【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 事業承継・相続対策

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同族オーナー企業が留意すべき財務の視点

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第29話:同族オーナー企業が留意すべき財務の視点

「舘野先生、先日、先代社長からウチの会社の決算書をみせてもらったのですが、貸借対照表に多額の貸付金や仮払金が計上されていたんです。先代社長に聞いても『わからない』の一点張りで困っているんです。」来年経営のバトンタッチを予定しているある二代目社長さんからのご相談です。

多くの中小企業、そして、特に同族オーナー企業においては、決算書上に「内容がよくわからない」資産や負債が計上されていることがあります。一見すると、「自分の会社の決算書なのに、内容がわからないものが計上されている?そんなおかしなことあるわけない!」と思われるかもしれません。

ですが、中小企業の場合は、法人と個人が表裏一体の関係にあるということもあって、歴史が古い会社であればあるほど、このようなご相談を受ける機会が多いものです。

当社は、同族会社のオーナー社長・二代目社長専門で、未来を創造する財務戦略を提供しておりますが、実は、その根底には大きな理由があります。それは何かというと、簡単にいうと、同族会社のオーナー社長・二代目社長は、「どんなことがあっても、最後まで逃げられないから」です。

大企業の社長は、経営が傾いたらその経営責任を辞任、つまり退職することで責任を取ることができます。大企業の場合は、会社と個人は完全に別々のものですから、社長個人の財産で経営責任を取ることは、まずありません。しかしながら、中小企業の社長は、そうゆうわけにはいきません。

そもそも大企業と中小企業とでは、経営手法や考え方が大きく異なっているのです。
 そして、どちらの社長が大変かといえば、当然、中小企業の社長なのです。なぜなら、大企業の社長と中小企業の社長とでは、責任の範囲が大きく異なってくるからです。そして、大企業(公開企業)と中小企業(非公開企業)の違いが最も顕著に表れるのは、金融機関から資金調達をするときなのです。

中小企業は、金融機関から資金調達をして借入をするとき、社長が自ら連帯保証人になります。場合によっては、社長が所有する土地や建物を担保で提供することだってあります。さらに、借入金が返済できなくなってしまった時は、中小企業の社長の場合は、担保不動産や私財をもって返済することを金融機関から求められますし、最悪の場合は、倒産・夜逃げといったことだってあるのです。

つまり、会社が傾けば、個人も傾いてしまう・・・それが中小企業経営者の現実なのです。

大企業の場合、オーナーはあくまでも株主であり、経営者は社長で雇われの身。各々の役割分担が明確に区分されているのです。ですが、中小企業の場合は、会社と個人が一心同体という面があり、資金の流れが曖昧になってしまうことがあるのです。

例えば、会社にお金が無ければ、社長は個人のお金を会社に貸します。
逆に、個人にお金が無ければ、会社からお金を借ります。

会社の経営状態が良くなれば、社長個人の財産も潤います。
逆に、会社の経営状態が悪化したら、社長個人の財産からお金を出して、会社の資金繰りにあてがうことだってあります。

会社の業績が良ければ、社長が退職するとき、役員退職慰労金を支払えます。
会社の業績が悪ければ、どんなに毎日忙しく働いたとしても、役員退職慰労金を支払うことはできません。

大企業の社長は、ある意味責任の範囲が限定的です。それに対して、多くの中小企業の社長は、オーナーでもあり社長でもあることから、万が一の時は、全責任はオーナー社長にふりかかってきます。

ですから、同族会社の社長は、会社にお金を残すことだけではなくて、社長個人にもしっかりとお金を残すことを考えていかなければならないのです。事業承継を控えている場合には、先代社長だけではなく後継社長にもしっかりお金を残すことを考えていかなければならないのです。

会社の調子が悪くても、個人の財務がしっかりしていれば、急場を凌ぐことができます。逆に、個人の資金が枯渇しそうであっても、会社の調子が良ければ持ち堪えることができます。大切なことは、将来に向かって、会社でも個人でも継続的に収入が得られる財務の戦略を持つことなのです。

あなたには、会社と個人を豊かにする財務戦略はありますか?

 

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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日本で唯一の「同族会社専門」財務コンサルティング機関

社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

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