【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

あなたも「事業は順調なのに、お金が残らない…」「銀行借入が思うように減っていかない…」「経営判断に基軸がないから、迷ってしまう…」と悩んでいませんか?

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後継社長ほど「決断」が困難になる理由

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第244話:後継社長ほど「決断」が困難になる理由

「舘野先生、これまでずっとモヤモヤ悩んでいたのですが、今回、納得のいく決断ができてスッキリしました。」目下、財務中心の会社づくりに奮闘している、とある九州地方の2代目社長さんの一言です。

当社は、同族会社と社長の財産管理(お金が残る仕組みづくり)実務の専門機関なので、実に、様々な会社経営にまつわるお金の相談ごとが寄せられます。会社の数だけお悩みの種類も多種多様…といったところですが、その中でも、2代目社長・3代目社長などの後継社長から多く寄せられるご相談ごとがあります。

2代目社長さんや3代目社長さんの場合には、最初からたくさんの資産や負債、社員やその家族、取引先を背負っての船出になりますから、その重責というのは、言葉では言い表せないぐらいに重いものです。そんなこともあって、よく社長さん方からは、「目隠し運転で、高速道路を走るような感覚」だったり、「暗闇の中をさまよい続けるような不安」など、その心情についてお話をうかがいます。

決断こそ、社長の仕事

社長さん方から多く寄せられるお困りごとの中でも、特に、多いのが「経営判断」に関するご相談です。具体的には、「どうやって、経営判断を下したらいいのかわからない…」「経営判断の基軸になるようなものがないから、いつも迷ってしまう…」「自信を持って決断ができるようになりたいが、どうしたらいいかわからない…」といった、一言で言うと「決められない」ことに対する自分自身へのいら立ちです。

いうまでもなく、社長の仕事は、「決断すること」にあります。社長が然るべきタイミングで、正しい決断を下せない会社は、いつまで経っても「その場しのぎ」・「成り行き任せ」の状態から抜け出せません。

ところが2代目社長や3代目社長の場合には、社長になった瞬間からたくさんの資産や負債、取引先や従業員を背負っての船出になりますから、決断をするにあたっては「しがらみ」が根底に深く根を張っているというケースが多々あります。そんなこともあって、なかなか一筋縄ではいかないものなのです。

 創業社長の場合は、ゼロから事業を立ち上げて、何のしがらみもない中で自由に会社を成長させてきたという方が大半です。それに、良くも悪くも、決断の結果は、社長である自分自身に跳ね返ってきます。したがって、自ら創業した社長なら、自ずと腹のすわりとでもいいますか、社長としての覚悟が自ずと備わっていますので、スパッと決断できる方が多いものです。

 しかし、後継社長の場合は、そう簡単にはいきません。後継社長の場合は、良くも悪くも創業社長から受け継いだ事業基盤が既にあり、様々なしがらみの中で経営の舵取りをすることを余儀なくされます。したがって、決断をするにあたっての、そもそものベースが創業社長の場合と大きく異なってくるのです。

 さらに、「成り行きでそのまま社長に就任した後継社長」や「他に引き受け手がいなくて渋々社長をやる羽目になってしまった後継社長」の場合は、さらにハードルが高くなります。

 

社長の決断こそが、会社の未来を変える

ここで言えることは、決断を先送りすればするほど社長である自分自身が苦しくなっていくということです。もっというと、社歴が長い会社ほど、必ずと言っていいほど「ある二つのこと」について決断を迫られることになります。その時に、正しい決断を下せるかどうか、もっといえば、「正しい経営判断を下すための社長専用のモノサシ」を持っているかどうかで会社と会社の未来が変わる…といっても過言ではないのです。

 まず、一つ目の決断は、事業に関する決断です。創業して30年以上経過しているような場合は、必ずと言ってもいいほど既存事業のスクラップ&ビルドが必要になってきます。その決断を下すためには、まずは、社長自身が「何を守って、何を手放すのか?」を決める覚悟が不可欠です。その上で、「攻める」「守る」「捨てる」経営判断を下していかなければならないのです。

 それから二つ目の決断は、人に関する決断です。同族会社の場合は、同族一族の役員や高齢の古参幹部とどう折り合いをつけていくかという視点が欠かせません。後継社長に代替わりする段階で、一斉にバトンタッチ…となれば話は早いのですが、多くの場合はそうはいかないのです。そうなると、ここでも「何を守って、何を手放すのか?」を社長自身が明確にしておかない限り、前に進めなくなってしまうのです。

大切なことなのであえてお伝えしますが、何事においても「手放す勇気」を持たない限り、本当に守りたいものは、守れないということです。ここでいう手放すこととは、過去からのしがらみや執着、固定観念、思い込みなど、あらゆるものを含みます。時代の変化に上手に対応している会社ほど、よくよく見てみると、しなやかに変革し続けているものなのです。

ダイヤモンド財務の社長は、決断することから逃げません。早く正確な経営判断を下すために「攻める」「守る」「捨てる」経営判断のモノサシを持ち、覚悟を持って決断します。

ガラス財務の社長は、決断することから逃げるのが上手です。「今までずっとそうだったから…」「今までのやり方は変えられない…」「そのうちきっと、よくなるはず…」といいます。

社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。もっといえば、会社の未来を創ることです。

あなたは、社長として、会社の未来をつくれていますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

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