【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 事業承継

あなたも「事業は順調なのに、お金が残らない…」「銀行借入が思うように減っていかない…」「経営判断に基軸がないから、迷ってしまう…」と悩んでいませんか?

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同族ならではの事業承継の落とし穴

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第348話:同族ならではの事業承継の落とし穴

「舘野先生、ウチの親父がヨメと弟を社内に入れなさいって、しつこいんです。親父は、経理はヨメがやって、営業は弟にやらせるべきだ…っていうんですが…。」目下財務中心の会社づくりに励んでいる、とある近畿地方の三代目社長さんからのご相談です。

当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関(社長と会社にお金が残る仕組みづくり)なので、全国各地より、同族会社の社長さんから会社経営にまつわるお金の悩みのご相談が寄せられます。

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役割分担なしの同族社員は、百害あって一利なし

同族会社の場合、後継社長が会社に入社した時点で、お父さん世代の親戚が社内に存在するものです。後継社長が入社したての頃は、多くのお父さん世代の方々に仕事を教えてもらったり、お世話になったりと、非常に頼りになる存在でもあります。

ところが、月日を経て、後継社長がいわゆる名実ともに「社長」というポジションにまでのぼりつめていくと、今度は、中高年社員の「二極化」に気付かされることがあります。

50代、60代になっても、積極的に業務に関わって、バリバリと仕事をこなし、後進の育成も熱心に取り組んでくれる頼もしい人材もいれば、逆に、「定年まで日々の仕事を粛々とこなそう」「新しい取り組みや面倒ごとは、とにかく反対して現状維持」という困った人材も出てきます。

後継社長が社長に就任して、一番アタマがイタイのが「働かないオジサン」「働かないオバサン」をどうするか…という問題なのですが、この「働かないオジサン」「働かないオバサン」が親戚だったりすると、非常に厄介です。

というのも、当社は、同族会社専門と看板を掲げておりますので、実に、ありとあらゆる同族経営ならではのお困りごとや、悩み事に関するご相談を社長さん方から日々お伺いしているので、本当によく分かるのです。

同族社員の役割分担は、先代社長が周知徹底すべし

もし、あなたの会社にちょっと困った、あるいは、将来的に困ることになりそうなご親戚が社内にいるのであれば、悪いことはいいません。

可能な限り先代社長が経営の一線を退くタイミングで、一緒に退いていただけるよう、しっかりと根回しをしておいてください。

もし、それが難しいようであれば、先代社長からきちんと、同族社員間の役割分担をよくよく言って聞かせておく必要があります。なぜなら、この役割分担があいまいだと、各々が声高に主義主張を展開するようになります。

そうなれば、「船頭多くして船山に上る」です。

例えば、経営の原理原則を全く知らない同族社員が、ただ単に社長と距離が近い家族・親族というだけで、経営に口出しをしてしまっては、どうなることでしょうか…。家計簿の感覚で、社長に経営のアドバイスなど始めたら、その会社の未来は、どうなるでしょうか‥。

想像するだけで、恐ろしいことです。ですから、そうならないように、同族会社ほど、このような方針を先代社長が同族関係者に伝えて、よくよく理解させることが大事なのです。

「社長は長男の〇〇だから、全ての最終的な決定権は、長男の〇〇にある。」

「どこまでいっても、社長は長男の〇〇だから、立場をわきまえるように。」

「次男は営業、三男は工場の責任者として職務を全うしなさい。」

「経理を預かる嫁は、社長の経営方針に口出しをしない。家計と経営は別モノ。」

「社長は経営者として、経営の全責任を追う立場にあることを理解しておくこと。」

「各々の役割分担が不服なら、会社を去って自分で自分の道を切り拓きなさい。」

などなど、会社の状況によってそれぞれ事情は異なるはずですが、大切なのは、社長が社長として、オーナーシップを発揮できる環境づくりをすることが最も重要なことなのです。

スムーズな事業承継は、事業永続に不可欠

この同族ならではの人間関係を軽く考えて、安易に同族社員を入社させたり、ズルズルと雇用し続けたりすると、後々苦しむのは、他でもない「後継社長」です。

同族関係者であっても、万が一の時に、経営の責任をとるのは、たった一人「社長」です。金融機関から銀行借入の連帯保証人を求められるのも、たった一人「社長」です。

同族関係者は、一族の人間であっても、経営の最終責任を負う立場にはありません。このことをよくよく理解した上で、しっかりと「役割分担」を明確にし、各々の職責を全うすることが大事なのです。

この点があいまいな状態だと、権利ばかり主張する「働かないオジサン」「働かないオバサン」が生まれたり、社長の足を引っ張る同族社員が出てきてしまうのです。

ダイヤモンド財務の社長は、同族社員こそ「役割分担」を明確にします。経営の全責任は社長ただ一人にあることを宣言し、同族社員一人一人に求めることをハッキリ伝えます。その結果、同族社員も安心して、自分の職責に集中することができます。

ガラス財務の社長は、同族社員間の役割分担があいまいです。経理の嫁がお金の使い方に口出しをし、兄弟姉妹が会社の事業方針に口出しします。その結果、家の中と会社の中での区別がつかず、ケンカが絶えません。

社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。

あなたは今、社長としてどんな未来をつくりたいですか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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『ダイヤモンド財務®』のユメリアコンサルティング株式会社

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