【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務
あなたも「事業は順調なのに、お金が残らない…」「銀行借入が思うように減っていかない…」「経営判断に基軸がないから、迷ってしまう…」と悩んでいませんか?
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決断できない2代目社長の共通点
第213話:決断できない2代目社長の共通点
「舘野先生、私は社長に就任してちょうど一年目なのですが、何か経営判断をしようと思うと先代社長や古参幹がアレコレ口出ししてきて困っています。周囲の意見に振り回されないで、自分なりに納得のいく経営判断を下せるようになりたいんですが…。」目下、財務中心の会社づくりに励まれているとある2代目社長さんの一言です。
当社は、同族会社と社長の財産管理(お金が残る仕組みづくり)実務の専門機関なので、実に、様々な会社経営にまつわるお金の相談ごとが寄せられます。その中でも、2代目社長や3代目社長さんなどのいわゆる後継社長さんからのご相談が数多く寄せられます。
創業30年、50年、100年…と聞くといわゆる「老舗企業」をイメージしますし、なんとなく聞こえ自体は良いのですが、実際のところ内情はたいへん…という会社さんが意外と多いものです。かくいう私自身も、日本有数の老舗企業が「今はまだ大丈夫…」「そのうちきっとよくなる…」「銀行になんて言われるか…」などと言い続けているうちに、いわゆるユデガエル状態になっていく姿を、何度となく、目のあたりにしてきました。
よく、「自分は健康だから大丈夫」といって定期的な健康診断を受けず、痛みを感じて病院に行ったら悪性の腫瘍が出来ていて、治療が出来ないほど悪化していた…こんな話をよく耳にします。人間の体に限らず、企業経営においても同様で、早期発見・早期治療をしていれば、事態が悪化する前に完治できるケースが多いものです。
むしろ本当の問題は、「社長自身がその事実に気付けるかどうか」にかかっているのです。
言い換えれば、会社経営においても、自社の状況をタイムリーに正しく把握できている社長と、そうでない社長の間には、経営判断の「スピード感」と「正確性」に天と地ほどの差が出てくるのです。
会社を潰す社長と会社を潰さない社長の違い
具体的にいうと、正しい経営判断をタイムリーに下せる社長というのは、自社の経営状態を数字で正しく認識するとともに、その善後策について、正しい数字情報をタイムリーに抑えて、経営のPDCAサイクルの回転を速めていくことが上手です。
具体的には、、例えば、「Aの事業は、今後もっと市場の拡大が見込まれるから、先行投資を多めに割り振ろう・・・」とか、「Bの事業は、なぜこんなに高コスト体質なのだろうか?○○費と○○費のバランスは適正なのだろうか?」とか、「Cの事業は、売上も減少傾向にあって利益も出ずらい収益構造だ。もっと経営効率を高めるための具体策を練ろう。場合によっては、撤退も視野にいれなければならない。」など、数字で具体的に自社のビジネスを理解しているものなのです。
決断できない社長の共通点とは?
決断できない社長は、自分の会社の「数字」を見ないで経営をします。その結果、限りある貴重な「時間」と「お金」を無意識のうちに、ただただ浪費してしまうことになります。会社によっては、数千万円単位だったり、ひどい場合には、億単位だったりします。しかし、それにも関わらず、多くの場合は、その事実にさえ気が付いていません。私は、コンサルティングの現場で「もったいない」とお伝えすることがあるのですが、それは、どうゆうことかというと、磨けばもっともっと良くなる会社なのに、誰もそれに気が付かないで時間とお金を浪費してしまっていることがあるからです。
社長は、どんなときでも「変革のリーダー」であり続けなければなりません。そして、社長自身が自らの意思で失敗しない経営判断を下すためには、「正しい経営判断を下す社長専用のモノサシ」が絶対的に欠かせないのです。決断できない社長の多くは、この「正しい経営判断を下す社長専用のモノサシ」がない、あるいは、その必要性を知らないのです。経営判断を下すための基軸になるものがないから、なかなか決められず、みすみすチャンスを逃してしまったり、最悪の場合は、間違った経営判断を周囲の言葉に流されて下してしまうことだってあるのです。
特に、歴史のある老舗企業の後継社長こそ、自分の目で、自社の状況を正しく把握できるようにしておかなければ、周囲の雑音に惑わされて、自社が置かれている客観的な状況を見失ってしまいます。さらに、多くの場合、これらの雑音というものは、人間本来が持っている「変わりたくない」「今のままがラク」という現状維持思考だったり、自分自身の利権を守るための「もしもの時に責任を問われたくない」「とりあえず向う数年自分さえよければ」という自分本位のストーリーに上手に脚色されているものなのです。
特に、二代目社長、三代目社長の場合は、目隠し運転で高速道路を走るような感覚とはよくいったもので、社長就任時こそ、早期に「自社の経営状況を自分の目で正しく把握できるようにする」とともに、「正しい経営判断を下すための社長専用のモノサシ」をつくるべきなのです。
時代の変化や経済環境の逆風に負けない強い会社づくりができるのは、あくまでも社長です。会社の進むべき方向を決められるのは、あくまでも経営の全責任を負う社長しかいないのです。
ダイヤモンド財務の社長は、自らの経営判断が会社の未来をつくると考えます。そのためには、具体的に「どうしたらできるか?」を抜きます。そこには、社長として会社を守る本気の覚悟があります。
ガラス財務の社長は、できない理由を上手に説明します。「○○さんがこういっているから…」「今はたまたま〇〇なだけ…」人や環境に責任転嫁をします。そこには社長としての本気の覚悟がありません。しかし、最終責任を負うのは、他でもない社長自身です。
あなたは、社長としてどちらの道を選びますか?
ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛
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社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家
『ダイヤモンド財務®』のユメリアコンサルティング株式会社
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