らずのうちに、カタチを変えて肥大化していってしまうのです。「貸借対照表が肥大化する」ということは、「総資産が増える」ということになりますので、当然、経営効率が下がるというリスクと常に隣り合わせの状態なのです。しかし、その一方で、多くの社長はその事実に気が付いていません。

商品を売ったり買ったりしたら、売掛金や買掛金が発生しますし、商品を仕入れてもすぐに売れなければ在庫が残ります。事業を拡大すれば、必然的に人も増えますし、スペースを確保するために事務所を借りたり、あるいは店舗や事業所を増やしたり、場合によっては、自社ビル建設をしたり、工場を建てたりすることだってあるかもしれません。それに伴って、人だけでなく、備品や機械などの固定資産も着々と増えていくものです。

貸借対照表を経営に活かすという視点を持っている社長は、健全な成長を目指す一方で自社の経営効率が下がらないように、つまり、最小の元手で最大の利益が稼げる財務体質を維持するために、貸借対照表を経営に活用しようと考えます。

もっというと、貸借対照表を自社の埋蔵金を発掘するための宝の地図と捉えるのです。ですから、必要以上に貸借対照表が肥大化しないように、常に目を光らせているのです。

利益を数千万円・億単位で残すのは、大変な苦労を伴います。それに、社長だけでなく全社員の努力も必要です。しかし、貸借対照表は社長の意思だけで決められます。貸借対照表を経営に使いこなせている社長は、数千万円・億単位のお金を社長の意思決定一つで創り出せるということを知っています。だからこそ、貸借対照表を経営に活かしているのです。

逆を返せば、お金が残らない会社には、そうなる原因が必ずあります。

お金が残らない真の原因を究明し、永続的な成功繁栄を目指せるのは、経理担当者でも顧問税理士でも融資担当者でもありません。他でもない、社長ただ一人です。儲かって潰れない、利益を出してお金が残る強い財務体質を築き上げることができるのは、あくまでも社長だけなのです。

あなたは、社長として、自社の貸借対照表を経営に活かせていますか?
 財務中心の会社づくりで、永続的な成功繁栄をめざしてみませんか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

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