【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 事業承継・相続対策

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二代目社長こそ「財務」と「経理」の違いを知るべき理由

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第163話:二代目社長こそ「財務」と「経理」の違いを知るべき理由

「舘野先生、ウチの会社の経理担当者は、いつも『お金がない』っていうんですけど、具体的な問題点がどうもよくわからないんです。先代社長は『売上を増やせ』しか言わないんですけど、売上を増やせば解決する話じゃないと思うんです。」とある関西地方にお住まいの二代目社長さんがコンサルティング中に口にされた一言です。

多くの経営者は、「売上を増やせば、潰れない会社になる」と考えます。これまでに売上至上主義の会社づくりをしてきた場合は、社長だけでなく、経営幹部や経理担当者を含めた全社員が「売上至上主義」ですべてのモノゴトを判断するようになっていきます。

もちろん会社経営をしていく上ではお客様がいなければ成り立ちませんし、お客様に対して提供した商品やサービスの対価として売上が増えるに越したことはありませんが、それがイコール「事業継続のキーポイント」と考えているとしたら、それは大きな間違いです。

なぜなら、「売上が増えれば、潰れない会社になるわけではない」からです。

あくまでも「財務」が岩盤だからこそ、事業を自由自在に操れるから、潰れない会社になるのです。結果としての「財務」ではなく、「財務中心の会社づくり」こそが、事業永続のキーポイントであるという事実に、社長自身が気付づいていなければ、その会社に未来はありません。

当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関ですので、同族会社の会社経営にまつわるお金の悩み全般に関するご相談を日々お受けし、その解決のための具体策を共に考え、実行のお手伝いをしておりますが、そんな中でも、多くの社長が「経理」について勘違いをしているということに気付かされます。

具体的には、当社にご相談にお見えになられる社長さんに限らず、中小企業、特に、同族会社の社長の多くが「経理」と「財務」をいっしょくたに考えてしまっている・・・という勘違いです。特に、二代目・三代目の社長さんは、先代社長から「お金のことは経理に聞けば大丈夫・・・」といわれるケースが大変多いため、注意が必要です。

「経理」と「財務」を混同して考えている社長は、経理担当者が財務を見てくれていると勘違いしているため、いつまで経ってもお金が残らない、ひどい場合には、「借入依存」「赤字体質」「資金不足」の三重苦の状態に陥っていたりします。

では、なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか?

それは、「経理」と「財務」の仕事は、根本的な「視点」が正反対の対局にあるものだからです。

例えば、経理が行う業務は、「既に動いたお金の管理をすること(日々の取引の記帳・決算書の作成)」であるのに対し、財務が行う業務は、「これから動かすお金の管理(資金繰り・資金調達・計画策定)」をすることにあります。

それに対して、財務の役割としては、日々のお金の流れを管理し、資金がショートしないように資金繰りを考え、資金調達をすることが挙げられます。そして、将来の経営計画を策定し、それに伴う財務戦略を立案することも、財務の大事な役割です。

つまり、「経理」は、既に起きた「過去」のお金の流れに沿って会計処理をし、仕訳や決算書作成などをするのが仕事であるのに対し、「財務」は、これから起きる「未来」のお金の流れを数字で描いて、お金を動かし、増やしていくことが仕事なのです。よって、仕事の目線が「過去」と「未来」とでは、真逆のモノであり、その視点も全く異なっているということに社長自身が気付くことが重要なのです。

したがって、会社の「未来」を創るための「財務」が不在の経営を続けていたら、必然的に「資金不足」・「借入依存」・「赤字体質」の経営状態に陥ってしまうものなのです。そして、苦境に立たされて、その時に初めて財務中心の会社づくりの重要性に気が付くのです。

安定経営・永続的繁栄を願うのであれば、財務こそが事業永続のためのキーポイントであり、事業永続のためには、財務中心の会社づくりこそが最も重要なのです。そして、あくまでも「財務」は、社長のための実務であり、会社の未来を創るためには不可欠なものであるという事実に気が付くことが事業存続のカギを握るのです。

あなたは、社長として「財務」の実務を全うできていますか?
 財務中心の会社づくりで、「儲かって潰れない」「利益を出してお金が残る」仕組みを一緒につくりませんか。

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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日本で唯一の「同族会社専門」財務コンサルティング機関

社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

『ダイヤモンド財務®』のユメリアコンサルティング株式会社

【フェイスブックページ】https://www.facebook.com/yumerea

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舘野 愛

この記事の監修・執筆者

舘野 愛(Tateno Ai)

ユメリアコンサルティング株式会社 代表取締役

同族会社専門 ダイヤモンド財務®コンサルタント

法政大学経営学部卒業後、中央青山PwCコンサルティング株式会社、税理士法人みらいコンサルティングを経て現職。財務顧問部の責任者として数多くの同族会社の支援(経営財務・事業承継・企業再生など)に従事。ある同族会社の倒産を目の当たりにした経験から、「財務は会社と社長一族の命運を左右する」と痛感し、日本初の同族会社専門コンサルティング会社を設立。

20年以上にわたり1,300人以上の同族社長を指導。売上や借金を増やさずに1年で手元資金を2倍にした事例や、実質無借金経営の実現、相続税の9割圧縮など、あらゆる角度からお金の悩みを解決する「ダイヤモンド財務®」プログラムを開発・指導している。2017年・2020年には「日本の専門コンサルタント年鑑」で厳選実力者として紹介される。

■ 保有資格

  • 税理士(東京税理士会・登録番号109556号)
  • AFP(認定番号51535999)
  • プロコーチ(GCS認定コーチ・認定番号1406SJ0951)

■ 著書・執筆実績

  • 『社長と会社にお金が残る仕組みの作り方 ダイヤモンド財務戦略』(エベレスト出版)
  • 『同族会社のためのダイヤモンド財務3つのポイント』(日本コンサルティング推進機構)
  • 『企業再編・組織再編入門』(日本実業出版社・共著)

■ メディア掲載・出演実績

  • 日本経済新聞:書籍「ダイヤモンド財務戦略」掲載(2025年12月)
  • 日本歯科新聞(アポロニア21):特集インタビュー掲載(2025年9月)
  • 近代中小企業:3ヶ月連続連載「社長がお金の落とし穴にハマる理由」ほか(2019年)
  • その他:東京商工会議所(東商社長ネット)、海外投資新聞、FM-FUJIなど多数

■ 講演実績

  • 主催セミナー:「新春三大経営戦略」特別セミナー(2026年1月)
  • 商工会議所:岡山、千葉、宇都宮、新潟、富山黒部、群馬渋川、埼玉浦和など全国多数
  • その他:中小企業家同友会(町田、荒川)、民間企業など多数