潰れない会社の社長の特徴

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第82話:潰れない会社の社長の特徴

「舘野先生、ウチの会社は、それなりに事業は順調なはずなのに、ゼンゼンお金が残らないんです。内部留保も思うように増えていきません。父親である先代社長に聞いても、『中小企業はそうゆうものなんだ!』の一点張りで話になりません。」これから事業承継を控えている、とある山陰地方の二代目社長さんの一言です。

「財務」という社長の実務は、程度の差こそあれ、経営者にとっては必須スキルとなりますが、そもそもの社長自身の考え方や個々の会社の財務状況如何によって、その取り組み姿勢は実に様々です。多くの中小企業、特に同族会社のほとんどが「ドンブリ勘定」・・・といっても言い過ぎではないかもしれません。

簡単にいえば、財務は、お金を残す能力のことです。

その一方で、多くの社長は、売上を増やすことには一生懸命な一方で、お金を残すということに関しては、「経理担当者がみているだろうから」とか「顧問税理士が見てくれているはずだ」と考えてしまう傾向にあります。 「会計」と「財務」の違いがわからない社長の特徴

しかし、「経理」は経理担当者の仕事であり、「税務」は税理士の仕事であるように、「財務」は社長自身の仕事なのです。ですから、社長自身が「財務」の仕事を放棄してしまったのでは、誰も自社の財務を見ていないという大変危険な状態になってしまうのです。

あくまでも、財務は、「社長」の実務なのです。

会社を潰さない社長というのは、この「お金を残す能力」の必要性を理解した上で、日々、財務中心の会社づくりをしている社長なのです。

経営者になりたて、あるいは、これから社長になられる後継社長からしてみたら、「財務」というコトバ自体馴染みが薄く、正直いってあまりピンとこない・・・という方も多いのではないでしょうか。

このような場合、財務といえば、「いかに銀行からお金を上手に引き出すか」とか「資金繰りで困らないようにするにはどうしたらいいのか」といった短期的・表面的・局所的な会社経営にまつわるお金の話と誤解されがちです。 自由で自立した経営を実践する社長

しかし、「財務」の本質は、そこにあるのではありません。

資金調達や資金繰りの話は、財務を語る上でのイチ『戦術』にしかすぎません。社長が最も重視しなければならないことは、いかに儲かって潰れない、利益を出してお金が残る強い財務体質をつくるか・・・といった『戦略』にあるのです。

『戦術』は、あくまでも『戦略』あってこその話です。どんなにたくさん『戦術』を身につけても、それを支える根本的な『戦略』がなければ、決して財務が良くなることはありません。

それにも関わらず、なぜ多くの社長がこの『戦略』を知ることなく『戦術』に走ってしまうのでしょうか?

その答えは、多くの社長が「売上をつくる能力」と「お金を残す能力」はイコールだと勘違いしてしまっている点にあります。あくまでも、「売上をつくる能力」と「お金を残す能力」は、全く別の能力であるということを社長は知っておかなければならないのです。

この点を本質的に正しく理解できていない社長ほど、先ほどの根本的・長期的・複眼的な思考に基づく『戦略』よりも、表面的・短期的・局所的な技術論に帰結する『戦術』を追い求め、依存する傾向にあります。

言うまでもなく、この「お金を残す能力」は、事業を永続させるにあたっては、売上を増やす能力以上に重要なものです。

誤解を恐れずに言えば、たとえ売上を増やす能力があっても、お金を残す能力がない会社は、永続することはないのです。

そして、この財務に関する本質的な部分は奥が深く、一般には知られていない絶対的な手順と、見落としてはいけない幾多のチェックポイントが存在します。

しかし、現実問題として、多くの社長がそれに気が付かずに、あるいは身近に相談できる相手がいないが故に「無理な売上拡大」や「間違った節税対策」や「場当たり的な資金調達」の落とし穴にはまっていってしまうのです。

会社は、極論を言えば、赤字になっても潰れません。
しかし、資金が底を尽いてしまったら、会社はあっという間に潰れてしまいます。

永続的な成功繁栄・成長発展を志す同族会社の社長にとっては、財務の岩盤化こそが最も重要なことであり、財務は、今まで誰も教えてくれなかった会社の命運を左右する社長のための現場で培われた泥臭い実務の結集なのです。

あなたは、財務中心の会社づくりで潰れない会社を目指せていますか?
 あなたの会社は、事業を永続させるための財務の『戦略』がありますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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日本で唯一の「同族会社専門」財務コンサルティング機関

社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

『ダイヤモンド財務®』のユメリアコンサルティング株式会社

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舘野 愛

この記事の監修・執筆者

舘野 愛(Tateno Ai)

ユメリアコンサルティング株式会社 代表取締役

同族会社専門 社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家
100年続くキャッシュリッチ経営「ダイヤモンド財務®」開発者

法政大学経営学部卒業後、中央青山PwCコンサルティング株式会社、税理士法人みらいコンサルティングを経て現職。財務顧問部の責任者として数多くの同族会社の支援(経営財務・事業承継・企業再生など)に従事。ある同族会社の倒産を目の当たりにした経験から、「財務は会社と社長一族の命運を左右する」と痛感し、日本初の同族会社専門コンサルティング会社を設立。

20年以上にわたり1,300人以上の同族社長を指導。売上や借金を増やさずに1年で手元資金を2倍にした事例や、実質無借金経営の実現、相続税の9割圧縮など、あらゆる角度からお金の悩みを解決する「ダイヤモンド財務®」プログラムを開発・指導している。2017年・2020年には「日本の専門コンサルタント年鑑」で厳選実力者として紹介される。

■ 保有資格

  • 税理士(東京税理士会・登録番号109556号)
  • AFP(認定番号51535999)
  • プロコーチ(GCS認定コーチ・認定番号1406SJ0951)

■ 著書・執筆実績

  • 『社長と会社にお金が残る仕組みの作り方 ダイヤモンド財務戦略』(エベレスト出版)
  • 『同族会社のためのダイヤモンド財務3つのポイント』(日本コンサルティング推進機構)
  • 『企業再編・組織再編入門』(日本実業出版社・共著)

■ メディア掲載・出演実績

  • 日本経済新聞:書籍「ダイヤモンド財務戦略」掲載(2025年12月1日・2026年6月4日)
  • 日本歯科新聞(アポロニア21):特集インタビュー掲載(2025年9月)
  • 近代中小企業:3ヶ月連続連載「社長がお金の落とし穴にハマる理由」ほか(2019年)
  • その他:FM-FUJI、海外投資新聞、Webメディア「社長の履歴書」など多数

■ 講演実績

  • 主催セミナー:ダイヤモンド財務の実践法セミナー(70回以上開催)・「新春三大経営戦略」特別セミナー(2026年1月)
  • 商工会議所:岡山、千葉、宇都宮、新潟、富山黒部、群馬渋川、埼玉浦和など全国多数
  • その他:中小企業家同友会(町田、荒川)、株式会社識学他民間企業など多数