【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す財務

当コラムは、「事業は順調なはずなのに、なぜかお金が残らない」「節税して税金から『会社』と『財産』を守りたい」「銀行対応で失敗したくない。借金を減らしたい」「無策なままの事業承継・相続対策。将来が不安」とお考えの同族会社のオーナー社長・二代目社長向けのコラムです。
「お金を残す財務」「節税対策・税金対策」「銀行対策・銀行融資」「事業承継・相続対策」に関する気づきやヒント、エールをお伝えします。(毎週水曜日更新)

潰れない会社づくりに欠かせない財務思考とは

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第107話:潰れない会社づくりに欠かせない財務思考とは

「舘野さん、私は会社を興して以来、ひたすら売上を増やすことばかりを考えてきました。売上さえ増やせば、いずれ経営も安定してお金も自然に貯まっていくだろう・・・と思っていたんです。でも、実際のところはむしろ逆で、売上を増やせば増やすほど、お金の不安が増していく一方です。」以前セミナーにご参加された若手オーナー社長の一言です。

多くの社長は、「売上が増えれば、潰れない会社になる」と考えます。特に、ゼロからイチを築きあげるという創業の苦労をされてきた創業社長の場合は、そもそものスタート地点が新規に顧客を開拓するというところからはじまっていますから、なおさら、売上を増やすことこそが事業存続のためのキーポイントであると考える傾向にあります。

たしかに、自社の商品やサービスを必要としてくれるお客様がいなければ、そもそも事業として成り立ちませんし、そのファンとなってくれるお客様の数を増やしていくことで売上を増やしていくということ自体は、事業を行っていく上で重要なプロセスですから、当然、なくてはならないものです。

しかし、誤解してはならないのは、「売上を増やすこと」イコール「潰れない会社になる」というわけではないということです。

会社が成長するにつれて、今度は、むしろ、売上を増やそうと思えば思うほど、資金が不足するという原理原則に直面することになります。実際のところは、最初から、売上を増やそうと思えば思うほど資金が不足するというこの原理原則を知っている社長はほとんどいません。

したがって、この原理原則に気が付かないまま会社を倒産に追い込んでしまう社長もいれは、実際に直面してみて「このままでは、会社が潰れてしまう!」という健全な危機感を持ち、「売上至上主義」から「財務至上主義」にシフトしていくことで、さらなる成長発展を遂げている社長もいます。

ここで大切なことは、「創業時のゼロからイチを創りあげる努力」と、「5年後、10年後も会社を潰さない努力」とは、全く別個のものである・・・ということに気が付けるかどうかなのです。そして、自社の永続的な成長発展を望むのであれば、社長は「財務」の重要性を知り、財務中心の会社づくりを目指さなければならないのです。

事業永続のキーポイントは、あくまでも「財務」にこそあります。なぜなら、会社を永続的に成長発展させていくためには、継続的な先行投資が欠かせませんし、その先行投資を続けていけるだけの強い財務体質を築く必要があります。さらには、時代の変化や経済環境の逆風に負けない強い会社づくりをするためには、内部留保だって必要です。

つまり、内部留保を厚くしていくためには、財務中心の会社づくりを行っていくことで「利益」を確実に残し、必要十分な「お金」を残し続けるための仕組みが不可欠なのです。

だからこそ、長く成功し続けている社長は、「財務中心の会社づくりが、事業永続のキーポイントである」と考え、日々、財務を強化する努力を人知れずコツコツと行っているものなのです。なぜなら、どんな厳しい経済環境下にあっても、最後の最後に勝ち残るのは強い財務の会社であるという現実を知っているからなのです。

その一方で、
「財務は大企業が考えることで、中小企業には関係ないよ・・・」
「今は財務のことよりも、とにかく売上を増やすことが大事・・・」
「財務は、日々の経営の結果。だから、どうしようもないのでは・・・」
と考える社長もいます。

しかし、実際のところはそうではありません。経営資源の限られている中小企業、特に同族会社こそ財務中心の会社づくりを、社長自らの意思で行うべきなのです。財務は、あくまでも社長自身の意思で創るものであって、結果の産物ではないのです。

財務を人間のカラダに例えるのなら、強い財務体質をつくることは、人間のカラダでいうところの、風邪をひきにくく病気になりにくい強い肉体づくりをつくるようなものです。風邪や病気になってからカラダを大切にしなければ・・・と考えても遅いのです。

だからこそ、優れた経営者ほど、健康管理を重視し、定期的な健康診断を受けることで自分自身の健康状態を正しく把握しますし、病気の早期発見・早期治療に熱心だったりします。それは、病状が進行してから様々な治療を検討しても、最終的には選べる選択肢が減り、また、治療のための時間やお金が多額にかかってしまうということを知っているからです。

あなたは、社長として「財務を創る」ことが出来ていますか?
財務中心の会社づくりで、永続的な成功繁栄を目指してみませんか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛

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