【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 事業承継・相続対策

当コラムは、「事業は順調なはずなのに、なぜかお金が残らない」「節税して税金から『会社』と『財産』を守りたい」「銀行対応で失敗したくない。借金を減らしたい」「無策なままの事業承継・相続対策。将来が不安」とお考えの同族会社のオーナー社長・二代目社長向けのコラムです。
「お金を残す会社財務」「節税対策・税金対策」「銀行対策・銀行融資」「事業承継・相続対策」に関する気づきやヒント、エールをお伝えします。(毎週水曜日更新)

後継社長こそ財務中心の会社づくりが必要な理由

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第80話:後継社長こそ財務中心の会社づくりが必要な理由

「舘野さん、先日、父である社長から、今年か来年あたりでそろそろバトンタッチをしてはどうかという話がありました。今までの実績が認められたという嬉しさ半分と、これから自分が会社を守るという不安半分、なんだか複雑な心境です。」来年40歳という節目を迎えられる、とある北陸地方の二代目社長さんの一言です。

当社は、同族会社のオーナー社長・後継社長専門の財務コンサルティング機関ですから、当社の門戸を叩いて下さる後継社長さんの中には、社長業を10年以上やられているベテラン社長さんもいらっしゃれば、つい最近社長に就任したばかりの新人社長さんも数多くいらっしゃいます。

それに、「事業承継を控えていて、これから社長に就任する予定」という後継社長さんもいらっしゃいます。肩書きそのものは、「常務取締役」・「専務取締役」・「取締役」など実に様々ですが、会社の未来に対する責任感の強さと真剣さは、皆さん変わりません。同じです。

ココロの内に秘める「会社をゼッタイに潰さない!」「地元に誇れるいい会社づくりがしたい!」「本気で100年企業を目指したい!」という強い想いに触れるたびに、毎回、頭が下がる想いがしています。

そんな中で、よく「財務中心の会社づくりは、どのタイミングでスタートするのがいいですか?」というご相談をお受けすることがあります。そのような場合は、「社長就任のタイミングを問わず、出来る限り早い段階でスタートされた方がいいですよ。」とお答えしております。

なぜなら、これから社長になられる後継社長にとっては、財務中心の会社づくりを目指すだけでなく、同時に、「事業承継の準備」もしなければならないからです。

細かいことを言い出せばキリがありませんが、財務関連でいえば、株式の承継問題やその先にある相続問題、金融機関対応や連帯保証への対策、先代社長勇退に伴う役員退職金のことや経営権の承継などなど・・・。

日頃は表面化していないため、ほとんど意識していないことが多いにも関わらず、イザ表面化すると経営に与えるインパクトが非常に大きい、そういった課題を予め把握し、スムーズにバトンタッチできるような流れづくりをしておかなければならないのです。

当然、これらの事業承継対策を事前に講じた上で、満を持して社長に就任した場合と、何ら事業承継対策を打つことなく、無策のままで社長に就任した場合とでは、明らかにスタート地点が異なってきます。その後の「社長人生」の明暗が大きく分かれるといっても、過言ではないのです。

だからこそ、出来る限り早い段階での財務中心の会社づくりを提唱しているのです。

先般、日経ビジネスの記事で「同族だから強い」という特集がありましたが、ファミリー企業の方が非ファミリー企業に比べて、自己資本比率・ROA(総資産利益率)いずれも優れているという数値的データ(出典:「ファミリービジネス白書2015年版」)が出ています。http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/031100020/031100002/?ST=smart

つまり、同族会社こそ、社長のオーナーシップでスピード感のある経営判断が出来ますから、非同族会社に比べて強い財務体質の会社づくりがしやすいのです。今回のデータの抽出対象は、上場企業約2300社とされていますが、実際のところは、上場会社などの大企業よりも、中小企業こそ強い財務体質を目指さなければ、昨今の厳しい経済環境下を生き抜くこと自体、難しくなってきます。

言うまでもなく、「儲かって潰れない、利益を出してお金が残る」強い財務体質を築き上げるためには、それなりの時間と努力が欠かせません。

長期的な視野で、多面的・根本的な観点で財務中心の会社づくりをしていきますから、社長自身が、本気で永続的成功繁栄を掴みとりたいと願わない限り、実現することはありません。しかし、時代の変化や経済環境の逆風に負けない強い会社づくりをしている社長は、その事実を知っているからこそ、早い段階で財務中心の会社づくりに取り組んでいるのです。

その一方で、売上至上主義の思考からいつまでも脱却することができず、「場当たり的な資金調達」や「劇的な売上アップ」・「特効薬的な財テク」などに腐心する社長も現実問題として存在します。

こういった社長の多くは、自分自身で会社の未来を創るために思考することよりも、他人に答えそのものを求める傾向にあります。しかし、それが安易な方法であればあるほど、その代償は高くつくのが世の常です。そして、その先には、「資金不足」・「借入依存」・「赤字体質」の三重苦が待ち構えているということを、私は、実務の現場でさんざん見てきました。

財務中心の会社づくりは、大変地味で泥臭く、時には、社長にとって苦渋の決断を迫られることもあります。しかし、本気で潰れない会社づくりを願う社長にとっては、最短距離で、永続的成功繁栄を掴みとるための成功法則なのです。

あなたの会社には、真に円滑な事業承継を行うためのロードマップがありますか?
財務中心の会社づくりで、儲かって潰れない会社づくりを叶えてみませんか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛

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