【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

あなたも「事業は順調なのに、お金が残らない…」「銀行借入が思うように減っていかない…」「経営判断に基軸がないから、迷ってしまう…」と悩んでいませんか?

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自社ビル建設で失敗する社長に共通する考え方

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第189話:自社ビル建設で経営が苦しくなる理由

「舘野先生、おかげ様で今期は予想以上の利益が出たので、前々から検討していた自社ビル建設をしたいと思います。それから、●●銀行さんと▲▲銀行さんも『融資させてほしい』って言ってくれています。投資計画の考え方や、銀行との話の進め方について、相談させてください。」

先日、満面の笑みでご来社されたのは、目下、ダイヤモンド財務化の取り組みを進められている関西地方の2代目社長さんです。

当社は、同族会社と社長の財産管理(お金が残る仕組みづくり)実務の専門機関なので、実に様々な会社経営にまつわるお金の相談ごとが寄せられます。その中でも多いのが今回のような投資に関する経営判断の考え方や、銀行との上手な付き合い方です。

社長であれば、誰しもが日々なんかしらの「決断」を下しているものです。「社長の仕事は、決めること」とさえ言われるぐらいですから、逆に、何も決められていないとしたら、大変厳しい表現になってしまいますが、「社長業」としての実務ができていないのかもしれません。

しかし、だからといって、何でもかんでも「エイヤッ!」で決めてしまってよいというわけではありません。

特に、「数字が苦手…」なタイプの社長こそ、本当に注意しないと「後悔、あとさき経たず」といった状況になりかねません。

好機こそ「財務」を知らない社長が会社を潰す

それから、たいていの場合、「新たな投資をしよう!」と考えるのは、「事業が思いのほか上手くいった時」だったり、その会社の好調を聞きつけた銀行が、「当行に融資をさせてくださいと日参してきた時」だったりするものなのです。

業績も好調で、しかも、銀行も「いくらでもお金を貸します!」という話になってくれば、当然、社長の気も緩みますし、ましてや「悲願の自社ビル建設」だったりした場合には、社長だけでなく、社員もウキウキワクワクするものです。

しかし、ここに大きな落とし穴が潜んでいるのです。

例えば、業務に関連する設備投資をしたり、社内インフラを整えたり、人材教育をしたり、ノウハウや知見を得たりすることなどへの投資は、時間の経過とともに、なにかしらの収益という形で還元されてきます。

したがって、その「将来得られるであろう収益」から、借入金を返済していくことができます。

しかし、自社ビル建設だけは違います。なぜなら、自社ビル建設自体は、「収益に直接貢献しない」からです。したがって、本当に注意しないと資金ショートの元凶になりかねないのです。

「投資」は、会社の未来に直結するものが最優先

自社ビル建設を借金で賄った場合、自社ビル建設そのものは将来の収益に貢献しないので、既存の売上・利益の中から借金を返済することになります。

それも、返済期間に応じて、つまり、将来10年間とか20年間とか、返済期間中ずっと…です。

このようなお話をすると、「自社ビルを建てて何が悪い!」と勘違いされる方もいらっしゃるので、念のため申し上げておきますと、ここで、自社ビル建設自体がダメと申し上げたいわけではありません。

ここでお伝えしたいことは、「自分の会社の未来を数字で語れない段階で、やみくもに投資をしてしまうと、後々、社長自身が苦しくなってしまいますよ…」という話です。

私は、15年以上にわたって、同族社長の会社経営にまつわるお金の悩みを解決するお手伝いをしてきましたが、財務を知らなかったが故に間違った経営判断を下し、自らの手で自社の経営を苦しくしてしまう社長を何人も見てきました。

ここでいう間違った経営判断とは、自社ビル建設だけにとどまりません。あらゆる事業投資があてはまります。

会社の事業規模にもよりますが、数千万円から億単位での事業投資をする場合には、絶対的に財務の視点から見た「投資戦略」と「融資戦略」を踏まえた「数値計画」が不可欠なのです。

それも、銀行や外部の専門家が作った見せかけの計画ではなく、社長自らがアタマに汗を書いて、財務の視点から徹底的に考え抜いた計画であり、戦略です。

あくまでも「投資」は、強く永く続く会社づくりを実現するためにするものです。真に強く永く続く会社づくりを目指すには、継続的な事業投資が不可欠です。それも、会社の経営の質を高めるものであり、既存事業の成功を後押しするものでなければなりません。

あなたの会社には、財務の視点からみた「投資戦略」「融資戦略」がありますか?
 社長として、財務の視点から数値計画が描けていますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

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