【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す会社財務

当コラムは、「事業は順調なはずなのに、なぜかお金が残らない」「節税して税金から『会社』と『財産』を守りたい」「銀行対応で失敗したくない。借金を減らしたい」「無策なままの事業承継・相続対策。将来が不安」とお考えの同族会社のオーナー社長・二代目社長向けのコラムです。
「お金を残す会社財務」「節税対策・税金対策」「銀行対策・銀行融資」「事業承継・相続対策」に関する気づきやヒント、エールをお伝えします。(毎週水曜日更新)

多くの社長が陥る「財務」に対する根本的な勘違い

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第70話:多くの社長が陥る「財務」に対する根本的な勘違い

「舘野さん、もっと早く売上至上主義の愚かさに気が付くべきだったと、心底後悔しています。もし、タイムマシーンがあったら、あの時の自分に教えてあげたいですよ。」とある経営者団体の新年会で、偶然再会した社長さんの一言です。

あまりにも唐突なお声がけだったので、私自身、一瞬アタマの中が混乱してしまったのですが、御本人いわく、二年位前に「いずれ財務の重要性を痛感する時がきますよ。」とニコニコしながら言われたとのこと。その当時は、売上至上主義に心酔していたこともあり、その言葉の真意が全くもって理解できなかったそうです。

経営の本質は、「お金を増やすことにある」という最もシンプルで、重要な基本原則を正しく理解している社長は、出来る限り早い段階で財務中心の会社づくりを目指します。しかし、その一方で、売上至上主義の社長は、売上拡大だけを重視するため、財務を無視した場当たり的な資金調達を繰り返して、日を追うごとに肥大化していく傾向にあります。

特に、長年、売上至上主義の考え方から抜け出せない社長は、「ウチの会社は経理がお金のことは全部知っている」とか「顧問税理士がきっと会社のお金のことは見てくれているはずだ」と言い、財務から逃げようとします。あるいは、財務をわかったような顔をして、実際のところは「如何に銀行から沢山お金を借りるか」だけに腐心している社長もいます。

しかし、財務中心の会社づくりだけは、社長が意図して本気で目指さない限り、絶対的に実現することはないのです。財務は、経理の仕事でもありません。顧問税理士の仕事でもありません。あくまでも財務は、「社長の仕事」なのです。

財務は、会社経営の根幹をなすものであり、人間の体でいうところの足腰のようなものです。同じ事業規模、社歴、マーケットであったとしても、財務戦略の如何によって会社の寿命を左右します。痛みを伴うオオナタを振るわなければならない時だってあります。しかし、それを決断できるのは、他でもない社長ただ一人なのです。

財務に関して、多くの社長が陥るこの根本的な勘違いを正しく認識しない限り、絶対的に良くなるということはありません。なぜなら、財務中心の会社づくりに最も必要なことは、社長自身が変わるという「覚悟」にあるからなのです。

財務中心の会社づくりを行うにあたっては、現状の把握から目指したいゴール(理想の未来)を逆算した結果、時には、「財務改善」や「財務強化」のレベルを超えて、「財務改革」が必要なことだってあります。

当社では、どんな時でも事業を自由自在に操れる究極のダイヤモンド財務を「4C(フォーシー)経営」と呼んでいますが、4C(フォーシー)経営は、
①外部資本に頼らない経営状態である(自己資本比率70%以上)
②最少の元手で最大の利益が稼げる(ROA10%以上)
③三年間売上ゼロでも潰れない構造である(固定費3年分の内部留保)
④いつでも新規事業投資ができる(常に三行以上の金融機関が応援)
の4つのキャッシュ戦略で構成されています。

会社経営は、いい時もあれば悪い時だってあります。自社に起因しないような経済環境の変化や、市場の逆風を耐え忍ばなければならない時期だって当然あります。まだまだ記憶に新しいリーマンショックや東日本大震災にとどまらず、風水害などの災害に見舞われたり、取引先の倒産や経営状態の悪化、訴訟に巻き込まれてしまったりすることだってあります。業種によっては、日々の天候や為替の変動によって大きく左右されることだってあります。

日頃から財務中心の会社づくりをしてきた会社は、未曽有の危機といわれるような状況下に陥ったとしても、その逆境を自社の経営に活かし、悠々と自社の経営の質を高めるための企業努力に転嫁させることができます。逆に、売上至上主義で経営してきた会社は、多くの場合、あっという間に経営が行き詰ってしまうのです。

社長は、戦国時代でいうところの武将であり、経済戦争を社員や家族とともに生き抜くためのリーダーです。戦国時代において兵糧が尽きれば、戦は負けたも同然です。そして、経済戦争でいうところの兵糧は、まさに「お金」なのです。

従来にも増して時代の変化が激しく移り変わる経営環境の中で、真に会社を守り抜き、永続的な成長発展を遂げられるのは、本気で財務中心の会社づくりに取り組み、会社の未来を創った社長だけなのです。

しかしながら、財務中心の会社づくりには、一般には知られていない絶対的な手順と見落としてはいけない幾多のチェックポイントが存在します。だからこそ、早くスタートすればするほど、他の競合他社を圧倒し、力強く勝ち残ることができるのです。

あなたは、未来を創るために財務中心の会社づくりが出来ていますか?
あなたの会社は、どんなことがあっても潰れない会社を目指していますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛

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【同族会社のオーナー社長・二代目社長専門の財務コンサルティング機関】
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 100年企業を目指す「ダイヤモンド財務®」のユメリアコンサルティング
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