【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

当コラムは、「事業は順調なのに、お金が残らない…」「会社のお金の流れがわからない…」「経営判断の基軸になるものがない…」「税金からお金を守りたい…」「銀行対応で失敗したくない…」「無策なままの相続対策を何とかしたい…」このようなお悩みを抱えた同族会社のオーナー社長・2代目社長のための専門コラムです。(毎週水曜日更新)

未来を創る後継社長がやるべき「仕組み」づくりとは

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第113話:未来を創る後継社長がやるべき「仕組み」づくりとは

「舘野さん、ウチの会社は全体でみるとなんとか黒字を確保できています。でも、個々の部門で考えると黒字の部門と赤字の部門が混在していて、具体的にどのような数字構成になっているのかがサッパリ見えてこないんです。それに、毎年、お金が増えるどころか減っているような気もしていて・・・・とても不安なんです。」社長に就任されて数年経過された、とある中部地方の二代目社長さんからのご相談です。

当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関ということもあって、創業30年以上経過された会社の後継社長さんからのご相談が多く寄せられます。特に、歴史ある会社を引き継がれた二代目社長や三代目社長などの場合は、経営管理体制が旧態依然としているため課題も多く、現状把握に苦労する・・・といったケースも珍しくありません。

例えば、
「毎月の月次決算を行うための仕組みが存在しないがゆえに、年に一度の年度決算の時に初めて自社の経営状況を知ることになる・・・・。」

「日々の記帳業務そのものは経理担当者や事務スタッフが行っている。でも、現金主義だったり、税法ベースの数字だったりすることが原因で、結局、年度決算になると社長自身が想定している数字と全く異なる数字が会計事務所から送られてくる・・・。」

「複数の部門(事業部・商品)があるにも関わらず、把握できるのは全体の売上と利益だけ。どこの部門(事業部・商品)が真に会社の利益に貢献しているのかが見えてこない・・・。」

などなど、「なんでこんな状況になってしまっているのか?」と、多くの後継社長が自社の現況を数字で明確に把握できない状況からのスタートを余儀なくされてしまうのです。

問題意識が高く、会社を成長発展に導く後継社長ほど、一日も早く課題解決を図ろうと考えますし、特に、経営に前向きで、永続的な成長発展を目指す後継社長にとってみれば、一言でいうと「大変なストレスを感じる状況」といっても言い過ぎではないかもしれません。

なぜなら、本気で自社の5年後10年後を考えたら、まずは自社の現況を正しく把握するとともに、タイムリーな経営判断を下せるような経営管理体制を築こうと考えるのは、当然のことだからです。

モノやサービスが圧倒的に不足していた高度経済成長下であれば、人口増加に伴って売上も増え、会社も成長していくというストーリーが描けます。そんなこともあって、実際に、多くの社長が「売上さえ増えれば、潰れない会社になる」という売上至上主義の考え方をしてきました。

しかし、時代は変わりました。
今は、むしろ、真逆の時代です。

モノやサービスは世の中にあふれていますし、日本の人口そのものは減少傾向にあります。
政府をはじめ様々な対策を講じてはいるものの、現実問題として、経済そのものは長引くデフレからなかなか脱却できない状況が続いています。

自社の調子が悪いのを環境のせいにするのは簡単ですが、一方で、どんなに厳しい経営環境下であっても、社長は会社を守り抜くという使命があります。それに、そもそも経営環境そのものは一個人がコントロールできるものではありませんから、置かれている状況を正しく把握した上で、未来につながる経営判断を下していくしかないのです。

経営環境そのものは変えられなくても、自分の会社のことは、社長の決断ひとつで決定することができます。

100年以上続くような歴史ある老舗企業が伝統を守りながら事業を存続できているのは、守るべきものは守り、捨てるべきものは捨て、常に「革新」し続けているからです。したがって、特に、経営資源が限られている中小企業の社長は、最短距離で目標を達成できるような、未来につながる「次の一手」を常に考え、実行に移していくべきなのです。

そして、そのためには、自社の状況をタイムリーで正確に把握できるような経営管理体制の構築が不可欠となります。その上で、最も大切なことは、社長自らがその事実と向き合い、自らが財務中心の会社づくりを目指すことです。

あなたの会社には、自社の状況をタイムリーで正確に把握するための「仕組み」がありますか?
あなたは、社長として正しい決断を下すための社長専用の経営のモノサシを持っていますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛

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