【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

当コラムは、「事業は順調なはずなのに、なぜかお金が残らない…。」「節税して税金から『会社』と『財産』を守りたい!」「無策なままの事業承継・相続対策。将来が不安…。」「銀行対応で失敗したくない。借金を減らしたい!」とお考えの同族会社のオーナー社長・後継社長向けの専門コラムです。(毎週水曜日更新)

財務を知らない社長が陥りがちな「ある勘違い」とは?

第130話:財務を知らない社長が陥りがちな「ある勘違い」とは?

「舘野さん、自分は先代から引き継いだ会社を大きく成長させたいと考えています。もっともっと売上を増やして、社員もたくさん採用して、立派な自社ビルも建てたいんです。」社長に就任して2年経過されたばかりの、大変経営に前向きな二代目社長の一言です。

社長であれば、誰しも一度は、
「地域ナンバーワン、業界トップ企業の座を勝ち取りたい・・・」
「金融機関に頼らず、事業を自由自在に操れる状態を手に入れたい・・・」
「全社員が夢や希望を持ち、誇りを持って働けるような会社にしたい・・・」
「永続的に地域社会へ貢献できるような、立派な会社にしたい・・・」
と願い、より豊かな成長発展のために日夜努力をされているのではないでしょうか。

私は、常々、「会社経営とは、価値ある技術や商品・サービスを世の中に提供して雇用を創出し、地域経済を活性化する最大の社会貢献である」という風に考えておりますので、前向きな目標や夢を持った社長さん方にこそ、ぜひ、「ダイヤモンド財務」を目指して頂きたいと思い、コンサルティングに専念してまいりました。

当社では、経営に前向きなオーナー社長や二代目・三代目などの後継社長さん方に向けて、永続的な成長発展を支える基軸となる強い財務体質の会社づくりのご支援をしていますが、その一方で、経営に前向きであればあるほど陥りやすい「ある勘違い」があるということを常々感じています。

では、その「ある勘違い」とは、どのようなものでしょうか?

簡潔にいうと、「売上を創る能力」と「お金を残す能力」は、同じものであるという風に考えてしまうのです。しかし、実際のところは、「売上を創る能力」と「お金を残す能力」は、全く別の能力なのです。

多くの経営者や一般的な職業会計人は、「売上が増えれば増えるほどお金も増えて、経営が安定してくるだろうから、きっと潰れない会社になるはずだ」と考えてしまうのです。しかし、実際のところはそうではありません。「売上を増やすこと」と、「潰れない会社になる」ということは、全くもって別次元の話なのです。

会社は、赤字でも潰れません。
会社が本当に潰れるのは、お金が尽きた時です。

それに、経営本来の目的は、突き詰めて考えていくと「お金」を増やすことにあります。したがって、その根本となる「社長と会社にお金が残る仕組みづくり」を積極的に行っている社長だけが、先行き不透明な経済環境下を生き抜くことができるのです。

もし、あなたが、自社の永続的な成長発展を願うのであれば、「あくまでも財務が岩盤だからこそ、事業を自由自在に操れるから、結果として潰れない会社になる」という歴然たる事実を、真に正しく理解しておかなければならないのです。

その上で、社長が絶対的に知っておかなければならないこと、それは、事業永続のためには、「売上を増やすこと」よりも「お金を増やすこと」の方が重要であるということです。

むしろ、売上が増えていたとしても、「お金が残らない!」「利益が出ない!」という風に感じられているのであれば、それは「成長」ではなく、「膨張」であるということに社長自身が気付かなければならないのです。

言葉の通り、「成長」と「膨張」は、全く別のものです。

本当の意味で成長している会社は、「儲かって潰れない」「利益を出してお金が残る」強い財務体質の会社に磨き上げられていきます。社長自らが財務中心の会社づくりを行っているため、自社の目指すべき理想の未来に向かうための明確な財務戦略を持ち合わせています。

さらに、財務のことを心配することなく、必要な時に必要なだけ事業投資ができて、事業を自由自在に操れる状態を手に入れているのです。

その一方で、膨張していく会社は、社長自らが無意識のうちに「売上至上主義」の会社づくりをする傾向にあります。毎日忙しく働いていても「利益が出ない」「お金が残らない」状態から抜け出せず、常に資金繰りに追われ、財務状態も日々悪化していきます。明確な財務戦略がないことから、場当たり的な資金調達や間違った節税対策・過剰投資や無理な売上拡大を繰り返してしまうのです。

そのため、常に、「毎日忙しいのになぜかお金が残らない・・・」「事業は順調なはずなのに、いつも資金繰りが不安・・・」という状態に陥ってしまうのです。

5年後、10年後も強く永く続く強い会社づくりを望むのであれば、社長が真に目指さなければならないことは、「膨張」ではなく永続的な「成長」発展をすることです。そのためには、まず自分の会社のお金に関する状況を社長自身が正確に把握でしておかなければならないのです。

財務こそが、会社の永続的な成長発展を支えるための、社長にとって最も重要な実務なのです。

あなたは、社長として、自社の永続的な成長発展を支える財務戦略を持っていますか?
ダイヤモンド財務で、5年後、10年後も強く永く続く会社づくりをしてみませんか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛
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