【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す会社財務

当コラムは、「事業は順調なはずなのに、なぜかお金が残らない」「節税して税金から『会社』と『財産』を守りたい」「銀行対応で失敗したくない。借金を減らしたい」「無策なままの事業承継・相続対策。将来が不安」とお考えの同族会社のオーナー社長・二代目社長向けのコラムです。
「お金を残す会社財務」「節税対策・税金対策」「銀行対策・銀行融資」「事業承継・相続対策」に関する気づきやヒント、エールをお伝えします。(毎週水曜日更新)

成功する次世代経営者の財務中心思考

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第41話:成功する次世代経営者の財務中心思考

「舘野さん、うちの会社は、地元ではそれなりに有名な中堅企業でして、ありがたいことに今のところはどこの銀行さんも大切に扱ってくれています。ですが、そうはいっても、毎年、少しづつ利益がジワリジワリと目減りしていってて・・・。もし、万が一、自分の代で会社を潰してしまったらと思うと、不安で、不安で、もう夜も眠れないんです。」先般ご相談にお見えになられた、ある二代目社長の悲痛な一言です。

当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関のため、日頃から多くの創業社長、後継社長とお会いする機会があります。多くの同族会社は、色々なしがらみや複雑な人間関係の中で経営が成り立っているということもあって、時に、精神的にナーバスになられている方もおられます。ご相談にお見えになる方の中には、社長だったお父様や旦那様の急逝に伴って、経営を引き継がざるを得なくなったという方や、あるいは一度、経営の一線をひいたはずの先代社長が「やっぱり俺がいないと!」ということで会社に舞い戻ってきて社内は大混乱・・・など状況は様々です。

当社は、完全秘密厳守ですから、情報が漏れるということは一切ありません。会社経営のことに限らず、もし苦しい胸のつかえがあれば、ご安心の上、お気軽にご相談頂ければ・・・と常々考えております。

ところで、冒頭の「不安で不安で夜も眠れない」というご相談。経営者は孤独な存在であり、その悩みや責任は、簡単に言い表せるものでもありませんし、何よりも深く、重いものです。さして珍しいというものではないと言われてしまえばそれまでですが、その悩みの原因がお金にまつわることであれば、解決のための具体的なアプローチが存在するのです。

では、なぜ、そもそも「会社経営にまつわる漠然としたお金の不安」あるいは「倒産への恐怖」を感じるのでしょうか?
その原因は、大きく分けて二つあります。一つ目は、「自社の現状を数字でハッキリと理解できていないこと」であり、二つ目は、「自社の将来を数字で語れないこと」に起因しているものです。

逆を返せば、自社の現状を数字でハッキリと理解できて、自社の将来を数字で語れるようにならなければ、いつまで経ってもこの漠然とした会社経営にまつわるお金の不安や倒産の恐怖から解放されることはない・・・ということでもあります。

自社の現状を数字でハッキリ理解出来ていなければ、当然ながら「攻める経営」「守る経営」「捨てる経営」を実践することが難しくなってしまいます。

この「攻める経営」「守る経営」「捨てる経営」が社長として正しく判断ができなければ、場合によっては、ある赤字事業が原因で知らず知らずのうちに赤字ドンドンを垂れ流してしまっていたり、あるいは、逆に、ダイヤの原石のような魅力ある事業に気が付けず、本来は獲得できていたかもしれない利益を喪失してしまったりすることだってあるのです。

私が、日々、多くの経営者と関わらせて頂く中で感じていることは、会社を成長させる経営者ほど、この「正しい経営判断を下すための社長専用のモノサシ」の重要性をしっかりと理解し、手に入れるための努力をしているということです。なぜなら、利益を残し、お金が残る強い財務体質を構築するためのファーストステップだからです。

逆に、会社を衰退させる経営者ほど、「ウチの会社は、そんなことしなくても大丈夫」とタカをくくっていて、多くの場合、売上の数字と預金通帳の残高ばかり追いかけているものです。そのような経営者の特徴は、往々にして、小手先の節税対策や場当たり的な資金調達に一生懸命で、自社の経営状況を数値面から客観的に、定期的に、根本からPDCAで磨き上げていくという視点がなかったりするものです。

時代の流れや経済環境の変化が激しい今の時代は、一つの事業の賞味期限が短くなる傾向にあります。強く、長く続く「本業」もあれば、中には市場の縮小均衡・衰退などにより、撤退を余儀なくされてしまうものだってあるはずです。そのような場合には、如何に早く「攻める経営」「守る経営」「捨てる経営」の判断を下したかどうかで、会社の存亡が決まってくるのです。

「5年後、10年後、自分の会社はどのような方針(戦略)で勝ち残っていくのか?」
「勝ち残っていくための手段(戦術)は、具体的にどのようなものなのか?」

いかなる戦術も、戦略に勝てないとはよくいわれますが、勝つための方程式こそが最も重要であり、お金をしっかり残し、将来に向かってお金を増やし続けていくためには、自社の将来をどのように描き、それに向かってどうやって進んでいくのかを考えていかなければならないのです。そして、それを根底から支えるのが財務なのです。

5年後、10年後、真に勝ち残るための財務戦略がありますか?
事業を通じた夢を実現するためのロードマップがありますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛

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