【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

当コラムは、「事業は順調なはずなのに、なぜかお金が残らない…。」「節税して税金から『会社』と『財産』を守りたい!」「無策なままの事業承継・相続対策。将来が不安…。」「銀行対応で失敗したくない。借金を減らしたい!」とお考えの同族会社のオーナー社長・後継社長向けの専門コラムです。(毎週水曜日更新)

財務を強くする社長のお金の扱い方

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第76話:財務を強くする社長のお金の扱い方

「舘野さん、どうしてウチの会社はいつも資金繰りに忙しいのか・・・原因がサッパリよくわからないんです。このままいったらいつか資金ショートしちゃうんじゃないかって、不安で、不安でたまらないんです。」先般、創業社長であるお父様から経営の舵取りを任されたとある近畿地方の二代目社長さんの一言です。

当社は同族会社のオーナー社長・二代目社長専門の財務コンサルティング機関ですから、このようなご相談・質問の事例は枚挙に暇がありませんし、その解決のための最短ルートをご提示できるのは当社だけと自負しております。

経営に前向きな社長さんほど、このような健全な財務に対する危機感をお持ちですが、それは根底に「絶対に潰れない会社づくりをする」「社員と家族を最後まで守り抜く」という強い信念と覚悟をお持ちだからです。したがって、例え、苦しい経営状況からの財務中心の会社づくりであっても、あるいはどんなに時間がかかろうとも、最終的には、理想とするゴールに確実に近づいていきます。

その一方で、悩ましいのは、自社の現状を正しく認識できていないにも関わらず、自社の財務を棄損するような経営判断を繰り返してしまう場合です。社長自身が財務に対して無関心だったり、あるいは、わかっているつもりで、無理な売上拡大や場当たり的な資金調達を繰り返し、さらには間違った節税対策を行うことで、知らず知らずのうちに経営が苦しくなっていってしまうのです。

例えば、売上は順調に増えていっているけど、本質的な資金管理を知らず、足元の資金繰りが苦しいからという理由で金融機関から場当たり的に借りては返す・・・の繰り返しのスパイラルに陥ってしまったり、資金繰り表やキャッシュフロー表など自社の資金の流れを可視化したものがないから、何度も何度も支払直前になって、慌てて納税資金や賞与資金の調達に奔走するような事態に陥ってしまう・・・。

これらの事態に陥ってしまう根本原因が、自社の財務が弱いという点に社長が気が付いていれば、今の現状がどうであれ、財務改革のスピードは速いものです。

なぜなら、財務を強化するために最も重要なことは、社長の潰れない会社づくりに対する「決意」と「覚悟」にあるからです。ですから、逆を返せば、現状がどんなに恵まれた財務状況であったとしても、社長本人が財務を磨き上げるという意識がなければ、どんなに盤石な財務基盤でもいとも簡単に脆く崩れおちていきます。

だからこそ、財務中心の会社づくりに日夜取り組み、悠々と永続的な成功繁栄を手中に収めている社長は、自社の未来を創るために、どんなことがあっても社員や家族を守り抜くために、まずは潰れない会社づくりを基軸に考えるのです。

その上で、自社の市場シェアを高め、付加価値を向上させるための努力を重ねていくことで、健全な成長を目指していくものです。あたかも木が年輪を重ねるかのごとく、強く、確実に進化し続けるための「次の一手」を打ち続けていくことこそが重要なのです。

中小企業が健全な成長を継続していく上で大切なことは、限りある経営資源を最大限活用していくことにあります。最小の元手で最大の利益を稼ぐ仕組みづくりをするのはもちろんのこと、特に「資金を寝かさない」という視点が最も重要になってきます。

この「資金を寝かさない」という基本原則は、コトバでいうと簡単なように聞こえますが、実際のところは大変奥が深く、多くの社長は社長自身が知らないうちに、自分で自分の会社のお金を寝かしてしまっているものなのです。残念ながら、財務諸表を経営に活かすための術を習得する機会がなく、自社の資金の流れが理解できていない状況で社長になられた場合などは、ほぼほぼ「そんなところにそんなお金が眠っていたとは・・・」と驚く結果になります。

財務中心の会社づくりに取り組むことで、社長自身に「財務思考」が宿れば、自社の財務を強化しながら、健全な成長発展を掴みとる経営判断を下すことができます。財務思考ができる会社には、明確な財務戦略と将来に向けてのロードマップがありますから、事業永続のためのキーポイントとなる資金的な不安も払拭されますし、仮に、売上が伸びない経営環境下にあったとしても資金を創出することだって可能です。

会社は、赤字になっても潰れませんが、資金が尽きたら、会社は潰れてしまいます。だからこそ、社長は意識して「お金を寝かす」のではなく、「お金は高速回転させる」ために、日々財務中心の会社づくりをしていかなければならないのです。

あなたの会社のお金は、高速回転していますか?
最小の元手で、最大の利益が稼げる財務体質になっていますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛

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