【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 事業承継・相続対策

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お金が残らない会社の共通点

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第147話:お金が残らない会社の共通点

「舘野先生、ウチの会社は、お金がある時とお金がない時との差が激しいんですよ。お金がイッパイあるな~と思ってもすぐに消えちゃって、手元にお金が残らないんです。昔からずっとこんな感じみたいなんですが、危なっかしくて見ていられなくて・・・。」来年の社長就任に向けて、目下、財務中心の会社づくりに取り組まれているとある二代目社長さんの一言です。

創業社長の場合、ヒト・モノ・カネの経営資源がない状況からのスタートを余儀なくされますから、たとえ今どんなに盤石な経営状態にあったとしても、そこにたどり着くまでの間に一度は会社経営にまつわる「お金」の危機を経験しているものです。

言ってみれば、いわゆる創業期ならではの、まさに生きるか死ぬかのサバイバル・・・といったところでしょうか。ヒト・モノ・カネのナイナイづくしの創業期を経験してきている創業社長からしてみれば、否が応でも、「資金不足」・「借入依存」の状況を経験することになります。

ほとんどの創業社長の場合、長年この「危なっかしい」状態を経験し、何度もくぐりぬけてきたという過去の成功体験があるので、不思議なもので、ハタから見れば「いつ潰れてもおかしくない?」という状況であっても、当の本人からしてみればどこ吹く風、当たり前の状況になっていたりするのです。

しかし、ここで重要なことは、その先の話です。

つまり、「資金不足」・「借入依存」を経験した後、社長自身が財務の重要性に気が付き、財務中心の会社づくりを行ったかどうかが重要なのです。

創業30年以上の会社の中には、創業社長が「財務」の重要性を痛感し、財務中心の会社づくりに取り組むことで強い財務体質の会社に生まれ変わったという会社もたくさんあります。

しかし、その一方で、「財務」の重要性に気が付かず、いつまでも「借入依存」「資金不足」の経営から脱却することができないまま、後継社長へ経営のバトンを渡す時期がやってきた・・・という会社も存在します。当社では、そのような会社のご支援を数多くしてまいりました。

そもそも財務中心の会社づくりが出来ている会社であれば、資金繰りで四苦八苦したり、あるいは、月末になると預金残高が気になってしまってハラハラする・・・といった事態に陥ることはありません。しかし、財務中心の会社づくりが出来ていない会社の場合は、常に「借入依存」「資金不足」の状態にあり、いつまでたっても抜け出すことができません。

本来、真に社長がやるべきことは、常に潤沢な資金を備え、どんな事態が起きても絶対に資金ショートしないような強い財務体質の会社づくりをすることにあります。特に、財務中心の会社づくりの中でも、「資金管理」は、最も重要な社長のための実務なのです。なぜなら、会社が本当に潰れるのは、会社にお金が無くなった時だからです。

多くの社長は、「売上が増えれば、潰れない会社になる」と考えます。
しかし、それは間違いです。

あくまでも、「売上が増えれば、潰れない会社になる」のではありません。
財務が岩盤だからこそ、事業を自由自在に操れるから、結果として潰れない会社になるのです。つまり、財務こそが、事業永続のキーポイントなのです。真に潰れない会社づくりを目指すのであれば、社長は「財務」の実務を知らなければならないのです。

しつこいようですが、赤字決算でも、会社は潰れません。
あくまでも、会社は、「お金が無くなった時」に潰れるのです。

財務中心の会社づくりは、一朝一夕に出来るようなものではありません。当然、手間も時間もかかります。しかし、強く永く続く会社づくりがしたいと願うのであれば、社長自らが財務中心の会社づくりを目指すべきなのです。

強く永く勝ち残っている会社ほど、時間をかけてじっくりと財務中心の会社づくりを密かに行っています。そして、その結果、最短距離で「儲かって潰れない」「利益を出してお金が残る」会社づくりに成功しているのです。

あなたは、社長として真にお金が残る財務中心の会社づくりが出来ていますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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日本で唯一の「同族会社専門」財務コンサルティング機関

社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

『ダイヤモンド財務®』のユメリアコンサルティング株式会社

【フェイスブックページ】https://www.facebook.com/yumerea

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舘野 愛

この記事の監修・執筆者

舘野 愛(Tateno Ai)

ユメリアコンサルティング株式会社 代表取締役

同族会社専門 ダイヤモンド財務®コンサルタント

法政大学経営学部卒業後、中央青山PwCコンサルティング株式会社、税理士法人みらいコンサルティングを経て現職。財務顧問部の責任者として数多くの同族会社の支援(経営財務・事業承継・企業再生など)に従事。ある同族会社の倒産を目の当たりにした経験から、「財務は会社と社長一族の命運を左右する」と痛感し、日本初の同族会社専門コンサルティング会社を設立。

20年以上にわたり1,300人以上の同族社長を指導。売上や借金を増やさずに1年で手元資金を2倍にした事例や、実質無借金経営の実現、相続税の9割圧縮など、あらゆる角度からお金の悩みを解決する「ダイヤモンド財務®」プログラムを開発・指導している。2017年・2020年には「日本の専門コンサルタント年鑑」で厳選実力者として紹介される。

■ 保有資格

  • 税理士(東京税理士会・登録番号109556号)
  • AFP(認定番号51535999)
  • プロコーチ(GCS認定コーチ・認定番号1406SJ0951)

■ 著書・執筆実績

  • 『社長と会社にお金が残る仕組みの作り方 ダイヤモンド財務戦略』(エベレスト出版)
  • 『同族会社のためのダイヤモンド財務3つのポイント』(日本コンサルティング推進機構)
  • 『企業再編・組織再編入門』(日本実業出版社・共著)

■ メディア掲載・出演実績

  • 日本経済新聞:書籍「ダイヤモンド財務戦略」掲載(2025年12月)
  • 日本歯科新聞(アポロニア21):特集インタビュー掲載(2025年9月)
  • 近代中小企業:3ヶ月連続連載「社長がお金の落とし穴にハマる理由」ほか(2019年)
  • その他:東京商工会議所(東商社長ネット)、海外投資新聞、FM-FUJIなど多数

■ 講演実績

  • 主催セミナー:「新春三大経営戦略」特別セミナー(2026年1月)
  • 商工会議所:岡山、千葉、宇都宮、新潟、富山黒部、群馬渋川、埼玉浦和など全国多数
  • その他:中小企業家同友会(町田、荒川)、民間企業など多数