【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 節税対策・税金対策
あなたも「事業は順調なのに、お金が残らない…」「銀行借入が思うように減っていかない…」「経営判断に基軸がないから、迷ってしまう…」と悩んでいませんか?
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節約主義・節税主義の社長が成功しない理由
第246話:節約主義・節税主義の社長が成功しない理由
「舘野先生、ウチの会社は、利益を出すために節約をモットーにしています。どんなことでもできる限りお金は使わないで、自社でやるようにしています。それから、税金もモッタイナイので、節税対策は徹底的にしています。それなのに、いつもなぜかお金が残らないんです。」先般のセミナーにご参加されて、個別相談のためにご来社されたとある四国地方の2代目社長さんからのご相談です。
当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関ですので、全国各地より経営に前向きな社長さん方がご相談にお見えになられます。社員や家族のために、本気で強く永く続く会社づくりを目指したいという社長さんばかりがお見えになられるという共通点があるのですが、面白いもので、社長さんが成功の上昇気流に乗っていくと、目に見えて社員さんの待遇が良くなっていきますし、取引先や家族との関係もより良いものになっていきます。
節約至上主義の社長が上手くいかない理由
あくまでもユメリアコンサルティングが最終的に目指しているのは、社長の事業を通じた夢実現を支援することで、社長自身が豊かで幸せな暮らしを手に入れることです。そして、その結果として、社長を取り巻く社員や家族・取引先に対しても豊かで幸せな暮らしを波及させていく、そんな「善循環」をつくっていくことです。地域経済のリーダーである同族社長を応援することこそが、日本経済を根底から活性化させる具体策であると、ユメリアコンサルティングは考えています。
そのために、実際にコンサルティングを進める前には、どの社長さんにも「何のためにお金を残したいのか?」をしっかりと伺って、当社のコンサルティングとマッチするかを慎重に確認させていただいているのです。なぜなら、例えば、「とにかく目先の節税対策だけ知りたい」とか、「銀行交渉のテクニックだけ知りたい」といった場合には、そもそもゴールに対する考え方が当社と異なるため、ミスマッチが起きてしまう可能性があるためです。
その上で誤解を恐れずに申し上げるなら、これまでの経験上、経営が上手くいっていない社長に共通する思考軸があるという風に感じています。具体的には、「売上至上主義」に加えて、もう一つ間違った思考軸をお持ちになっているのです。それは、どういったものかというと「節約至上主義」です。
節約至上主義の社長さんは、「投資をしたら、利益が出なくなってしまう…」「とにかく売上を増やさないと、投資なんてできない…」と考えます。ですが、実際のところは、根本的な財務構造そのものに大きな問題を抱えていたり、そもそも社長自身が財務を全くわかっていないというケースがほとんどなのです。
そのため、根本的な財務構造そのものを社長自身の手でより良いものに変革しない限り、どんなに一生懸命節約しても、どんなに一生懸命節税しても、経営は苦しいままなのです。言葉は悪いですが、「ジリ貧経営」「貧乏暇なし経営」がいつまでも続くのです。
成功社長が「お金の使い方が上手」な理由
大切なことなのであえて申し上げますが、事業を永続させていくためには、継続的な事業投資が不可欠です。強く永く続く会社づくりを実践している社長さん方は、よく「お金の使い方が上手」と言います。それは、いってみれば「投資上手」ともいえます。
あくまでも、「浪費」は単なるムダ遣いなので、決してやってはいけないことですが、「投資」は別です。「投資」は、時間とともに10倍・100倍になってかえってくるものであって、強く永く続く会社づくりを目指すのであれば、絶対的に不可欠なものです。
確かに、一時的には、お金が出ていきますが、中長期で強く永く続く会社づくりを実現したいのであれば、感情で判断するのではなく、財務の視点から、数字で具体的に考えるべきなのです。そんなこともあって、当社では、継続的な投資に耐え得る強い財務体質づくりのお手伝いをしているのです。
節税対策に関しても同じです。税金を払うと、瞬間的にはお金が出て行ってしまいます。社員と必死になって稼いできたお金が一気に減っていくのを見ていい気分になる人はいませんから、誰だって最初は、嫌な気分になることでしょう。特に、社長になりたてで、創業時にお金で苦労したことがある人ほど、その傾向は強いように感じます。
もちろんムダな税金は払う必要はありません。正しく節税をすることで、会社だけでなく社長自身にもしっかりお金を残すことはいうまでもなく重要なことです。ですが、実際のところは、多くの社長が「間違った節税対策」の落とし穴に陥ってしまい、節税対策の効果以上に手元資金を減らしてしまっているのです。
「税金を払いたくない…」という目先の感情に支配されると、気が付いたら「目的」と「手段」が逆になってしまいます。具体的には、手元にお金を残すための節税対策だったはずが、気付いたら、節税対策をすること自体が目的になってしまうのです。その結果、思った以上に手元にお金が残らない節税対策に手を染めて、ドンドン資金が苦しくなっていくのです。
ダイヤモンド財務の社長は、自分の会社の未来から逆算して、上手に投資をしていきます。物事の選択基準は、強く永く続く会社づくりのための上手なお金の使い方にあります。
ガラス財務の社長は、目先のお金だけに縛られた選択をします。その結果、短期的にはお金が残るように思えても、時間の経過とともに資金が苦しくなっていきます。
社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。もっといえば、会社の未来を創ることです。
あなたは、社長として、会社の未来をつくれていますか?
ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛
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日本で唯一の「同族会社専門」財務コンサルティング機関
社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家
『ダイヤモンド財務®』のユメリアコンサルティング株式会社
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【セミナー案内】https://www.yumerea.co.jp/seminar_lp
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