【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 資金繰り
あなたも「事業は順調なのに、お金が残らない…」「銀行借入が思うように減っていかない…」「経営判断に基軸がないから、迷ってしまう…」と悩んでいませんか?
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資金繰りで悩む社長によくある3つの誤解
第366話:資金繰りで悩む社長によくある3つの誤解
「舘野先生、今までなぜかお金が残らないままでした。でも今は、どうしていつもお金が残らないのか、やっとわかりました。もっと早く分かっていたら…。」とある山陰地方の2代目社長さんからのご相談です。
当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関(社長と会社にお金が残る仕組みづくり)なので、全国各地より、同族会社の社長さんから会社経営にまつわるお金の悩みのご相談が寄せられます。
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売上が増えても、なぜ資金繰りが苦しいのか
「事業は順調なのに、なぜかお金が残らない…」
「月末になると、資金繰りのことが心配で夜眠れない…」
「目隠し運転で、高速道路を走っているような気分…」
多くの社長さんが会社経営にまつわるお金の問題を解決できずに苦しんでいます。今、あなたはどんな状態でしょうか。
いつの時代も多くの社長さんが悩み苦しんでいるにも関わらず、解決できずにいるわけですが、なぜ多くの社長さんが会社経営にまつわるお金の悩みを解決できずにいるのでしょうか。そこには、大きくわけて3つの誤解があります。
まず、考えられる一つ目の理由としては、本質的な理解がない状態で「表面的な対処療法」に終始していることがあげられます。
今は、本当に沢山のテクニックやノウハウが様々なところで溢れています。あまりにも情報が多すぎて、逆に「何が本物の情報なのか?」がわからなくなってしまうぐらいです。
そのため、ネットや書籍などで溢れているテクニックやノウハウを実践しようと思えば、それなりに実践できる時代になっています。しかし、ここで落とし穴が待っているのです。
華やかなテクニックや派手なスキーム・ノウハウは、表面的・一時的・短期的には、効果が出やすいものです。ところがそもそも社長自身が財務の本質的なところがわかっていなかったり、根本的な課題解決が出来ていなかったりすれば、むしろ逆効果なのです。
いつの時代も「本物」の情報だったり、「本物」の実務だったり、会社の未来を真に良くする取り組みというのは、地味で泥臭いものです。多くの場合、そこに派手さや華やかさはありません。
特に、財務の実務は、本当に地味で泥臭いです。ですが、この地味で泥臭い実務をコツコツ続ける力、つまり「やり抜く力」のある社長ほど、突き抜けた結果を出すものです。
資金繰りの問題が解決できない社長の共通点
それから多くの社長がお金の問題を解決できないままにいる2つ目の理由は、「経営課題の優先順位」を誤解しているからです。
会社経営においては、常に「ヒト・モノ・カネ」の経営課題が存在します。多くの社長は、「売上を増やせば、潰れない会社になるはずだ…」「人を育てて組織作りをすれば、会社は潰れない…」と考え、まず「モノ」「ヒト」の問題を解決しようとします。
しかし、それは間違いです。経営課題には「優先順位」の原理原則があります。あらゆる経営課題の中で、最も最優先して解決しなければならないのは「カネ」の問題です。
この「カネ」の問題を解決しないまま、どんなに売上拡大を図っても、人を育てて組織作りをしても、経営は苦しくなっていく一方なのです。
なぜなら、ヒトを採用するにしても、新規事業を立ち上げるにしても、設備投資をするにしても、会社経営におけるあらゆる取り組みをするにあたっては「お金」が必要不可欠だからです。
逆を返せば、しっかりとお金が残る仕組みになっている会社の場合は、あらゆる経営課題がこの「お金」の力が原動力となって次々と解決していきます。日々、経営の質が向上していくため、益々儲かって潰れない会社へと進化していくのです。
資金繰りの問題は、財務の理解なくして解決なし
最後に、多くの社長がお金の問題を解決できないままにいる3つ目の理由は、「相談相手を間違えている」からです。多くの社長は、会社のお金のことは顧問税理士に聞けば大丈夫、経理スタッフが会社のお金のことは全部わかっていると誤解します。
それは、間違いです。税理士は、あくまでも税金計算の専門家であって、過去のお金の流れに沿って会計処理をして税金計算をするのが仕事です。そのため、99%の税理士は、財務に関しては専門外です。
医療の分野でも外科医と内科医とでは、専門領域が全く異なります。同じ球技でも、サッカーと野球とでは大違いです。ですから、社長はこの事実をよく知った上で「正しい相談相手」を自らの手で探さなければならないのです。
本当の意味で社長と会社にお金を残し、社長も会社も共に豊かに繁栄していくためには、絶対的に財務の実務が必要です。大切なことは、社長自らがその事実を知った上で、社長自身が行動を起こすことなのです。
ダイヤモンド財務の社長は、地味だけど確実に結果につながる本質的な実務を徹底的にやり抜きます。自らの手で信頼できる相談相手を探し、確実に成果を勝ち取ります。その結果、着実にお金が残っていきます。
ガラス財務の社長は、巷にあふれる華やかで表面的なテクニックやスキーム、方法論に飛びつきます。色々な情報を手にして試すものの、いつまで経っても結果が出ません。やればやるほど、お金は減っていきます。
社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。
あなたは今、社長としてどんな未来をつくりたいですか?
ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛
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社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家
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