【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 事業承継・相続対策

当コラムは、「事業は順調なのに、お金が残らない…」「会社のお金の流れがわからない…」「経営判断の基軸になるものがない…」「税金からお金を守りたい…」「銀行対応で失敗したくない…」「無策なままの相続対策を何とかしたい…」このようなお悩みを抱えた同族会社のオーナー社長・2代目社長のための専門コラムです。(毎週水曜日更新)

事業承継で成功する後継社長の共通点

209話:事業承継で成功する後継社長の共通点

 「舘野先生、ウチの顧問税理士は、何を聞いてもどこか他人事で、ゼンゼン相談にのってくれません。経営についての改善点を相談しても、今のままで大丈夫…としかいいませんし、事業承継に関する株式のことも、いずれ考えれば大丈夫…としかいいません」一昨年、社長に就任されたばかりのとある2代目社長さんの一言です。

当社は、同族会社と社長の財産管理(お金が残る仕組みづくり)実務の専門機関なので、実に、様々な会社経営にまつわるお金の相談ごとが寄せられます。その中でも特に、事業承継の場面では、「顧問税理士とのかかわり方」に関するご相談をお受けすることがあります。多くの社長にとって、顧問税理士はとても身近な存在。そんなこともあって、会社のお金のことに限らず、何でも気軽に相談している…という方も多いのではないでしょうか。

「顧問税理士とは上手くやっているよ…」という社長さんもいれば、その一方で「ウチの顧問税理士は、ゼンゼン相談に乗ってくれない…」とか「ウチの顧問税理士は、まるで税務署の手先のようだ…」「何を相談しても、やめておいた方がイイとか、無理に決まっているとしか言わない…」など、不満を抱えている社長さんも数多くいます。

事業承継で失敗する社長が陥る誤解

ここで、特に気を付けなければならないことは、事業承継の場面こそ、顧問税理士を上手に活用できている社長と、顧問税理士のいいなりになっている社長とでは、相続対策に限らず、株式承継や経営権の承継など、あらゆる場面において圧倒的な差が出てきてしまうという事実です。つまり、社長自身が無策なまま顧問税理士のいいなりになっていると、後々手痛いしっぺ返しが待ち受けていた…ということになりかねないということです。

実際に、当社にも、「顧問税理士の話を鵜呑みにしてたら、経営が苦しくなった…」「顧問税理士の間違ったアドバイスのせいで、ひどい目にあった…」という社長さんが数多く訪れます。顧問税理士からしてみれば、税金の立場から、悪気なくアドバイスをしていたのだと思います。しかし、根本的な問題で顧問税理士自体が「財務」を正しく理解しないまま「税金」だけ考えてアドバイスをすれば、当然ながら、財務はボロボロになって、弱体化していく…それは当たり前のことなのです。

ここでお伝えしたいことは、顧問税理士を上手に活用して、安心して先代社長から事業と財産を承継しつつ、安定的かつ持続的な成長繁栄を手に入れる社長と、顧問税理士のいいなりになったまま、場当たり的な対処療法で苦境に陥る社長とでは、まさに天と地ほどの差が出てくるということです。

では、ここで、事業承継で成功する社長と、事業承継で失敗する社長とでは、根本的に何が違うのでしょうか?

事業承継で成功する社長が知っている「盲点」とは?

誤解を恐れずに言えば、顧問税理士のいいなりになってしまう社長は、根本的に「税理士」の仕事の内容、つまり職域について誤解をしているものです。

具体的には、「税理士は、会社のお金のことは何でも知っている…」「税理士は、財務や経営の相談相手になってくれる存在…」と誤解しているのです。そのため、無条件に税理士が言っていることを鵜呑みにして、信じてしまうのです。中には、先にもお伝えしたように、間違ったアドバイスをそのまま信じて実行し、経営が苦しくなってしまった…という会社さえ存在するぐらいです。

まず、ここで社長が絶対的に知っておかなければならないことがあります。

それは、税理士は、あくまでも「税金の専門家」ということです。具体的には、税理士は「既に起きたお金の流れにそって、会計処理をして税金計算をする税金の専門家」であるということです。この事実を、本当の意味で正しく知っておかなければならないのです。そして、その事実は、税理士との顧問契約書にハッキリと明記されているはずです。なぜなら、税理士法で、そう明確に定められているからです。

しつこいようですが、大切なことなので繰り返しますが、あくまでも、税理士は、「過去」のお金の流れをみて税金の計算をする「税金の専門家」です。したがって、会社の「未来」のお金のことを相談しても、正しい答えは返ってきません。なぜなら、そもそもの大前提として、会社の「未来」を考えるのは、社長の仕事だからです。

それに対して、財務は、「財産管理の実務」です。つまり、「未来」に向かって、社長と会社にお金が残る仕組みづくりをすることです。そして、当社は、「未来」に向かって、社長と会社にお金が残る仕組みづくりをする「財務の専門家」です。あくまでも、税金は支払うものであるのに対し、財産は、残して増やすものです。したがって、視点も異なれば、着眼点も180度変わってきます。

私の知る限り、多くの税理士は、マジメでプライドの高い人が多いです。だからこそ、クライアントから相談されたことについて「わからない」とは口が裂けても言えません。そうなると、どうなるか…。「わからない」ことを聞かれれば、当然「今のままで大丈夫」とか「やめておいたほうがいい」「無理に決まっている」としか、答えようがないのです。

もし、万が一、その言葉を鵜呑みにして、無策のまま、ただただ時間を浪費してしまったらどうなるか…。

その結果責任は、すべて「社長」が負うことになります。

会社を守り、社員や家族の生活を守れるのは、ただ一人、「社長だけ」です。会社と社員・家族を守り抜くためには、自らが「どうやって、儲かって潰れない会社にしようか?」「どうやって、利益を出してお金が残る会社にしようか?」を未来に向かって、社長自身が考えていかなければならないのです。そして、そのためには、「財務」の知識が不可欠なのです。

ダイヤモンド財務の社長は、「財務」は社長の仕事と考え、「どうやって、儲かって潰れない会社にしようか?」「どうやって、利益を出してお金が残る会社にしようか?」を考えます。決して、税理士の言いなりになることなく、自らが意図して未来を創る勇気と覚悟を持っています。

ガラス財務の社長は、無策なまま、顧問税理士のいうことを鵜呑みにします。自分の会社の未来に正面から向き合うことなく、何事に対しても受け身のままです。積み重なった課題は、時間とともに大きくなっていき、課題が表面化した時は、顧問税理士などの第三者へ責任転嫁します。

あなたは、社長としてどちらの道を選びますか? 

ダイヤモンド財務®コンサルタント
 舘野 愛

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~同族会社と社長一族の「財産管理実務」の専門家~

社長と会社にお金を残す仕組み「財務コンサルティング」

「ダイヤモンド財務」のユメリアコンサルティング株式会社

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