【専門コラム】ダイヤモンド財務^®の着眼点 お金を残す経営財務

あなたも「事業は順調なのに、お金が残らない…」「銀行借入が思うように減っていかない…」「経営判断に基軸がないから、迷ってしまう…」と悩んでいませんか？

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年始こそ社長が取り組むべきこと

2020/01/14

第276話：年始こそ社長が取り組むべきこと 

「舘野先生、ウチの会社は米中貿易摩擦の影響もあって、昨年はとても苦しい１年でした。経営が苦しくなってから財務強化するのではなく、大変な状況に陥らないために財務強化する。本当に重要なことですね。」目下、財務中心の会社づくりに邁進しているとある東北地方の2代目社長さんがしみじみとおっしゃった一言です。 

当社は、同族会社と社長の財産管理（お金が残る仕組みづくり）専門機関なので、会社経営にまつわるお金の相談ごとが毎日のように寄せられます。 

経営も順調で、より一層の成功を手にするために当社の門戸を叩く社長さんもいらっしゃれば、逆に、現状を打破するためのヒントを探し求めて当社の門戸を叩く社長さんもいらっしゃいます。実に、千差万別です。  

潰れない会社に共通している社長の考え方 

どんな業種であっても、どんな事業を営んでいたとしても、経営が上手くいっている会社もあれば、その一方で、経営が上手くいっていない会社も存在します。その背景には、経営環境が良い業種・事業領域もありますし、経営環境自体が厳しい業種・事業領域も存在します。そこには複雑な要素が絡み合っています。 

個々の業種・業態によって事情は異なるのは当然のことです。陣頭指揮をとる社長も異なってきますし、そこで働く社員も異なってきますから、二つとして同じ会社は存在しないからです。 

しかし、当社では、これまで多くの社長さん方のご支援をしてきましたが、益々の飛躍を遂げていく社長さんには、ある共通点があるということを実感しています。それは、いってみれば「潰れない会社の社長の考え方」といってもいいかもしれません。 

それは、どんなことかというと、経済環境や業種・業態をイイワケにするのではなく、そこから一歩進んで、社長自らが意図して「どうしたら、もっと豊かに成長発展できるか？」ということを財務の視点で、定期的に考える習慣を持っているということです。 

財務の視点から定期的に会社の未来を考える習慣を持っている社長は、自ずと思考回路が「未来を創る」という視点から逆算して、「今、どんな打ち手を打つべきか？」を考え、実践する習慣が身についていきます。 

したがって、そもそもの「打ち手」の数が時間の経過とともに増えていくのです。数字で具体的に裏付けのある「打ち手」の数が増えていけば、当然、自社の事業そのものが強く、そして、しなやかなものに育っていきます。 

変化は恐れるものではなく、使いこなすもの 

かの有名なPドラッガーの言葉の中に「変化はコントロールできない。できるのは変化の先頭に立つことだけである。」というものがあります。 

変化の時代を乗り越える唯一の方法は、あえて変化の先頭に立ち、変化の生み手になることであって、逆に、それが出来なければ、変化に淘汰される…とも言えます。 

同族会社の多くは、地域経済の根幹を支える重要な責務を担っています。だからこそ、変化に翻弄される存在ではなく、むしろ、前向きな変化を起こす先頭に立たなければならないのです。逆に、それが出来ないと、時代の変化についていくことが出来ず、気が付いた時には淘汰されていた…という状況に陥ってもおかしくはないのです。 

ここで大切なことは、社長自身が自社の財務状態を数字で具体的に理解した上で、未来を創るための一手を打つことです。自社の財務を数字で掘り下げていけば、自ずと「攻める経営」「守る経営」「捨てる経営」のヒントが浮き上がってきます。 

もし、自社の数字データをみても何もピンとこないようであれば、それは、経理担当者や税理士の責任ではありません。厳しいようですが、あえて申し上げます。それは、「社長」の責任です。社長の実務の中で、事業永続のために最も重要な「財務」の実務が出来ていないの表れであるということに、社長は、気付かなければならないのです。 

ダイヤモンド財務の社長は、時代の変化を自社の成長発展のために活かします。自社の財務データを徹底的に使いこなすことで、時間の経過とともに「潰れない会社」に磨き上げます。 

ガラス財務の社長は、自社の経営が上手くいかないことを時代の変化や経営環境のせいにします。自社の財務データと向き合うことなく、時間の経過とともに「潰れやすい会社」にしていきます。 

社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。もっといえば、会社の未来を創ることです。 

あなたは、社長として、どんな未来をつくりたいですか？ 

ダイヤモンド財務®コンサルタント　舘野　愛

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日本で唯一の「同族会社専門」財務コンサルティング機関

社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

『ダイヤモンド財務®』のユメリアコンサルティング株式会社

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