【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す財務

当コラムは、「事業は順調なはずなのに、なぜかお金が残らない」「節税して税金から『会社』と『財産』を守りたい」「銀行対応で失敗したくない。借金を減らしたい」「無策なままの事業承継・相続対策。将来が不安」とお考えの同族会社のオーナー社長・二代目社長向けのコラムです。
「お金を残す財務」「節税対策・税金対策」「銀行対策・銀行融資」「事業承継・相続対策」に関する気づきやヒント、エールをお伝えします。(毎週水曜日更新)

成功を加速する経営判断のモノサシ

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第96話:成功を加速する経営判断のモノサシ

「舘野さん、実は、自分の会社のお金の流れがいまだによくわからないんですよ。決算書をみても、何をどう判断していったらいいのかピンとこなくて・・・。いつも判断に迷ってばかりの自分に嫌気がさしてきました。」5年前に先代社長から経営のバトンタッチを受けた近畿地方のとある三代目社長さんからのご相談です。

目まぐるしく経営環境が変化していく中で、社長はいつでも、どんな時でも、覚悟を持って日々厳しい経営判断を続けていかなければなりません。

企業経営においては、どの業界・業種・地域においても、常に予測不能の事態やハプニングに見舞われます。したがって、経営トップとなる社長が、いつもなかなか「決められない」ということでは、組織全体の動きそのものが停滞してしまいますし、何より社長自身も、コトバに出来ないうつうつとしたフラストレーションを常に抱えることになってしまいます。

最近では、三大経営資源である「ヒト・モノ・カネ」に加えて、「情報」と「時間」も企業経営において重要な経営資源となってきました。だからこそ「決められない」がゆえに、限りある経営資源の中で唯一取り戻すことができない「時間」を、社長自身が知らず知らずのうちに「浪費」してしまうことの怖さを感じるのです。

社長であるトップが、「早く」「正確な」経営判断をタイムリーに下すことができれば、時間という経営資源をスピードという名のチカラに変換して、企業の成長を加速することができます。その一方で、いつまで経っても判断に迷い、「決められない」という状況がズルズルと続いてしまっていたのでは、社長自身が無意識のうちに、自らの手で「成功の芽」を潰してしまっているようなものです。

だからこそ、この目に見えない大きな損失の怖さに気が付いた社長ほど、どうしたら「決められない」という問題を乗り越え、5年後10年後の永続的な成長発展に繋けられるのかについて真剣に考え、その課題解決のための一手を打つのです。

しかし、ひとことで「決める」といっても、なんでもかんでも適当に決めればいいというわけではありません。当然、その判断の拠り所となるものが必要となってきます。それに、トップである社長の決断は、当然ながら、会社の命運を左右する重い責任が伴います。雇われ社長やサラリーマンであれば、「自分の責任問題に発展するのが嫌だから・・・」「自分の任期の間だけ大過なく過ごせればいいや・・・」と考えられたとしても、同族会社の社長の場合は、そんな悠長なことは言っていられません。

なぜなら、多くの中小企業、同族会社の場合には、株主である「オーナー」と経営者である「社長」がイコールという関係にあるからです。つまり、トップである社長が成功すれば、株主である自分自身や一族の豊かな繁栄に繋がります。しかし、その一方で、トップである社長が失敗すれは、株主である自分自身や一族の資産が目減りしていくといった事態に直結してしまうのです。

「社長として、何を経営判断の基軸として決めればいいのかわからない。」
「今までは、経験・勘・度胸で決めてきたけど、毎回判断の根拠が変わってしまう。」
このようにおっしゃる社長に、日頃どのようなお金の管理をしているか聞いてみると、多くの場合は、「売上の金額と預金の残高はちゃんとみている・・・」とか「年に1回は決算書をつくっている・・・」といった答えが返ってきます。

しかし、それだけではダメなのです。そもそも、本来決算書は、税務署に申告納税するためにだけ存在するのではありません。ましてや、金融機関からお金を借りるための単なる事務書類というわけでもないのです。

決算書は、あくまでも、社長自身が、自社の経営状態がどういったものなのか、利益やお金の流れを数字で把握し、自社の未来を切り拓くために活用する重要なツールです。年に1回ではなく、月次でしっかり把握してこそ、やっとその真価が発揮されます。

大切なことは、社長自身が「正しい経営判断を下すための社長専用のモノサシ」を自ら創り上げ、その根底を支える数字と情報が集まる仕組みづくりを行うことです。この仕組みづくりを社長自身が行わない限り、いつまで経っても「決められない」という状況が続き、時間だけがただただ過ぎていく・・・といった負のスパイラルから抜け出すことはできません。

会社経営は、小さな失敗を繰り返しながら、計画(Plan)→実行(Do)→評価(check)→改善(Action)のサイクルを繰り返していくこと、これが成功の近道・・・とはよくいったものですが、そのためには、その大前提となる「正しい経営判断を下すための社長専用のモノサシ」を社長自身が持たなければならないのです。

あなたの会社には、数字と情報が集まる仕組みがありますか?
あなたは、社長として「正しい経営判断を下すための社長専用のモノサシ」を持っていますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛

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【同族会社のオーナー社長・二代目社長専門の財務コンサルティング機関】
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 100年企業を目指す「ダイヤモンド財務®」のユメリアコンサルティング
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