【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 経営計画

あなたも「事業は順調なのに、お金が残らない…」「銀行借入が思うように減っていかない…」「経営判断に基軸がないから、迷ってしまう…」と悩んでいませんか?

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経営判断の基軸がない会社に共通する賞与の悩み

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第369話:経営判断の基軸がない会社に共通する賞与の悩み

「舘野先生、そろそろ夏の賞与を考える時期なのですが、ちょっと悩んでいます。賃上げや物価高の社会情勢も踏まえて、多めに支給したいのはヤマヤマですが…。」とある山陰地方の2代目社長さんからのご相談です。

当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関(社長と会社にお金が残る仕組みづくり)なので、全国各地より、同族会社の社長さんから会社経営にまつわるお金の悩みのご相談が寄せられます。

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経営計画のない会社ほど、賞与で毎回右往左往する

毎年、夏と冬の時期になると、必ず…といってもいいぐらいご相談いただくテーマ、それは、「賞与」の問題です。賞与に関しては、一昔前であれば「給与の延長線上」として、当然という考え方でした。

しかし、昨今においては、「業績に応じて」とか「本人の貢献に応じて」という本来あるべき考え方にシフトしています。そのため、財務中心の会社づくりが出来ていなかったり、経営判断の基軸を持ち合わせていなかったりする会社ほど、経営判断で悩むことになります。

さらに、賞与の規定を「就業規則」や「給与規定」などで細かく定めている会社さんもあれば、一方で、賞与に関する方針は、「内規」とか、社内の暗黙のルール…という形で支給している会社さんもあります。

規定があるか…規定がないか…で、ご相談に対するお答えのスタートラインが大きく異なってきますし、会社の過去の業績・現在の業績・将来の業績にもよって、その判断は、変わってくるものです。

とはいえ、就業規則や給与規定などで賞与に関する取り決めを細かくしている場合には、賞与という名目であっても、従業員さんとあらかじめお約束をしているわけですから、実質的には、給与の一部を構成することになります。

そのため、従業員さんにとっても、経営陣にとっても、基本的な考えとして「賞与支給はあって当たり前」という前提になってくるわけです。

ですから、賞与をどうしよう…と悩む以前の問題として、ここで社長が向き合うべき課題があります。それは、経営上の判断として、定期賞与への向き合い方、つまり「賞与支給は当たり前…」という前提でそもそも良いのかという視点です。

社長自身が賞与の意味をどう定義づけするかが大事

例えばですが、会社の業績が良い時も、会社の業績が悪い時も、「賞与は、払って当たり前…」という前提での会社経営になれば、会社の未来はどうなるでしょうか。

もちろん従業員の雇用を維持して、なんとしても賞与は払い続けたい…という意気込みや心意気は、社長にこそ必要です。でも、それを無条件で従業員さんに約束するのは、かなり荷が重い話ではないでしょうか。

頑張っても、頑張らなくても、同じようにボーナスが支給される状態であれば、あなたがもし従業員さんの立場だったらどう思うでしょうか。それに、もし赤字続きだったとして、それでも賞与を支給し続ける会社があれば、金融機関や第三者の目からみてどう映るでしょうか。

ここで大切なことは、まずは社長自身が「賞与は結果への見返りである」という認識を正しく持った上で、それを従業員さんと共有しておくことなのです。

「業績が良ければ、賞与を払える…」「業績が悪ければ、賞与は払えない…」これは、当たり前の話です。ですが、この当たり前の話をちゃんとできているか…です。

経営判断の基軸があって初めて賞与支給ができる

大切なのは、社長自身が会社経営の前提条件をちゃんと理解した上で、社長自身も「数字で結果を出す」ことに対する責任を負うことです。その上で、従業員さんにも前提条件を共有して、数字で結果を出すことへの興味関心を持ってもらうべきなのです。

社長自らが数字で具体的に「経営計画」を作成して、それを年初の段階で従業員にしっかりと説明しておくことが重要なのです。

年初に定めていた「営業利益の目標」だったり、「保有現金の目標」などが予定通りに達成されることが明らかであれば、上回った部分を賞与のファンド(原資)とする…など、会社の目指すべき方向性とそれに対する賞与の方針を明確にします。

特に、社長自身も深く理解しておくともに、従業員さんにもくり返し説明しておかなければならないのが「利益」の概念です。

営業利益については、その先に税金の支払いや、借入金の返済・万が一に備えての内部留保などもあります。そのための正しい考え方を、まずは社長自身が理解しておく必要があります。

その上で、従業員に対し、自分のコトバで繰り返し説いておかなければならないのです。このプロセスは、何度も何度も繰り返し行う必要があります。なぜなら、人間は、自分にとって都合の悪い話ほど忘れやすい生き物だからです。

従業員さんからすれば「利益」という言葉を見た瞬間に、「なぜ、その利益は、自分の給与に上乗せされないのか?」「その利益は、いったい誰の手元にいくのか?」という疑問が必ずと言ってよいほど沸きます。ですから、予め、潰しておかなければならないのです。

ダイヤモンド財務の社長は、お金の使い方が上手です。上手に賞与支給することで金額の多寡に左右されることなく、従業員も満足して賞与を受け取ります。

ガラス財務の社長は、お金使い方が下手です。せっかく賞与払ってもただの赤字の垂れ流しになってしまいます。すべてが曖昧なので、社長も従業員も不満が溜まっていきます。

社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。

あなたは今、社長としてどんな未来をつくりたいですか?

 

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

 

 

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