【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

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多くの社長がやってしまう勘違いとは?

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第151話:多くの社長がやってしまう勘違いとは?

「舘野先生、会社のお金のことは、全部、経理担当者に任せていたつもりなんです。それなのに、突然『社長、このままでは資金ショートします』って、他人事のように言ってきたんで、頭が真っ白になりました。」先代社長であるお父様の急逝をキッカケに、急遽、社長に就任されたとある二代目社長さんの言葉です。

多くの社長は、このように考えます。
「会社のお金のことは、経理担当者が見ているはずだ・・・」
「顧問税理士に会社のお金のことは任せているから大丈夫・・・。」

しかし、これらは間違いです。

経理担当者は、既に起きたお金の流れに沿って伝票を起票し、会計処理をしているにすぎません。税理士も、経理担当者が行った処理を確認した上で、税金計算をしているにすぎません。つまり、経理担当者も税理士も仕事の起点は「過去」にあるのです。

したがって、もし、社長が自分の会社のお金のことを経理担当者や税理士に任せていると思っていたとしたら、それは大きな勘違いなのです。そして、それがただの勘違いで笑って済ませられるレベルであればまだ良いのですが、場合によっては、いずれ会社を潰しかねない重大なミスを引き起こす要因にもなりかねないレベルの話なのです。

そもそもの大前提として、社長は、「経理」と「財務」は、全く違うものであるということを正しく認識しておかなければなりません。

まず、経理は、「既に動いたお金の管理をすること(日々の取引の記帳・決算書の作成)」であり、視点は「過去」になります。

経理の役割は、正しい記帳や、早くて正確な月次決算報告・年度決算報告が最も重要な役割となります。したがって、業務の性質上、どうしても視点が「過去」になってきます。確かに会社のお金を扱う側面もありますが、あくまでも「過去」のお金を見ているにすぎないのです。したがって、社長は、この点を正しく認識して経理担当者を活用していかないと、いつまでたっても認識のズレが生じてしまうのです。

それに対して、財務は、「これから動かすお金の管理(資金繰り・資金調達・計画策定など)」であり、あくまでも視点は「未来」になります。

財務の役割は、日々のお金の流れを管理し、資金がショートしないように資金繰りを考え、財務基盤を強化しながら資金を創出するための意思決定をしていきます。

さらに、必要に応じて資金調達の計画立案や金融機関との折衝をすることだってあります。思考の起点は、「いかにお金を残すか?」であり、そのための意思決定を伴いますので、当然、会社の全責任を負える社長でなければ、その責務を全うすること自体、難しくなってきます。

つまり、「財務」は、あくまでも社長のための実務なのです。

お金(キャッシュ)は、会社経営にとっての血液のようなものであり、会社にお金がなくなってしまえば、会社は潰れてしまいます。極端な話、赤字でも会社は潰れません。しかし、会社にお金がなくなってしまえば、会社はあっという間に、簡単につぶれてしまうのです。

どんなに大きな会社でも、小さな会社でも、「財務」が強い会社は、どんなことがあっても潰れません。大切なことは、社長自らが「いかに会社にお金を残すか?」という発想を持つことであり、そのための具体策として社長自らが財務中心の会社づくりをすることなのです。

事業永続のキーポイントとなる「財務」こそ、最も重要な社長のための実務なのです。
「財務」こそが、会社の未来を創るのです。

あなたは、「経理」と「財務」の違いを、正しく理解できていますか?
 あなたの会社には、真に会社にお金を残すための財務戦略がありますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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日本で唯一の「同族会社専門」財務コンサルティング機関

社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

『ダイヤモンド財務®』のユメリアコンサルティング株式会社

【フェイスブックページ】https://www.facebook.com/yumerea

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舘野 愛

この記事の監修・執筆者

舘野 愛(Tateno Ai)

ユメリアコンサルティング株式会社 代表取締役

同族会社専門 ダイヤモンド財務®コンサルタント

法政大学経営学部卒業後、中央青山PwCコンサルティング株式会社、税理士法人みらいコンサルティングを経て現職。財務顧問部の責任者として数多くの同族会社の支援(経営財務・事業承継・企業再生など)に従事。ある同族会社の倒産を目の当たりにした経験から、「財務は会社と社長一族の命運を左右する」と痛感し、日本初の同族会社専門コンサルティング会社を設立。

20年以上にわたり1,300人以上の同族社長を指導。売上や借金を増やさずに1年で手元資金を2倍にした事例や、実質無借金経営の実現、相続税の9割圧縮など、あらゆる角度からお金の悩みを解決する「ダイヤモンド財務®」プログラムを開発・指導している。2017年・2020年には「日本の専門コンサルタント年鑑」で厳選実力者として紹介される。

■ 保有資格

  • 税理士(東京税理士会・登録番号109556号)
  • AFP(認定番号51535999)
  • プロコーチ(GCS認定コーチ・認定番号1406SJ0951)

■ 著書・執筆実績

  • 『社長と会社にお金が残る仕組みの作り方 ダイヤモンド財務戦略』(エベレスト出版)
  • 『同族会社のためのダイヤモンド財務3つのポイント』(日本コンサルティング推進機構)
  • 『企業再編・組織再編入門』(日本実業出版社・共著)

■ メディア掲載・出演実績

  • 日本経済新聞:書籍「ダイヤモンド財務戦略」掲載(2025年12月)
  • 日本歯科新聞(アポロニア21):特集インタビュー掲載(2025年9月)
  • 近代中小企業:3ヶ月連続連載「社長がお金の落とし穴にハマる理由」ほか(2019年)
  • その他:東京商工会議所(東商社長ネット)、海外投資新聞、FM-FUJIなど多数

■ 講演実績

  • 主催セミナー:「新春三大経営戦略」特別セミナー(2026年1月)
  • 商工会議所:岡山、千葉、宇都宮、新潟、富山黒部、群馬渋川、埼玉浦和など全国多数
  • その他:中小企業家同友会(町田、荒川)、民間企業など多数