【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す会社財務

当コラムは、「事業は順調なはずなのに、なぜかお金が残らない」「節税して税金から『会社』と『財産』を守りたい」「銀行対応で失敗したくない。借金を減らしたい」「無策なままの事業承継・相続対策。将来が不安」とお考えの同族会社のオーナー社長・二代目社長向けのコラムです。
「お金を残す会社財務」「節税対策・税金対策」「銀行対策・銀行融資」「事業承継・相続対策」に関する気づきやヒント、エールをお伝えします。(毎週水曜日更新)

お金を残す強い財務の会社がやっていること

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第100話:お金を残す強い財務の会社がやっていること

「舘野さん、ウチの会社は、売上規模と手元資金のバランスが悪いように思うんです。これだけの売上規模であれば、本来はもっと現預金があった方が良いはずなのに、いつも気が付くとギリギリなんです。父は『ウチの会社は昔からそうだ』の一点ばりで話になりませんし・・・。」数年前に先代社長から経営のバトンタッチを受け、精力的に社長業に邁進されているとある関西地方の社長さんの一言です。

事業を永続させるために絶対に欠かせないもの、それは「お金」です。

多くの社長や一般的な職業会計人は、「売上が増えれば、潰れない会社になる」と考えますが、実際のところはそうではありません。どんなに素晴らしい商品・サービスがあっても、どんなに優秀な人材が集まっていても、資金ショートを起こしてしまっては、事業を継続していくことができません。

会社経営を行う上では、「お金」が尽きてしまえば、全てが終わりといっても過言ではありません。それぐらいに会社経営者にとっては、「お金」は重要なものなのです。だからこそ、強く永く成功し続けている社長ほど、財務中心の会社づくりを行った上で、「お金」をいかに残していくかを常に考え続けているのです。

会社にお金を残していくためには、社長自らが、「財務中心の会社づくり」をしていくよりほかありません。なぜなら、本当の意味で会社全体を見渡せるポジションにあり、その上でお金の流れを変える権限を掌握しているのは、社長以外に存在しないからです。

もっといえば、経営が上手くいっている社長ほど、現状に甘んじることはありません。常に健全な危機感を抱きながら、真にあるべき自社の姿を冷静に見極めようという思考を持ち続けているのです。それは、会社経営にまつわる「お金」の問題に関しても同様です。

会社経営の本質を突き詰めて考えていけば、小さな元手で、大きく稼ぎ、お金を増やしていく・・・ということに行きつきますが、お金を増やすためには、当然ながらその元手となるお金を残すための方法を社長自身が知っておかなければなりません。そして、その上で、お金を上手に使い、お金を増やしていく・・・という善循環を、社長自らが創り出していかなければならないのです。

もし、自社のお金の流れが「善循環である」と判断できるのであれば、その望ましい状況を維持管理するとともに、より良くなるような方策を考え実行していくことになります。しかし、その一方で、善循環どころか「悪循環で困っている」という会社も少なからず存在します。

お金の流れが悪循環、いわば負のスパイラルに陥っている会社の多くは、どちらかというとお金の流れが「自社が意図したもの」ではなく、「相手次第の成り行き任せ」という傾向にあります。したがって、その不足分となる運転資金を常に金融機関に頼らざるを得なくなってしまうのです。そうなってくると、知らず知らずのうちに会社経営の命運を握るのは、「銀行様」という風に次第になっていってしまうのです。

「今はとにかく資金繰りが苦しいから、貸してくれる時に借りておこう・・・」
「今ここで銀行さんの条件さえのめば、とりあえず半年位はなんとかなりそうだ・・・」
などと、安易な借り入れを繰り返していけばいくほど、当座はしのげても、その後が益々苦しくなっていきます。

たとえ、表向きの借入の名目は『事業拡大のための運転資金』であっても、実際のところは、過去の借入を返済するために、新たな借入を起こさないと資金ショートしてしまう・・・このような状況に陥ってしまうのです。

ここで、ますます経営を苦しくしてしまう社長の多くは、「いかに銀行からお金をひっぱってくるか?」という小手先の技術にのめりこんでいくのです。しかし、あくまでも問題の本質は、そこに存在しません。そもそもの会社のお金の流れが悪循環に陥っているのであれば、社長自らがその問題の根源を断ち切る覚悟を持たない限り、状況が良くなることはないのです。

「ウチは、昔からずっとこのようなやり方でやってきたから変えられない。」
「ウチの会社は、よその会社とは違って特殊だから仕方がないんだ。」
と考え、いつまで経っても現状から抜け出せない・・・そんな話もよく聞きます。
ですが、それらは果たして本当なのでしょうか?

お金の流れを変えるには、当然ながらそれなりに労力もかかります。しかし、それ以上の見返りがあるからこそ、お金を残し続ける強い財務体質の会社が重視して取り組むポイントでもあるのです。実際のところ、この点を真に理解し、「財務中心の会社づくり」を行うことで自社のお金の流れを善循環に導くことに成功している社長も数多く存在します。

成功している社長に共通しているのは、「どうしたらできるのか?」を具体的に考え、実行することに時間と労力を割く点です。したがって、最も大切なことは、社長自らが、未来をより良いものにするために「変わる」という覚悟があるかどうかなのです。

あなたは、社長として自社のお金の流れを善循環に導く努力をしていますか?
財務中心の会社づくりで、真にお金が残る経営を実践してみませんか。

ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛

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