【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 銀行対策・銀行融資

当コラムは、「事業は順調なのに、お金が残らない…」「会社のお金の流れがわからない…」「経営判断の基軸になるものがない…」「税金からお金を守りたい…」「銀行対応で失敗したくない…」「無策なままの相続対策を何とかしたい…」このようなお悩みを抱えた同族会社のオーナー社長・2代目社長のための専門コラムです。(毎週水曜日更新)

2代目社長が知っておくべき銀行対応の考え方

第182話:2代目社長が知っておくべき銀行対応の考え方

「舘野先生、先日、銀行の担当者がやってきて、『ぜひ当行が融資をするので、新規出店をしてみませんか?』って提案を受けたんです。紹介された物件の立地はまあまあいいですし、銀行がお金を貸してくれるっていうし…。正直、迷っているんです。」とある店舗型の事業を複数展開している、二代目社長さんからのご相談です。

当社は、同族会社と社長の財産管理(お金が残る仕組みづくり)専門機関なので、会社経営にまつわるお金の相談ごとが毎日のように寄せられます。特に、3月の今の時期は、金融機関側の決算のタイミングということもあって、社長さん方から、実に様々なご相談が寄せられます。

当社では、その会社が置かれている個々の状況やステージ、ダイヤモンド財務化に向けた財務戦略を踏まえて、社長さん方に個別にアドバイスを常々させていただいているのですが、そもそも、当社がご支援している社長さん方に、多くの銀行から『お願い営業』が寄せられるのには、明確な理由があります。

それは、当社では、ダイヤモンド財務の究極のカタチとして『4C経営』を提唱しており、当社のコンサルティングを終えられた社長さんは、みな、5年後、10年後の『4C経営』を目指して、日々努力をされているからです。

『4C経営』とは、具体的には、下記の4つのキャッシュ戦略から成り立つものをいいます。

①外部資本に頼らない経営状態である(自己資本比率70%以上)
②最小の元手で最大の利益が稼げる(ROA10%以上)
③三年間売上ゼロでも潰れない構造である(固定費3年分の内部留保)
④いつでも新規事業投資ができる(常に三行以上の金融機関が応援)

強い財務の会社には、銀行だけでなく、取引先や社員が自然と集まってきます。

ほんの数年前までは、日々の資金繰りや会社のお金のことなどのいわゆる「戦術」レベルのことで、ただただ時間とお金を浪費していた社長さんであっても、実際に、ダイヤモンド財務化が進めば、未来に向かってどうやってお金を残して増やしていこうかという「戦略」レベルのことを考えられるようになります。

社長が財務を「戦略」レベルで考えられるようになると、成功の確度と、そのスピードが格段にアップしていきます。私は、これまで多くの社長が「財務」を戦略レベルで考えられるようになったことで、経営の質を高め、ワンランク上の経営を実現していく姿を目のあたりにしてきました。

強い財務の会社になって、社長自身が財務戦略を考えられるようになれば、経営の自由度を高めるだけでなく、あらゆるものが善い方向に回り始めます。その中の一つとして、もっともわかりやすいのが、金融機関側の態度です。

強い財務の会社ほど、金融機関側からしてみれば、『もっとお金を貸したい!』『この会社ともっと取引したい!』と思うのは当然のことであって、銀行の担当者からしてみれば、なんとかしてお付き合いをしたいと考えるのは、当たり前のことです。

複数の銀行担当者からのお願い営業が多く寄せられること自体は、その会社が世間一般の会社から比べてより良い状態にあることの表れなので、決して悪いことではありませんし、自社の将来的な融資戦略を考える上で、プラスに働くことは間違いありません。

ただし、大切なのは、その先の話です。

どんな状況下においても、社長自身が財務戦略を持たず、その財務戦略に沿った融資戦略がなければ、銀行側のペースに巻き込まれてしまいます。極論を言えば、「薬」にも「毒」にもなるのです。

実際に、多くの社長が、「ただなんとなくお金がなくなってきたから…」「支店長が来て、どうしてもって頼まれたから…」という理由で、「場当たり的な資金調達」や「銀行のいいなり融資」の落とし穴にハマってしまっているのです。そして、その多くは、怖いことに社長自身、その事実に気が付いていません。

銀行は、会社にとってみれば、お金の仕入先です。だからこそ、会社を守るためにより良い条件で取引をするにはどうしたらいいのかという発想を持たなければならないのです。

つまり、社長自らが、「どのタイミングで、どのような条件交渉を仕掛けるべきなのか?」という融資戦略を社長自身が持たなければならないのです。

なぜなら、自社の永続的成功繁栄を実現し、社員と家族の未来を守るためには、社長自身が財務戦略を持つこと、そして、その財務戦略に沿った融資戦略を実行することが最も重要なことだからです。

あなたの会社には、5年後10年後の未来を確実なものにする財務戦略がありますか?
ダイヤモンド財務で、永続的な成功繁栄を実現してみませんか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛

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~同族会社と社長一族の「財産管理実務」の専門家~
社長と会社にお金を残す仕組み「財務コンサルティング」
「ダイヤモンド財務」のユメリアコンサルティング株式会社
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