【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

当コラムは、「事業は順調なのに、お金が残らない…」「会社のお金の流れがわからない…」「経営判断の基軸になるものがない…」「税金からお金を守りたい…」「銀行対応で失敗したくない…」「無策なままの相続対策を何とかしたい…」このようなお悩みを抱えた同族会社のオーナー社長・2代目社長のための専門コラムです。(毎週水曜日更新)

決められない社長が財務を知らない理由

第131話:決められない社長が財務を知らない理由

「舘野さん、私は社長になってもうすぐ10年になるんですが、いまだに自分の会社の決算書をみてもピンとこないんですよ。顧問税理士に話を聞いても何だかよくわからないし、イマイチ自分の会社が本当に儲かっているのかどうか、わからないんです。」ご自身で会社を創業されて、一見、順風満帆なある創業社長さんからのご相談です。

「毎日忙しく働いているのに、気が付いたらいつもお金の心配ばかり・・・」
「事業は順調なはずなのに、なぜか資金繰りに追われている気がする・・・」
「自分の会社が本当に儲かっているのか、どうもよくわからない・・・」
もしかしたら、あなたも一度はこのように感じられたことがあるのではないでしょうか。

財務中心の会社づくりができていない、あるいは、「財務」のことを知らないまま社長に就任した・・・という場合、いつも漠然とした会社経営にまつわるお金の不安を抱えながら会社経営の舵取りをとることを余儀なくされてしまいます。

そして、この「漠然とした会社経営にまつわるお金の不安」を解消するために財務中心の会社づくりをした社長と、「漠然とした会社経営にまつわるお金の不安」を見て見ぬフリをしたまま経営を続けた社長とでは、5年後、10年後の未来が大きく変わってくるのです。

現に、当社のコンサルティングを終えられた社長さん方は、口を揃えて「財務の重要性に気が付けて本当に良かった。」「財務のことを知らないまま社長を続けていたらと思うとゾッとする。」といった感想をお持ちになられます。

では、なぜこのような感想をお持ちになられるのでしょうか?

それは、「財務を知っている社長だけが下せる真の経営判断」と、「財務中心の会社づくりができている会社の強靭さ」を、本当の意味でご理解いただけたからこその感想なのだと思います。

当然、財務中心の会社づくりは一朝一夕にできるものではありません。それに、強く永く続く会社づくりを目指すのであれば、絶対的な手順に沿って、幾多の見落としてはいけないチェックポイントをクリアーしながら築きあげていかなければなりません。もちろん、永続的な成長発展のために、「儲かって潰れない」「利益を出してお金が残る」強い財務の会社にするために、当然、社長自身の覚悟も必要です。

しかし、財務中心の会社づくりを行った会社とそうでない会社とでは、見る人が見れば、その違いは、一目瞭然なのです。

例えば、損益計算書(PL)ひとつとっても、財務中心の会社づくりができている会社は、損益計算書(PL)を「自社が抱える経営課題を数字で表したもの」と考えます。

自社の商品やサービスの競争力が落ちてきたら必然的に売上が落ちてきたり、あるいは、粗利率が下がってきたりするなどの変化が、必ずといっていいほどあらわれてきます。財務中心の会社づくりができている社長は、その変化を瞬時にキャッチして、次の「一手」を打つための方策を経営判断に落とし込んでいくのです。

もし、仮に、売上が減少傾向にあったり、あるいは、粗利率が下がり続けている・・・このような厳しい状況下にあるときこそ、財務中心の会社づくりを行ってきた会社とそうでない会社とでは「天」と「地」ほどの差がでてきます。

強く永く勝ち続ける会社の社長は、たとえどんな経営環境下におかれようとも、「今期は、たまたま調子が悪かったから・・・」「今年は、景気が悪かったから仕方がない・・・」という一言で片づけるようなことはしません。なぜなら、次の一手が遅くなれば遅くなるほど、そのしわ寄せが数値となって現れてくることを知っているからです。

さらにいえば、財務中心の会社づくりができている会社は、事業別の損益計算書(PL)を日々の経営判断に活用します。なぜなら、自社に複数の事業が存在する場合には、事業別の損益計算書(PL)がなければ、それぞれの事業についての経営判断を下すことさえ困難になってしまうことを知っているからです。

逆を返せば、事業別や部門別、商品別などの損益計算書が存在しない会社は、「攻める」「守る」「捨てる」経営判断を下すにあたっての拠り所がありません。つまり、早く正確な経営判断を下すための「モノサシ」が存在しないのです。そうなると、当然、自分の会社の決算書をみてもイマイチピンとこないとか、経営判断を下すにあたっても、何を根拠に考えればいいのかがわからないといった話になってしまうのです。

経営資源の限られている中小企業、特に同族会社こそ、正確な経営判断をスピーディーに下すことが事業永続のためには不可欠です。最も重要なことは、社長自身が事業永続のキーポイントは財務にあるということを知っておくことなのです。

あなたは、早く正確な経営判断を下すための社長専用のモノサシがありますか?
強く永く続く会社づくりのために、財務中心の会社づくりができていますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛
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