【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 資金繰り

あなたも「事業は順調なのに、お金が残らない…」「銀行借入が思うように減っていかない…」「経営判断に基軸がないから、迷ってしまう…」と悩んでいませんか?

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資金繰りが苦しくなる会社の3つのパターン

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第361話:資金繰りが苦しくなる会社の3つのパターン

「舘野先生、今年は昨年よりも売上が増えて忙しい年になりました。それなのに、なぜかお金は増えるどころか減っていってしまっていて…。」何とも苦しそうな表情でご相談にいらっしゃった、とある九州地方の2代目社長さんからのご相談です。

当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関(社長と会社にお金が残る仕組みづくり)なので、全国各地より、同族会社の社長さんから会社経営にまつわるお金の悩みのご相談が寄せられます。

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資金繰りの問題が解決できずにいる本当の理由

多くの社長は、売上を増やせば潰れない会社になるはずだ…と考えます。同時に、お金も増えて経営が楽になるはずだ…、売上さえ増やせば資金繰りの心配もなくなる…と考えます。

しかし、それは間違いです。売上を増やすことイコール「潰れない会社になる」では、ありません。大切なことは、「売上を増やすこと」と「潰れない会社になること」は、全くもって別次元の話であるということを知ることです。

あくまでも、しっかりとお金が残る仕組みがあるからこそ、事業は永続していきます。なぜなら、会社が潰れるのは、会社のお金が尽きた時だからです。

ですから、とにもかくにも社長は、絶対に資金ショートさせてはならないのです。その上で、そもそも資金繰りの悩みは、今すぐにでも解決しなければならない一大事です。

ところが、多くの社長が資金繰りの問題を抱えているにも関わらず、解決出来ていないまま何年も月日を過ごしています。一体それはなぜでしょうか?

そもそもの話として、まずは「売上を増やせば、潰れない会社になる」と誤解している点が挙げられますが、その上で、資金繰りが苦しくなる根本原因を正しく把握出来ていないことが挙げられます。

あるいは、資金繰りが苦しくなっている根本原因がもし仮に把握出来ていたとしても、課題解決のための解決策が悪いケースです。例えば、場当たり的な対処療法だったり、表面的な付け焼刃だったりして、いつまで経っても解決できずにいる社長も多くいます。

ここで社長が知っておかなければならないのは、資金繰りが苦しくなる要因は大きく分けて3つあるということです。

資金繰りが苦しくなる根本原因を正しく認識する

まず、1つ目は、純粋な入出金のタイムラグの問題です。いわゆる「運転資金が必要」という時間軸の問題です。

多くの企業では、まず材料の仕入や、外注費の支払いなど、先に支出が発生します。例えば、製造業であれば、商品・製品が完成して、それが店頭に並び、お客様がお買い上げをしてやっと入金が入ってきます。

ですから、入金がないまま支出が増え続ければ、当然、資金繰りは苦しくなります。特に、受注型のビジネスや下請けモデルなどの場合に多く、入金方法が手形だったりすると、さらに入金までの時間軸が伸びていきます。

この場合は、可能な限り支出より入金が先に来るように、ビジネスの導線設計を全体的に見直す必要があります。お金のもらい方、お金の支払い方、そもそも誰とビジネスをするか、ゼロベースで再設計するのが近道です。

その上で、どうしても解消が難しい場合は、銀行借入を上手に活用していきながら、手元資金を少しづつ蓄えていくことが先決です。

それから、資金繰りが苦しくなる2つめの要因は、「そもそも利益が出ていない」「資金が生まれていない」ケースです。一言で言うと「キャッシュがそもそも生まれていない」「経営すればするほど、資金が減っていく」状態です。

これは、最も深刻かつ、早期に対処しないと状況はますます悪化していきます。

なぜなら、社長が今現在行っている会社の経営判断そのものに大きな問題や根本的な問題がある場合です。具体的には、売上高から売上原価を引いた粗利が、そもそも固定費を賄うために必要なレベルに確保出来ていないからです。

この場合は、粗利の金額が少なすぎる、売上の絶対量が不足している、あるいは値付けが間違っている、固定費が重すぎるなどなど、複数の要因が複雑に絡み合っています。

複数の要因が複雑に絡み合っているため、まずは全ての要因をリストアップし、優先順位と重要度を考慮した上で、段取りよく手を打っていく必要があります。時には、厳しい決断も必要になるかもしれませんが、大切なのは、早くスタートすることです。

資金繰りの問題を根本的に解決するための近道

最後になりますが、資金繰りが苦しくなる3つめの要因は、「借入金の返済ペースが早すぎる」「毎月の借入金の支払金額が重すぎる」パターンです。

内容にもよりますが、このような場合は、過剰な設備投資を銀行借入で賄って投資していたり、過去から赤字で銀行借入で資金不足をしのいでいたら雪だるま式に増えいたりするケースです。

この場合は、銀行借入を一日も早く返済することよりも、手元資金をしっかり留保して、経営の安定を図ることが先決になります。なぜなら、手元資金が枯渇した状態だと、社長自身が不安すぎて思考停止に陥るからです。

人間は、誰しも一日24時間です。100%事業に専念できる状態の社長と、いつも資金繰りのことを心配している社長とでは、どちらがより良い経営ができるでしょうか。

事業経営においては、資金の余裕は心の余裕です。無理に借入金返済を急ぐのではなく、借り換えなどを銀行と相談して、「経営のことを考える時間を確保する」のが先決です。

大切なことは、社長自身が財務の視点から自社の資金繰りの課題と向き合い、正しい優先順位で根本的な課題解決をすることなのです。

ダイヤモンド財務の社長は、売上と倒産は、別次元のものと考えます。資金繰りの問題は、財務の視点から正しい優先順位で、根本的に課題解決しています。いつも資金と心に余裕があります。

ガラス財務の社長は、売上が全てを解決すると考えます。売上を増やせば、会社は倒産しないと誤解したままです。その結果、気付いた時には、借入依存・資金不足・赤字体質になっています。

社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。

あなたは今、社長としてどんな未来をつくりたいですか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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