【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 経営計画

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経営計画が絵にかいた餅になる理由

第346話:経営計画が絵にかいた餅になる理由
「舘野先生、経営計画を以前つくったことがあるのですが、ゼンゼン上手くいきませんでした。今度こそ実現する経営計画をつくりたいのですが、どうしたらいいのかわからなくて…。」とある東北地方の2代目社長さんからのご相談です。
当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関(社長と会社にお金が残る仕組みづくり)なので、全国各地より、同族会社の社長さんから会社経営にまつわるお金の悩みのご相談が寄せられます。
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「学習性無力感」こそ経営計画の落とし穴
しっかりとした経営計画をつくって、それを基に、日々、前進していく会社があります。
その一方で、なんとなく周囲がつくっているから・・・という理由で、なんとなく経営計画をつくって、なんとなく実践する会社もあります。
なんとなく…では当然、上手くいかないわけですが、上手くいかないということよりも、もっと気を付けなければならないことがあります。
それは、何かというと「学習性無力感」の落とし穴です。社長だけでなく、社員までもが学習性無力感に陥ってしまうことです。
ここでいう学習性無力感とは、「自分の行動が結果を伴わないことを、何度も経験していくうちに、やがて何をしても無意味だ」と思うようになっていくことです。
そのような場合、たとえ本来なら良い結果に変えられるような場面でも、「自分から行動を起こさない状態」つまり、チャレンジさえしない組織になるのです。
この学習性無力感は、子供だけでなく、大人でも陥ります。あまりにも失敗が続くと、大人でも、子供でも、イヤになってしまいます。それは、当たり前のことです。
そうなれば、今度は、取り組むこと自体に嫌悪感を抱きます。学習性無力感の状態に陥ってしまうと、人間は「次は成功するかもしれない」という期待や、「再度挑戦してみよう」という意欲をもてなくなります。
もし、社員だけでなく、社長までもがこの学習性無力感に陥ってしまったら、その会社の未来はどうなるでしょうか・・・。想像するだけで恐ろしいことです。

本来、人間は成長したい生き物
もちろん、何度失敗しても、果敢に立ち向かうメンタルとバイタリティは、社長にこそ必要です。でも、これを社員にまで求めるのは、なかなか酷な話ですし、何よりハードルが高い話です。
ですから、社長は、組織全体が「学習性無力感」に陥らないような経営計画の用い方をすること、これが大前提になってきます。
逆を返せば、経営計画が上手く機能しない、つまり、組織全体に、学習性無力感、つまり「なにをやっても無駄だ」という空気感が漂ってしまいがちなのが、間違った経営計画にあります。
経営計画を上手に活用すれば、全社員の心を一つにして、目標達成に向けて前向きに取り組むツールになります。なので、経営計画は、特に同族会社ほど必要です。
しかし、あまりにも高すぎる目標で、小さな成功体験が実感できないような作り方だったり、全てがあいまいで漠然としたものであれば、社員からすれば「ノルマ」と感じます。
それに、「なぜ、この取り組みが必要なのか?」という社長の情熱や未来への展望がなければ、社員は共感しようがありません。
その上で最も重要なのは、その取り組みに協力することによって、「自分にどんなメリットがあるのか?」です。ココが具体的にイメージできなければ、当然、やる気も起きない、ということです。
誤解を恐れずに申し上げれば、人間は、誰しも、自分にとって都合の良い話は、前のめりになって、真剣に話を聞きます。一方で、自分にとって都合の悪い話だったり、あまり興味の持てない話だったらどうでしょうか?
言葉は悪いですが、右から左・・・という風になってしまうものなのです。

社員の恩恵と、社長の熱意×数値計画が大事
そもそも、社員さんにとってのメリットは、何でしょうか?
もちろん働くことで給料を得られて、生活が成り立つという現実的な話もありますが、それ以外の恩恵もあるはずです。
例えば、人としての成長が出来たり、働き甲斐があったり、金銭的な豊かさだったり、幸福感だったり、仕事とプライベートの充実だったり、社会への貢献だったり、組織への帰属や誇りだったり、実に様々です。
ですから、社員さんにとってのメリットが何かを言語化して、そのメリットを自分達が得るためのプランを一緒に考えよう、一緒に実行しよう、という流れになれば、後は自ずと結果がついてきます。
ですから、経営計画で真に強い会社づくりをしたいと望むのであれば、まずは、一緒に取り組む社員にとってのメリットをどう表現するのか、が重要なのです。
その上で、成功する経営計画に共通しているのは、社長の事業に対する想いや、未来への展望など、いわゆる「ソフト面」を社長自身がしっかりと考え抜いていることにあります。とにもかくにも、これが全てのベースになってきます。
その上で、その実現を支えるための「数字計画」、いわゆる「ハード面」は社長が財務の視点から数字で具体的に考えられているものです。社長に財務思考がなければ、数字で具体的に考えることができないため、せっかくの計画も絵にかいた餅で終わってしまいます。
逆に、失敗する経営計画に共通するのは、そもそも社長が自ら考えることを放棄していたり、社員に責任転嫁をしているケースです。あるいは、最初から「ウチの会社には無理」とか「そんなこと実現できっこない」と最初からあきらめていれば、当然実現するはずもありません。
ガラス財務の社長は、理想の未来もなければ、経営計画も財務への理解もありません。場当たり的な経営を繰り返すので、社長も社員も不安なままです。
ダイヤモンド財務の社長は、まずは「できる」と考えて、どうしたら出来るのかを考えます。社長だけでなく、社員にとってのメリットも言語化して、あらゆる角度から具体的に練り上げます。
ガラス財務の社長は、そもそも「できない」前提で考えます。最初から「こんなの無理」とか「ノルマ」と捉えられてしまうので、当然、やる気も起きません。全てがあいまいなままです。
社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。
あなたは今、社長としてどんな未来をつくりたいですか?
ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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