【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

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決断できない社長、決断できる社長

第318話:決断できない社長、決断できる社長
「舘野先生、今までずっと悩んでいたことがスルスル解決していって、とても気持ちが良いです。財務って、実は面白いものだったんですね。」とある東北地方の2代目社長さんの一言です。
当社は、同族会社と社長の財産管理(お金が残る仕組みづくり)実務の専門機関なので、実に、様々な会社経営にまつわるお金の相談ごとが寄せられます。その中でも、「自分は財務が苦手…」と思い込んでいる同族社長は、実際のところ数多くいらっしゃいます。
決断できない社長にありがちな弱点
その上で、「自分は財務が苦手…」と思い込んでいる同族社長の多くは、共通してある悩みを抱えていたりするものです。それは、具体的にどのような悩みかというと、「なかなか決められない…」「大事な局面で決断できない…」というお悩みです。
もしかしたら、性格的に優柔不断…という要因もあるかもしれません。しかし、多くの場合は、それ以外の部分に問題が潜んでいます。
具体的には、「決められない」悩みを抱えている社長の話を伺うと、そもそもの大前提として、決断できる状況になかったりするのです。
具体的には、そもそも判断するにあたっての情報が不足していたり、判断するにあたって参考となる情報が間違っていたり、情報を集め信ぴょう性を確認する相談相手がいなかったりするのです。
逆を返せば、決断するにあたっての情報が十分にあって、その情報が正しく、社長が経営判断を下すのに十分なものであれば、「わからないから、決断できない」という何とも悩ましい状況を脱することができます。
決断できる社長が兼ね備えていること
一方で、大事な局面でしっかりと決断できる社長は、特に「未来から逆算して、今なすべきことを決める」という逆算思考が身についています。
自社の未来を数字で財務の視点から描き、そこから逆算して「今自分がすべきことは何か?」「このタイミングでどのような決断が必要なのか?」を常に考えます。
目標設定もしかり、万が一の時の撤退ラインもしかり、すべて逆算で考える財務思考が定着しているので、迷いがありません。常に、思考の出発点が未来からなので、決断にブレがありません。
仮に、多少の軌道修正があったとしても、それは、経営環境などの「前提条件」が変わっただけの話ですから、行き当たりばったり…とは次元の違う話になります。
もし、あなたが「なかなか思うように決断できない…」「大事な局面で決められない…」ということがあれば、それは、そもそもの大前提として、「財務思考」ができていないか、定着していない可能性が高いのです。
今は、日々刻々と経営環境が変化していっています。のんびり悠長に構えていては、時代の大きなうねりの渦に呑み込まれます。そうならないよう社長は、自らのアタマで考え、正しく決断できる体制を整えておくべきなのです。
ダイヤモンド財務の社長は、未来から逆算して、今真になすべきことをキッチリ決断します。
ガラス財務の社長は、なかなか過去の成功体験から抜け出せません。時間だけが過ぎていきます。
あなたは、社長として、会社の未来をつくれていますか?
ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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日本で唯一の「同族会社専門」財務コンサルティング機関
社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家
『ダイヤモンド財務®』のユメリアコンサルティング株式会社
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