【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 資金繰り

あなたも「事業は順調なのに、お金が残らない…」「銀行借入が思うように減っていかない…」「経営判断に基軸がないから、迷ってしまう…」と悩んでいませんか?

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売上が減ってもお金に困らない会社がやっていること

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第385話:売上が減ってもお金に困らない会社がやっていること

「舘野先生、今年は物価高の影響もあって、昨年よりもお客さんが減りました。売上も減っています。それにもかかわらず、今は、お金は増やすことができていて、資金繰りも安定しているので驚いています。」とある関西地方の3代目社長さんからのご相談です。

当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関(社長と会社にお金が残る仕組みづくり)なので、全国各地より、同族会社の社長さんから会社経営にまつわるお金の悩みのご相談が寄せられます。

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会社経営において、売上よりも大切なこと

多くの社長は、経営が苦しくなってくると、売上を増やすことに必死になります。「売上を増やせばお金が増える」と考えているので、売上を増やすことで資金繰りの改善を図ります。

しかし、お金を増やすために必要なのは、売上よりも「お金が残る仕組み」です。会社が倒産するのは、売上が無くなった時ではありません。会社のお金が尽きた時なのです。

お金が残る仕組みがないと、売上が減った瞬間に資金ショートを引き起こします。そのため、慌てて銀行へ融資相談をしたり、ファクタリングなどの場当たり的な対処療法を繰り返したりします。その結果、いつまで経っても、資金繰りは改善されません。

一方で、売上が下がっても、お金が残る仕組みができていれば、慌てる必要はありません。会社にお金があれば、根本的な対処のために、経営資源を投資することが可能です。

だからこそ、売上を増やすよりも、会社のお金を増やすことが、社長がまず取り組むべきことなのです。そして、この仕組みを作るためには、絶対に外せない、3つの着眼点があります。

お金が残る仕組みを作る3つの着眼点

まず、1つ目は、「運転資金をしっかりと捻出する」ということです。つまり、入金と支出のタイミングをコントロールする、ということです。

一般的に、売上を上げるためには、材料の仕入や、外注費の支払いなど、先に支出が発生します。これは売上を上げるための運転資金です。

当たり前の話ですが、入金がない状態で支出が増え続ければ、お金はどんどん減っていきます。特に、受注型のビジネスや下請けモデルの会社は、支出と入金のタイムラグが長いことが多いので、売上はあるけど、お金が残らない…という状態に陥ることが多いです。

また、入金の回収方法が手形などの場合は、さらにタイミングが遅れることになります。

ここからお金が残る仕組みにするためには、可能な限り、支出より入金が先に来るように、お金のもらい方、お金の支払い方などを見直す必要があります。

その上で、どうしても解消が難しい場合は、銀行借入を上手に活用していきながら、手元資金を少しずつ蓄えていきます。

2つ目は、「売上」ではなく「利益」が出るように商品やビジネスを改善するということです。

意外と多いのですが、「売上」ばかりを追い求めた結果、「キャッシュがそもそも生まれていない」「経営すればするほど、資金が減っていく」「売れば売るほど、赤字が拡大していく」という状態になっている場合があります。

この状況は最も深刻な状態であり、早期に対処しないと、ますます悪化していきます。なぜなら、そもそもの経営判断自体に大きな問題や、社長自身の根本的な認識違いがある可能性が高いからです。

例えば、売上高から売上原価を引いた粗利が、そもそも固定費を賄うために必要なレベルに達していないという状況に、社長自身が無意識のうちに陥っているケースがあります。これでは、いくら頑張っても、お金が残るわけがありません。

このような状態の場合、複数の要因が複雑に絡み合っていることが多いのが現状です。そのため、まずは要因を全てリストアップし、優先順位と重要度を考慮した上で、段取りよく手を打っていく必要があります。

会社経営の問題は、お金で100%解決できる

3つ目は、「借入金の返済を軽減する」ということです。

お金が残らない状態の会社は、「借入金の返済ペースが早すぎる」「毎月の借入金の支払金額が重すぎる」というケースがあります。

これは借入金の内容にもよりますが、銀行借入に頼って、過剰な設備投資をしていたり、銀行借入で資金不足をしのいだ結果、雪だるま式に返済額が増えていた、というパターンです。

銀行借入を一日も早く返済したいと考える社長は多いでしょう。しかし、お金を残る仕組みを作りたいならば、経営の安定を図ることが先決です。

そのためには、返済よりも、手元の資金を増やすために、一時的に返済を軽減する必要もあります。なぜなら、手元資金が枯渇した状態だと、お金の不安から、他のことを考えられなくなるからです。

大切なことなのであえて申し上げますが、事業経営において、資金の余裕は心の余裕です。社長がお金の心配ばかりしていては、良い経営はできません。

だからこそ、無理に借入金返済を急ぐより、借り換えなどを銀行と相談して、「経営のことを考える時間を確保する」ことが大切なのです。

今紹介した3つの着眼点は、お金が残る仕組みを作る上で、まず最初に取り組むべきファーストステップとなる考え方です。

会社の規模・業種にもよりますが、実際には、お金が残る仕組みを作るためには、数百から数千のチェックポイントがあります。

ダイヤモンド財務の社長は、お金が残る仕組みを作り、売上が減っても倒産しない会社を作ります。資金繰りに困ることがないので、いつも資金と心に余裕があり、問題が起きても本質的な改善ができています。

ガラス財務の社長は、売上を増やせば、会社は倒産しないと間違った考えをしています。その結果、場当たり的な対策ばかりで、いつまで経っても、お金が会社に残りません。その結果、借入依存・資金不足・赤字体質になっています。

社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。

あなたは今、社長としてどんな未来をつくりたいですか?

 

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

 

 

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社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

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