【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

当コラムは、「事業は順調なのに、お金が残らない…」「会社のお金の流れがわからない…」「経営判断の基軸になるものがない…」「税金からお金を守りたい…」「銀行対応で失敗したくない…」「無策なままの相続対策を何とかしたい…」このようなお悩みを抱えた同族会社のオーナー社長・2代目社長のための専門コラムです。(毎週水曜日更新)

「潰れる会社」と「潰れない会社」を分かつ唯一の理由

第170話:「潰れる会社」と「潰れない会社」を分かつ唯一の理由

「舘野先生、前社長の父は『売上が増えれば、潰れない会社になるから』っていうばかりで、これまで会社のお金のことは気にしないで経営してきたみたいです。いつも『経理担当者にお金のことは任せてあるから大丈夫』っていうんですけど、当の経理担当者は、来年で定年になります。これから先のことを考えると、不安で、不安で・・・。」来年、社長就任予定のとある40代の3代目社長さんからのご相談です。

同族会社の後継社長さんは、社長就任の直前になって自社の会社経営にまつわる一切のこと、つまり、財務の引き継ぎを受けるというケースが大多数です。しかし、引き継ぎといっても、実際のところは、銀行の通帳と代表印を渡されて、「あとは頼んだ」と言わんばかりの丸投げ?!が現実だったりします。

本当の意味で「財務」を知り、正しく財務の引き継ぎを出来ている会社はほんのごく一部。ほとんどの同族会社の後継社長は、「財務」不在のままで経営のバトンタッチを余儀なくされてしまうのです。

そのような場合、多くの後継社長は、このような苦悩でアタマがイッパイになってしまいます。
「経理担当者や顧問税理士に聞いても、イマイチお金の流れがわからない・・・」
「事業は順調なはずなのに、どうしてお金が増えていかないんだろうか・・・」
「自分のチカラで経営判断を下したいけど、基軸になるものがなくて決められない・・・」
「今期は黒字だと思っていたのに、実際のところはなぜか赤字になってしまった・・・」
「どうも、社長になってから目隠し運転で高速道路を走っているような感覚だ・・・」

あなたは、どうでしょうか?

もし、このように感じているのであれば、そもそもの大前提として、大きな勘違いをしている可能性があります。そして、その大きな勘違いを放っておくと、最悪の場合には、社長自身が知らず知らずのうちに会社を倒産に追い込んでしまうことだってあるため、本当に注意が必要です。

「潰れる会社」と「潰れない会社」を分かつ違い

では、多くの後継社長がやりがちな、そして、大きな勘違いとは、いったいどのようなものなのでしょうか?

それは、「売上が増えれば、潰れない会社になるはずだ」という勘違いです。

私がこれまで出会ってきた8割の経営者や、一般的な税理士や公認会計士などの職業会計人は、「売上が増えれば、経営が安定してきて、きっと潰れない会社になるはずだ」と考えます。

しかし、これは、間違いです。

もし、「売上が増えれば潰れない会社になる」という考え方が正しければ、この世に「黒字倒産」というコトバは存在しないはずですし、逆に、売上が減っても潰れていない会社がこの世に存在すること自体、おかしな話になってしまいます。

つまり、潰れる会社と潰れない会社の違いは、売上にないということに気が付かなければなりません。

では、会社が潰れるのは、どうゆう時でしょうか?

売上が減少した時でもなければ、会社が赤字になった時でもありません。

答えはたったひとつ、それは、「お金が尽きた時」です。

つまり、会社にお金が無くなってしまった時に、会社は潰れてしまうのです。逆を返せば、どんなことがあっても潰れない会社というのは、どんな事態に陥ろうとも会社にお金が残り続ける、資金不足に陥らない会社なのです。

「会社を潰す社長」が知らなくて「潰れない会社の社長」が知っていること

したがって、社長が真に潰れない会社を目指すのであれば、この「会社にお金を残す能力」を社長自身が身に付けることにあるのです。

そして、この「会社にお金を残す能力」こそが、「財務」の実務なのです。

ここで大切なことは、「財務」こそが事業永続のキーポイントであり、社長自らが財務の実務を正しく理解し、実践している会社だけが、5年後、10年後、ひいては100年後も強く永く成功繁栄し続けられるという事実を、まずは、社長自身が強く認識することなのです。

つまり、「潰れる会社」と「潰れない会社」を分かつ違いは、社長が財務の重要性を知り、財務の実務を社長業で担えているかどうかにかかっているのです。

そのためには、1日でも早く社長は「財務」を学び、財務中心の会社づくりを行うべきなのです。

社長が財務を知れば、会社にお金がしっかり残るようになります。お金がしっかり残れば、会社の未来を創るための投資ができます。その結果、社長は、社員や家族の明るい未来を守り抜くことができるのです。だからこそ、財務は、社長のための実務なのです。

あなたの会社は、「潰れない会社」になるための準備が出来ていますか?
あなたは社長として、会社を潰さないための社長の実務が全うできていますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛

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