【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務
あなたも「事業は順調なのに、お金が残らない…」「銀行借入が思うように減っていかない…」「経営判断に基軸がないから、迷ってしまう…」と悩んでいませんか?
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会社にお金を残せない社長の共通点
第228話:会社にお金を残せない社長の共通点
「舘野先生、ウチの会社は、ここ数年、利益が出たり、利益が出なかったり…というのを繰り返しています。売上は増えていっているはずなのに、なぜそうなってしまうのか、自分自身で理解できていないのが現状です。今はまだ良いですが、このまま放っておくと恐ろしい未来が待っていそうで…。」社長に就任されて3年目の、とある後継社長さんからのご相談です。
当社は、同族会社と社長の財産管理(お金が残る仕組みづくり)実務の専門機関なので、実に、様々な会社経営にまつわるお金の相談ごとが寄せられます。創業オーナー社長からご相談をお受けすることもあれば、二代目社長、三代目社長、四代目社長…などの後継社長からご相談をお受けすることもあります。特に社長に就任して日が浅い後継社長ほど、「自分の会社の状況がイマイチよくわからない…」「目隠し運転で高速道路を走るような感覚がする…」といった言葉を口にされます。
数字で徹底的に分解しない限り、課題は解決しない
多くの社長は、「売上を増やせば、潰れない会社になる」と考えます。そして、社長が売上規模拡大だけを考えている会社は、その社長についていく役員や社員も、当然ながら「売上至上主義」の考え方になっていきます。自分の会社の「利益」が減って、「お金」が減っていたとしても、その本当の原因を探ることなく、ただひたすら中身を伴わない「売上」だけを追い求めていきます。
「売上」が増えればもちろんうれしいですし、「売上」は、社長にとっての精神安定剤のようなものです。それに、売上さえ増えれば、全てが解決する…と信じたい気持ちもわからないでもありません。その結果、多くの社長が売上至上主義で経営の舵取りをしているのが現状です。
その結果、社長だけでなく、会社全員が「利益を出してお金を残す」という事業永続のための大前提よりも、「売上を増やす」ことだけに心血を注ぐようになるのです。「売上」が増えても、「利益」や「お金」が増えない会社は、銀行への借金を返済するので精一杯。そのため、たいへん言葉は悪いですが、貧乏暇なしの状態からますます抜け出せなくなっていくのです。
つまり、財務を知らない社長の会社が「売上至上主義」に向かっていけばいくほど、「売上が増えれば増えるほど、なぜか経営がますます苦しくなっていく」のです。では、なぜ経営が苦しくなっていくのでしょうか?
経営が苦しくなる会社の社長は、「正しい資金管理の方法を知らない」「お金の増やし方・残し方を知らない」という共通点があります。しかし、それ以前の話として、そもそも「粗利」が事業の存続に必要な分だけ確保されていなかったり、あるいは、売上の多寡に関わらず発生するコストである「固定費」を漫然と増やし続けていたりしていることが挙げられます。
会社が稼げている「粗利」以上に、人件費を中心とした「固定費」の方が多くかかっていれば、利益が出るはずもなく、当然お金も残りません。売上から原価を差し引いた粗利が思うように確保されていなければ、当然、事業の継続に必要となる人件費など、会社の売上の増減に関係なく経常的にかかってくる経費を負担するための原資が目減りしていきます。
したがって、どんなに売上が増えていったとしても、お金や内部留保の原資となる「粗利」が稼げていて、事業存続に必要な「利益」が確保されていなければ、強固な経営基盤を持っている会社であっても、日を追うごとに経営は苦しくなっていくのです。
社長の仕事は、「粗利」を創ること
だからこそ、安定的経営を志すのであれば、社長は「粗利」に対して厳しい姿勢で向き合わなければならないのです。もし、「粗利」の減少が自社商品・サービスの競争力が落ちてきているのが原因であれば、事態を打開するための「次の一手」を社長自らが打たなければなりません。
ところが、実際問題、次の一手を下すための判断材料として、「自社の損益の中身を知っているか?」という話になると、多くの社長が「会社全体の売上高、会社全体の費用、会社全体の利益はわかるけれど、個々の事業ごとでの損益がわからない」といった状態になってしまいます。しかし、それではダメなのです。
社長が将来に向かって「攻める経営」・「守る経営」・「捨てる経営」を実践するためには、その決断を支える根拠となる「正しい経営判断を下すための社長専用の経営のモノサシ」が必要です。例えば、複数の事業を営んでいるのであれば、事業部ごとの損益の状態がいつでもわかるようにしておくべきですし、営業所別・部門別・支店別など会社にあった切り口からいつでもそれぞれの数値情報を細かくドリルダウンして分析できるような状態にしておくべきなのです。
逆を返せば、自社の正しい経営状態を正しく数値で把握できていない状態で正しい経営判断を下そうと思ったとしても、それはそもそも無理な話なのです。しかし、利益が残らなければ、お金も内部留保も増えていくことはありません。だからこそ、社長は自社の危機をできるだけ早く察知し、ダメになる前に次の一手を打てるようにするために、財務中心の会社づくりをしておくべきなのです。
ダイヤモンド財務の社長は、自社の経営課題を数字で具体的に分解して考えます。そして、現状より「1円でも多くお金を増やすためには、どうしたらいいのか?」「1%でも数値をカイゼンするためには、どうしたらいいのか?」を徹底的に考え抜きます。
ガラス財務の社長は、自社の経営課題がわからないまま放置します。その結果、具体的な行動を起こすことなく、ただただ時間を浪費していきます。目の前で貴重な「お金」がドンドン失われているのを、ただただ眺めて嘆きます。
社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。もっといえば、会社の未来を創ることです。
あなたは、社長として、会社の未来をつくれていますか?
ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛
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社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家
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