【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 事業承継・相続対策

当コラムは、「事業は順調なはずなのに、なぜかお金が残らない」「節税して税金から『会社』と『財産』を守りたい」「銀行対応で失敗したくない。借金を減らしたい」「無策なままの事業承継・相続対策。将来が不安」とお考えの同族会社のオーナー社長・二代目社長向けのコラムです。
「お金を残す財務」「節税対策・税金対策」「銀行対策・銀行融資」「事業承継・相続対策」に関する気づきやヒント、エールをお伝えします。(毎週水曜日更新)

潰れない会社の社長の共通点

第155話:潰れない会社の社長の共通点

「舘野先生、ウチの会社は、事業は順調なはずなのに、いつもゼンゼンお金が残らないんです。顧問税理士に相談しても、父に相談しても、クチを揃えて『売上さえ増えれば大丈夫』って繰り返すばかりで、全く話になりません。」今年社長に就任されたばかりの、とある関西地方の二代目社長さんからのご相談です。

多くの社長は、このように考えます。
「売上を増やせば、きっと潰れない会社になるはずだ・・・」
「会社のお金のことは、顧問税理士がみてくれているはず・・・」

しかし、残念ながら、いずれも間違いです。
間違いどころか、答えはむしろ「逆」です。

私がこれまでお会いしてきた8割の経営者や、一般的な税理士は、「売上が増えれば、潰れない会社になる」と考えます。しかし、15年以上にわたって幾多の社長を支援してきた実績と、ある会社の倒産を目のあたりにした経験から、あえて断言します。

「売上が増えれば、潰れない会社になる」のではありません。あくまでも、「財務」が岩盤だからこそ、事業を自由自在に操れるから潰れない会社になるのです。大切なことは、財務中心の会社づくりこそが、事業永続のためのキーポイントであるという事実を、社長自身が知っておくことなのです。

ここで「財務」とは、簡単にいうと「お金を残す能力」をいいます。潰れない会社の社長は、誰しもこの「お金を残す能力」、つまり「財務」が、社長業の中で最も重要な実務である・・・という事実を知っています。

なぜなら、会社は、赤字でも潰れません。
しかし、お金が無くなってしまえば、会社は潰れてしまいます。

したがって、「財務」こそが、事業永続の要諦であり、会社の命運を左右するものなのです。誤解を恐れずにいえば、財務を知らない人間は、絶対に社長になってはいけないのです。それぐらい「財務」は、社員と家族を守るために重要なものなのです。

ところが、現実には、社長の中には意外なほど「財務」を知らない人が多いもの。その理由は、身近に「財務」を教えてくれる先生がいないからです。多くの社長は、「売上を増やす能力」と「お金を残す能力」は、イコールと考えます。しかし、それは間違いです。「売上を増やす能力」と「お金を残す能力」は、全く別の能力なのです。

多くの社長が売上を増やすことには一生懸命な一方で、お金を残すということに関しては無関心。むしろ、「会社のお金のことは、経理担当者がいるから大丈夫」とか「顧問税理士が、会社のお金のことはみてくれているはず」と誤解してしまっているのです。

ここで大切なことは、「経理」が経理担当者の仕事であるように、また、「税務」が税理士の仕事であるように、「財務」はあくまでも社長の仕事である・・・ということに、社長自身が気付くことです。

そもそも「経理」や「税務」は、視点が「過去」にあります。しかし、「財務」は、あくまでも視点が「未来」にあるものです。つまり、「未来に向かって、どうやって儲かって潰れない会社にしようか?」「将来に向かって、どうやって利益を出して、お金が残る会社にしようか?」・・・こういったことを考えるのが社長の仕事なのです。したがって、社長自身がその事実に気が付かない限り、誰も自社の「財務」を見ていないという、大変危険な状態が続いてしまうのです。

どんなに「売上を増やす能力」があっても、「お金を残す能力」のない会社、つまり「財務」を知らない社長の会社が、永続することはありません。

なぜなら、財務を知らない社長は、「無理な売上拡大」や「間違った節税対策」、「場当たり的な資金調達」や「過剰な設備投資」などの悪手を、無意識のうちに打ってしまうからです。その結果、知らず知らずのうちに、自社の財務を棄損してしまうのです。

さらにいえば、「財務を強くしよう」と社長が考えない限り、絶対に強い財務の会社になることはありません。なぜなら、財務中心の会社づくりには、一般には知られていない絶対的な手順と、見落としてはいけない幾多のチェックポイントが存在するからです。

よく、財務は「いかに銀行からお金を上手に引き出すか」とか「資金繰りで困らないようにするにはどうしたらよいのか」といった短期的・表面的・局所的な視点と勘違いされることがあります。しかし、資金調達や資金繰りの話は、財務を語る上でのイチ「戦術」にしかすぎません。

会社の命運を背負う社長が、真に学ばなければならないのは、長期的・根本的・複眼的な視点からみた財務「戦略」です。あくまでも、5年後10年の未来に向かって、社長自らが意図的に築き上げていくのが「財務」なのです。

「財務」が変われば、会社の未来が変わります。
「財務」が変われば、5年後10年後の未来が、光り輝くものになります。

あくまでも、会社の未来を創れるのは、唯一、社長だけです。だからこそ、社長は、5年後10年後の未来を創るために、財務中心の会社づくりを目指すべきなのです。

あなたは、社員や家族のために、潰れない会社づくりが出来ていますか?
社長として、会社の事業永続のために、「ダイヤモンド財務」を目指してみませんか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛

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