【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 銀行対策・銀行融資
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強い財務の会社がBS(貸借対照表)を重視する理由
第144話:強い財務の会社がBS(貸借対照表)を重視する理由
「舘野先生、先日、銀行の担当者がウチの会社の決算書について色々と質問をしてきたんですよ。最初は世間話程度かと思っていたのですが、どうもそうではなかったようで・・・。」これから社長に就任される予定の、関西地方の後継社長さんからのご相談です。
多くの社長にとって、PL(損益計算書)は、足し算と引き算だけですから非常にシンプルですし、あくまでも1年間の業績が反映されたものですから、記憶に新しいものです。そんなこともあって、大抵の質問に関してはそれなりに答えられるものです。
しかし、BS(貸借対照表)に関しては、そう簡単にはいきません。
特に、創業30年以上の会社であれば、創業当時からBS(貸借対照表)に計上されている資産・負債や、事業活動の過程で知らず知らずのうちに増えていっている資産・負債が存在します。
したがって、後継社長にとっては、社長自身も全く認識していないような資産が、長年BS(貸借対照表)上に計上されていたり、あるいは、第三者に質問されて初めてその存在に気が付いたり、ということも珍しくありません。
当社でも、実際に実務の現場で社長さん方にBS(貸借対照表)のことを伺うと、
「それは、先代社長に聞いてみないとわからないです・・・」
「経理担当者の人が、たぶん知っていると思うんですけど・・・」
「顧問税理士に聞いてみたらわかると思います・・・」
といった答えがよくかえってきます。
そして、それと同時に、「そんなものがあるなんて、初めて知りました!」「これは今後どうしたらいいのでしょうか?」といったコトバが後に続くのです。つまり、自社の現状を把握しておらず、そして、これからどのような経営判断を下していったらいいのかがわからない・・・ということの表れでもあります。私の知る限り、99%の社長は、BS(貸借対照表)を見ないで経営をしているものなので、このようなことはよくあることです。
しかし、将来に向かって「儲かって潰れない会社づくりがしたい!」「利益を出してお金が残る強い財務にしたい!」と願うのであれば、決してこの状況を看過してはなりません。「もし、自分の会社のBS(貸借対照表)を知らないまま経営の舵取りをしていたら、5年後10年後の会社の未来はどうなってしまうのか?」という視点を持たなければならないのです。
そもそもの大前提として、財務は会社経営の根幹を担うものであり、会社の財務を担うのは、あくまでも社長です。財務は、他の誰でもない社長のための実務なのです。
したがって、社長が自社のBS(貸借対照表)を見なければ、誰も、BS(貸借対照表)を見ていないということになってしまいます。経営を良くすることは、BS(貸借対照表)を良くすることに相通じていますから、自社のBS(貸借対照表)を社長自身が磨き上げようという意識のない会社は、決して経営が良くなるということはない・・・ということに気が付かなければならないのです。
もし、自分の会社のPL(損益計算書)ばかりをみていたとしたら、自分の会社のBS(貸借対照表)が第三者の目にどのように映っているのか、きっと想像も及ばないことでしょう。しかし、多少なりとも財務がわかる人は、決算書を手に取った瞬間に会社の数字を通して様々なことを読み解いているものなのです。
例えば、
「この会社は借入依存気味だけど、資金供給についてはどう考えているのか・・・」
「事業に関連していない不動産があるけど、社長が私的に使っているのかな・・・」
「なぜ、この会社は、仮受金や仮払金が多く発生しているのだろうか・・・」
などど、数字から読み取れる情報を基に様々な仮説をたてます。たとえ表情は笑顔で、物腰は柔らかかったとしても、頭の中ではシビアに評価しているのです。
自分の会社のBS(貸借対照表)を把握していないということは、自分の会社が自分以外の第三者からどのように判断されているかなんて知る由もありません。しかし、これは大変キケンなことなのです。
その一方で、財務を知っている社長は、自社のBS(貸借対照表)が第三者の目にどのように映っているのかを確実に理解しています。本当の意味で、財務の実務を社長業の中でしっかりと担えている社長は、「財務こそが事業永続のキーポイントである」ということを深く理解しているものです。だからこそ、意識して自らの意図で財務を築き、BS(貸借対照表)をより強く、良いものにしていきます。
BS(貸借対照表)は、過去からの歴史の積み重ねである一方、社長自身が意図して創り上げていくという発想を持つことこそが最も重要なのです。日々の成り行きでできたBS(貸借対照表)のままではダメなのです。
大切なことは、社長自身が自分の会社のBS(貸借対照表)の現状を本当の意味で正しく理解し、その上で「将来に向かって、どのような経営判断を下していくのか?」ということを社長自らが考え、決断することにあるのです。
あなたは、自社のBS(貸借対照表)がどのように見られているか知っていますか?
社長として、自社のBS(貸借対照表)を磨き上げるための財務戦略を持っていますか?
ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛
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日本で唯一の「同族会社専門」財務コンサルティング機関
社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家
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