【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す財務

当コラムは、「事業は順調なはずなのに、なぜかお金が残らない」「節税して税金から『会社』と『財産』を守りたい」「銀行対応で失敗したくない。借金を減らしたい」「無策なままの事業承継・相続対策。将来が不安」とお考えの同族会社のオーナー社長・二代目社長向けのコラムです。
「お金を残す財務」「節税対策・税金対策」「銀行対策・銀行融資」「事業承継・相続対策」に関する気づきやヒント、エールをお伝えします。(毎週水曜日更新)

お金を残す社長が知っている財務の原理原則

第165話:お金を残す社長が知っている財務の原理原則

「舘野先生、ウチの会社はちゃんと黒字で利益も出ているのに、なぜかいつもお金が残らないんですよ。気が付いたら銀行からお金を借りることばかり考えてしまっていて、すごく不安なんです。」昨年社長に就任したばかりの、中部地方にお住まいのとある二代目社長さんからのご相談です。

「売上さえ増やれば、潰れない会社になるはずだ・・・」
多くの経営者は、このように考えます。しかし、それは、間違いです。あくまでも財務が岩盤だからこそ、事業を自由自在に操れるから、結果として潰れない会社になるのです。つまり、結果としての財務ではなく、財務中心の会社づくりこそが、事業永続のためのキーポイントなのです。

真にお金を残し、儲かって潰れない、利益を出してお金が残る強い財務体質を築くために、当社では、絶対的な手順と、見落としてはいけない幾多のチェックポイントに注意を払いながら、財務を磨き上げる具体策を日々お伝えしているのですが、社長さん方のお話を伺っていると、ほとんどの方が見落としているチェックポイントがあるということに気付かされます。

具体的にどうゆうものかというと、ほとんどの社長さんが「自社の必要利益がいくらなのか?」という点について認識がない、あるいは認識が薄いという点です。

簡単にいうと、必要利益は、税金や借入金の返済をしても、内部留保がちゃんと増えていく利益のことをいいます。

よって、この必要利益がしっかりと稼げていない場合は、たとえ損益計算書上利益が出ていても、税金の支払や借入金の返済で資金が苦しくなっていってしまうのです。万が一、必要利益以上の借入金返済を毎月行っていたとしたら、当然資金繰りは苦しくなってしまうのです。

税金は儲けた利益から払いますし、借入金は、儲けた利益から税金を支払い、その上で残ったお金から返済をします。しっかりとお金を残して将来の成長発展につなげたいと願うのであれば、社長は、会社経営にまつわるお金の原理原則を知っておかなければならないのです。

「ウチの会社は、どれぐらいの売上がないとダメなのか?」
「どこまでの売上減少なら、ウチの会社は潰れないのか?」
「手元に残ったお金は、どのように使うと最も効果的なのか?」

会社を成長させる社長は、実現したい未来から逆算して、今手元にあるお金を最も効果的に使っていきます。その上で、自社にもしものことがあった場合に、どう経営の舵取りをしていくのかのリスクヘッジに関しても余念がないものです。

「社員へのボーナスや昇給など、どのように処遇を改善していくのか?」
「機械設備や新規出店等の事業投資は、どのタイミングで行っていくのか?」
「3年後、5年後、10年後、どれぐらいの内部留保があったらいいのか?」

未来から逆算してどれだけの売上を上げ、費用を払い、税金を払い、そして借入金を返済していくのか。これらを担保できる利益はいくらなのか。そして、これはどの事業部・部門・店舗からそれぞれいくらづつ稼ぐ必要があるのか。

これらは全て数字情報の裏付けがあってこそ、実現できる世界であり、そのためには財務中心の会社づくりが必要不可欠なのです。今回の「必要利益」の話は、財務中心の会社づくりのほんの入口にすぎませんが、財務中心の会社づくりが出来ていない会社にお金が残ることは絶対にありません。

誤解を恐れずにいえば、社長が財務を知らない会社は、いつ潰れてしまってもおかしくないのです。逆を返せば、社長が財務を知っている会社は、どんな不測の事態が起きたとしても潰れることはないのです。

あくまでの社長の仕事は、会社の未来を創ることです。

「どうやって利益を出して、お金が残る財務体質にするのか?」「どうやって儲かって、潰れない会社にするのか?」ということを考えるのが今あるお金をどうやって残し、増やしていくのか?」を考えるのが社長の本当の仕事です。

あなたの会社には、お金が残る仕組みがありますか?
未来を創造する財務戦略で、永続的成功繁栄を目指しませんか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛

———————————————————————————————
社長と会社にお金を残す「財務コンサルティング」
2代目社長のための事業承継・銀行融資・節税対策なら
「ダイヤモンド財務」のユメリアコンサルティング株式会社
———————————————————————————————