【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 事業承継

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同族社長と同族社員の関係

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第390話:同族社長と同族社員の関係

「舘野先生、父親から妹と弟を社内に入れるように言われています。妹を経理の責任者に、弟を営業の責任者にして、ゆくゆくは役員にするようにとのことなんですが…。」とある関西地方の3代目社長さんからのご相談です。

当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関(社長と会社にお金が残る仕組みづくり)なので、全国各地より、同族会社の社長さんから会社経営にまつわるお金の悩みのご相談が寄せられます。

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後継社長の悩みのタネ

同族会社の場合、後継社長からみて叔父・叔母といった親戚が、役員として入っていることがあります。後継社長にとっては、父親である社長には言いづらいことも、適度な距離感で話せる存在は貴重であり、頼りになる場面も多いでしょう。

ところが、いざ後継社長が会社を引き継ぐタイミングになると、親戚の存在がネックになる場合があります。50代、60代になっても、バリバリ働いて、会社のために後進の育成などに取り組んでくれれば問題はありません。

しかし、残念なことに「定年まで今のままでいい」「新しい取り組みや面倒ごとは、とにかく反対」など、社長の意見に反対する困った人材も出てくるのです。

後継社長が一番頭を悩ませる存在が、この「働かないオジサン」「働かないオバサン」をどうするか…という問題なのです。

当然ですが同族会社なので、会社を一歩出れば親戚付き合いがあります。そのため、閑職に追いやる、退職を促すなどは相当ハードルが高くなります。

頼りにしていた親戚が社長にとって厄介な存在となる…というのは、なかなかイメージできないかもしれません。しかし、当社は、同族会社専門と看板を掲げておりますので、実にたくさんの社長から、このようなご相談をいただきます。

役割分担を明確にすることが、事業承継のカギ

この問題は、同族企業にとっては世代交代の度に起こり得る問題です。もし、困った存在になりそうな同族社員が社内にいるのであれば、可能な限り、先代社長に事前の根回しが必要です。

具体的には、「先代社長の判断で」困った同族社員と一緒に勇退していただくのです。

もし、先代社長と一緒に勇退してもらうのが難しければ、先代社長から同族社員に対して、役割分担を明確にしてもらうことが重要です。なぜなら、役割分担があいまいになってしまうと、社長よりも発言力が強い同族社員が誕生してしまうからです。

そうなれば当然ですが、社員は社長ではなく、親戚に忖度するようになります。結果として、いびつな組織体系となります。経営の原理原則を知らないにも関わらず、社長の親族というだけで経営に口出しをされては、経営の舵取りなど到底できなくなってしまいます。

そうならないように、同族会社ほど、先代社長が同族関係者に役割や責任の範囲をはっきりと伝えることが大事なのです。

「会社の決定権は、長男の◯◯にある。」

「社内では兄弟ではない。社長と役員は別の立場にある。」

「社長は経営者として、経営の全責任を負う。」

などなど、こういったことを明確にすることは、抵抗があるかもしれません。場合によっては、ワンマンのように見えるかもしれませんが、社長が最大のパフォーマンスを発揮できる環境づくりために、必要なことなのです。

スムーズな事業承継が、事業の発展につながる

同族会社特有の人間関係を軽く考えて、安易に同族社員を入社させたり、ズルズルと雇用し続けたりすると、後々苦しむのは、他でもない「後継社長」です。

これで、経営の責任も同族社員全員でとってくれるならまだしも、経営の責任は社長がたった一人で背負います。金融機関から借入する際の連帯保証人は社長です。仮に会社が倒産した場合、自己破産するのも、たった一人「社長」なのです。

だからこそ、役割分担を明確にし、経営の最終責任は誰が負うのかを同族関係者に理解してもらい、各々の職責を全うしてもらいます。

それと同時に後継社長は、改めて「社長」という仕事の責任の重さを知り、それを受け入れる覚悟をすることで、1つ1つの経営判断に真剣に向き合えるようになるのです。

この点があいまいな状態だと、権利や立場を利用した、社長の足を引っ張る同族社員が出てきてしまうのです。

ダイヤモンド財務の社長は、同族社員一人一人の役割と立場を明確にします。その代わり、社長が経営の全責任を取る覚悟を決め、社長も同族社員も安心して、自分の仕事に集中する環境を作ります。

ガラス財務の社長は、同族社員間の役割分担があいまいです。責任を取るのは社長一人であることが、社長も同族社員もわかっておらず、兄弟喧嘩や親戚が社長の方針に口を出すので、親族関係と会社の業績がどんどん悪化していきます。

社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。

あなたは今、社長としてどんな未来をつくりたいですか?

 

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

 

 

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