【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

「成功する社長」と「会社を潰す社長」を分かつ違い

第200話:「成功する社長」と「会社を潰す社長」を分かつ違い

「舘野先生、ウチの会社は、事業は順調なはずなのに、いつもなぜかお金が残らないんです。気が付いたら銀行に頼ってばかりで、借金もなかなか減っていかなくて…。」先日、社長に就任されたばかりとある2代目社長さんからのご相談です。

多くの社長は、

「事業は順調なはずなのに、なぜかお金が残らない…」

「銀行に頼ってばかりで、借金がなかなか減っていかない…」

「将来に向かっての経営判断に確信が持てず、いつも不安…」

このような会社経営にまつわるお金の悩みを抱えながら、日々、社長業の実務と向き合っているものです。

当社は、同族会社と社長の財産管理(お金が残る仕組みづくり)実務の専門機関なので、実に、様々な会社経営にまつわるお金の相談ごとが寄せられます。15年以上にわたって100名以上の同族社長さんのご支援をしてきたこともあって、いわゆる「同族会社」ではどのような問題が発生しやすくて、どのように解決すると最短距離で成功するのかということだけを、必死に考え抜いてきました。

その中で、多くの同族社長が、「わかっているようで、わかっていない」会社経営にまつわるお金の原理原則があるということに気付かされたのです。たとえば、強く永く続く会社づくりを実現する社長は、「財務思考」がしっかりとアタマの中に根付いています。

財務思考がある社長と財務思考がない社長の違い

 財務思考のある社長は、「売上が増えれば、潰れない会社になる」とは絶対に考えません。なぜなら、会社が潰れるのは、売上が減った時ではないからです。それから、もちろん赤字を出して「赤字決算」になった時でもありません。

では、会社が本当に潰れるのは、どんな時でしょうか?

答えは、「お金が尽きた時」なのです。

だからこそ、もし、あなたが社長として「事業を永続させたい!」「次世代に承継したい!」「潰れない会社にしたい!」と願うのであれば、とにもかくにも、しっかりとお金が残る仕組みづくりをすることが最も重要なことなのです。

この事実を知らないと、冗談抜きで「売上は増えているのに、お金はドンドン減っていく…」負のスパイラルに陥ってしまうのです。それから、財務を知らない社長の多くは、このような勘違いをしているものです。

「税金を払うぐらいだったら、ベンツやクルーザーを買って…」

「お金は借りれる時に、借りれるだけ借りておけば…」

「売上が増えれば、きっと潰れない会社になるはず…」

「利益を出すためには、節約しなければ…」

「投資をするためには、売上を増やさないと…」

「金利がもったいないから、借金は早く返さないと…」

 間違った常識が会社を潰す

 その結果、知らず知らずのうちに「無理な売上拡大」や「場当たり的な資金調達」「間違った節税対策」を繰り返してしまって、気づいたら『借入依存』・『資金不足』・『赤字体質』の負のスパイラルから抜けられなくなってしまうのです。

この事実を軽く考えて、勢いだけで社長を続けてしまうと、確実に、この負のスパイラルの餌食になってしまいます。脅かすわけではありませんが、一度、負のスパイラルに陥ってしまうと、そこから再起するのは、本当に難しいことですし、現実に、そのまま再起できずに会社を潰してしまった社長も数多く存在します。

15年以上にわたって、100人以上の同族社長のお金の悩みを解決に導いてきた財務のプロとして断言します。最も重要なことは、社長自らが未来を見据えた「社長と会社にお金が残る仕組み」を創りあげることにあるのです。

大企業であれば、会社のお金のことをみる人、つまり、財務担当役員(CFO)を雇って、会社のお金のことを任せるという選択肢もありますが、経営資源が乏しい中小企業、特に同族会社の多くは、財務機能が存在しません。だからこそ、同族会社の場合は、社長自らが財務を知った上で社長業の実務を行うべきなのです。

 社長が成功すれば、成幸の善循環が回りだす

 誤解を恐れずに言うのであれば、私は、財務を知らない方で経営が上手くいっている…という社長にお目にかかったことはありません。なぜなら、財務を知らない社長は、「なぜかお金が残らない…」状態から、いつまで経っても抜け出すことができないからです。

ひどい場合には、「いつか自分が会社を潰してしまうのではないか?」「倒産させてしまったらどうしよう?」「社員達が路頭に迷うようなことになってしまったら?」という不安が頭から離れなくなって、夜も眠れなくなってしまうのです。

いうまでもなく、人の命は有限です。

苦しみ続けることに時間を使うのも、成功の階段を上るために時間を使うのも本人の自由です。

それならば、社長として第一線で活躍できる間ぐらいは、「時間」と「お金」は成功するために使っていただきたいのです。なぜなら、多くの社員や家族を守る立場にある社長が成功すれば、社長を取り巻く周囲も自ずと潤い、精神的にも経済的にも豊かに成長発展していくからです。会社が潤えば、地域経済も活性化していきます。

つまり、社長の成功は、周りの環境に「成幸」の善循環をつくるのです。

ダイヤモンド財務の社長は、理想の未来に近づくための「次の一手」に時間とお金を使います。

ガラス財務の社長は、過ぎ去った過去と比較して、ただただ悩みつづけます。

あなたは、周囲の成幸に繋がる「次の一手」に集中できていますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント

舘野 愛

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~同族会社と社長一族の「財産管理実務」の専門家~

社長と会社にお金を残す仕組み「財務コンサルティング」

「ダイヤモンド財務」のユメリアコンサルティング株式会社

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