【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

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経営計画を考える上で不可欠な視点

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223話:経営計画を考える上で不可欠な視点

 「舘野先生、私は、社長に就任してもうすぐ10年になります。経営計画が必要なことはアタマではわかっていますが、なかなかやり方がわからなくて、結局、掛け声だけで終わっています。でも、今年こそ、しっかりとした経営計画をつくって結果を出したいです。」目下、財務中心の会社づくりに取り組まれているとある二代目社長さんの一言です。

 当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関ですので、ありとあらゆる会社経営にまつわるお金の悩みが寄せられます。特に、年初や事業年度の始まりなどは、誰しもが自社の将来に思いを巡らせ、より良い一年にしたいと願う…それは当然のことです。

 世間一般でいうところの「計画」には、「経営計画」だったり「事業計画」だったり、もっと掘り下げていけば、「販売計画」や「投資計画」「資金計画」など多岐にわたります。当社では、独自のアプローチで体系化された「ダイヤモンド財務化計画書」というものをご用意し、どんな会社であっても、5年後10年後の未来がダイヤモンド財務の状態になるよう、そのためのロードマップをつくるお手伝いもしています。

 

 「計画」といっても目的によって様々

 もちろん目的があってこその「計画」なのでどれが良くてどれが悪いというものでもありません。最も大切なことは、「何のために計画を立てるのか?」ということです。つまり、ここで何をお伝えしたいかというと、しつこいようですが、あくまでも「目的ありき」ということです。

 例えば、どんなに立派な見た目で、カッコイイ冊子型のものになっていても、それがちゃんと実行されて、しかも、現実にならなければ、コトバはキツイですが、単なる数字遊びやコトバ遊びにすぎません。『絵にかいた餅』とはよく言ったものですが、世間一般で作成されている「計画」の中には、残念なことに、「最初から実現するつもりがない計画」とか「誰しもが実現できないとハナから諦めている計画」が散見されます。

 では、なぜ多くの「計画」が絵にかいた餅で終わってしまうのでしょうか?

 多くの原因がありますが、最も大きな原因は、作成責任者である「社長」自身がちゃんとアタマに汗をかいて考えていないことに起因します。特に、数値計画については、ほとんどの会社において「売上目標」ぐらい…これが現実なのではないでしょうか。

 売上目標も結構ですが、その前に、自分の会社は、社会に対してどのような使命(ミッション)があって、何を通じて社会に貢献していくのか。そして、その使命を実現するために、会社が大切にしている価値観は何なのかという経営理念だったり、その使命を実現するために、顧客や社員に約束する行動指針がなければ、一体誰がその売上目標を達成しようと思うのでしょうか。

 

 「売上目標」=「経営計画」と勘違いしていませんか?

 ここで大切なことは、使命・経営理念・行動指針などの自社の軸となる基本方針があってはじめて「計画」が現実味を帯びてくる…という事実です。その上で、全社員の夢や希望になるような経営ビジョンをリーダーである社長が掲げること、これこそが最も重要なことなのです。

 さらに、経営ビジョンをより具体的にしたものが、「売上目標」や「利益目標」、絶対に達成したい「経営指標」になるのです。ここで、「数字で会社の未来を考えること」が非常に重要なポイントになってきます。数字目標は、年間計画・月間計画に落とし込んで、その進捗度合いを日々確認しながら、行動に落とし込んでいく。これこそが、最短距離でゴールに到達するための絶対条件なのです。何の目標も持たず、ただ漠然と日々を過ごすだけで経営が良くなるほど、会社経営の世界は甘くはないのです。

 真に計画を現実のものにし、強く永く続く会社づくりをしたいと願うのであれば、社長自身が自らアタマに汗をかき、会社のこと、自分のことと真正面から向き合う覚悟を持つことこそが最も重要なことなのです。そして、それを数字で具体的にした時、初めて「現実にするための計画」になるのです。

 ダイヤモンド財務の社長は、社長自らがアタマに汗をかいてダイヤモンド財務化計画書を作成します。5年後、10年後の未来を数字で具体的に描くことで、ダイヤモンド財務化が加速していきます。

ガラス財務の社長は、絵にかいた餅を外部の専門家に依頼してつくってもらいます。最初から誰も計画達成するつもりがないため、1年後には、その計画の存在自体が忘れ去られてしまいます。

社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。もっといえば、会社の未来を創ることです。

2019年があなたにとって、飛躍の一年になりますよう願っております。

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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日本で唯一の「同族会社専門」財務コンサルティング機関

社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

『ダイヤモンド財務®』のユメリアコンサルティング株式会社

【フェイスブックページ】https://www.facebook.com/yumerea

【セミナー案内】https://www.yumerea.co.jp/seminar_lp

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舘野 愛

この記事の監修・執筆者

舘野 愛(Tateno Ai)

ユメリアコンサルティング株式会社 代表取締役

同族会社専門 ダイヤモンド財務®コンサルタント

法政大学経営学部卒業後、中央青山PwCコンサルティング株式会社、税理士法人みらいコンサルティングを経て現職。財務顧問部の責任者として数多くの同族会社の支援(経営財務・事業承継・企業再生など)に従事。ある同族会社の倒産を目の当たりにした経験から、「財務は会社と社長一族の命運を左右する」と痛感し、日本初の同族会社専門コンサルティング会社を設立。

20年以上にわたり1,300人以上の同族社長を指導。売上や借金を増やさずに1年で手元資金を2倍にした事例や、実質無借金経営の実現、相続税の9割圧縮など、あらゆる角度からお金の悩みを解決する「ダイヤモンド財務®」プログラムを開発・指導している。2017年・2020年には「日本の専門コンサルタント年鑑」で厳選実力者として紹介される。

■ 保有資格

  • 税理士(東京税理士会・登録番号109556号)
  • AFP(認定番号51535999)
  • プロコーチ(GCS認定コーチ・認定番号1406SJ0951)

■ 著書・執筆実績

  • 『社長と会社にお金が残る仕組みの作り方 ダイヤモンド財務戦略』(エベレスト出版)
  • 『同族会社のためのダイヤモンド財務3つのポイント』(日本コンサルティング推進機構)
  • 『企業再編・組織再編入門』(日本実業出版社・共著)

■ メディア掲載・出演実績

  • 日本経済新聞:書籍「ダイヤモンド財務戦略」掲載(2025年12月)
  • 日本歯科新聞(アポロニア21):特集インタビュー掲載(2025年9月)
  • 近代中小企業:3ヶ月連続連載「社長がお金の落とし穴にハマる理由」ほか(2019年)
  • その他:東京商工会議所(東商社長ネット)、海外投資新聞、FM-FUJIなど多数

■ 講演実績

  • 主催セミナー:「新春三大経営戦略」特別セミナー(2026年1月)
  • 商工会議所:岡山、千葉、宇都宮、新潟、富山黒部、群馬渋川、埼玉浦和など全国多数
  • その他:中小企業家同友会(町田、荒川)、民間企業など多数